CBDやCBDオイルで冷え性が改善できる?根本原因への作用を解説!

CBDやCBDオイルで冷え性が改善できる?根本原因への作用を解説!

多くの女性が一年中悩んでいる冷え性の正体は血行不良です。非常に幅広い作用があることで知られているCBDやCBDオイルは冷え性を改善できるのでしょうか。本記事では、冷え性のメカニズムやCBDやCBDオイルの血行への作用について解説します。

そもそも冷え性の原因とは?なぜ冷え性が起こるのかを解説!

冷え性とは、体温調節機能が何らかの理由でうまく働かなくなることによって引き起こされます。

正常に体温調節が行われると、暑さを感じる時は末梢血管が拡張されて体表近くに暖かい血液を集中させることで熱を体外に逃します。

反対に、寒さを感じる時には皮膚の末梢血管を収縮させて暖かい血液を内側に閉じ込めることに加えて、全身の筋肉を震わせることでさらに多くの熱を発生させます。

しかし冷え性の方の場合、暖かい時期や気温に合わせた衣服を着用して温度調節をしているにも関わらず、身体の一部の末梢血管が拡張されずその部分に暖かい血液が流れなくなり冷えを感じます。

しばしば混合されがちですが、平熱が35℃代の「低体温」は冷え性とは別物です。

全身の体温が低ければ必然的に手足も冷たくなる可能性は高いですが、手足が冷たい人は必ずしも低体温というわけではなく、むしろ熱を外にうまく逃がすことができずに暑さを感じていたりすることもあります。

このように、身体の一部のみに血行不良を起こして冷たさを感じさせる原因は何であるのかを見ていきましょう。

筋肉が少ない・脂肪が多い

筋肉はエネルギーを熱に変換する身体最大の臓器であり、さらに血流を全身に送るポンプの役割があります。

冷え性は女性の方に多く見られますが、その理由の一つとして女性の身体には筋肉がつきにくく脂肪が多いことがあげられます。

また、体脂肪率が高い肥満の方は暑がりというイメージがあるかもしれませんが、実際脂肪組織には血管が少ないため暖かい血液によって熱を伝えにくく、一度脂肪組織が冷えてしまうとなるとなかなか温かくなりません。

そのため、筋肉が減って脂肪が増加しやすい30歳代以降の女性は、暑さを感じている時ですら脂肪が多いお腹周りや下半身を触ってみるとその部分だけ冷たいと感じる方は多いのではないでしょうか。

女性に多いこのタイプの方は熱を作り出すことができないうえに、筋肉によって暖かい血液を全身に送ることができないため、心臓から遠い手足や下半身、脂肪がつきやすい腹部(胃腸)などが冷えやすくなります。

自律神経系・ホルモンの乱れ

自律神経系は生命維持に欠かせない心拍や呼吸などの機能に関わっている神経ですが、体温調節もまた自律神経によって調節されています。

自律神経系のうち交感神経が優位に働くと、身体に緊張がもたらされ、あまり生命維持において重要ではない血管を収縮して血流量を減らします。そして、心臓を活発に働かせ脳や筋肉などに血液を集中的に送ります。

そのため、普段からストレスを感じることが多い方は交感神経ばかり優位になっており、顔や心臓に近い部位は汗をかきやすいのに手足は冷たかったり下痢や便秘などに悩んでいたりする方は多いのではないでしょうか。

また、自律神経系と女性ホルモンは脳の同じ部位でコントロールされています。

そのため、自律神経が乱れると女性ホルモンに影響が出たり、反対に生理前症候群(PMS)や更年期障害などで女性ホルモンのバランスが大きく変わる時期は自律神経症状として身体の冷えが現れやすくなります。

運動不足

運動は全身の血行を改善する上で非常に重要な役割があります。

特に普段デスクワークが中心の方は注意が必要です。下肢に血栓ができるエコノミークラス症候群はよく知られていますが、座りっぱなしの状態では心臓から遠い下半身の血流が滞りやすくなります。

そして、下半身の血流量が減少することに反比例して心臓から近い上半身の血流量が増加するため、顔や手は火照っているのに足先だけが冷たいというタイプの冷えが生じます。

食事・嗜好品

冷たいデザートや水分を多く含む夏野菜などは食べ過ぎると身体を冷やしてしまい、結果的に血管が収縮して血流が悪くなります。

また、暖かい食事であっても糖質や脂質が多いと動脈硬化を促進したり、血液をドロドロにしたりして血流に影響するため注意が必要です。

また、ダイエットやストレスなどで食事をあまり取らなければエネルギー源がないため身体は熱を作り出すことができません。

反対に、食べ過ぎてしまうと消化のために長時間胃腸に血流が集中し、他の部位への血流が少なくなるためやはり冷えに繋がります。

他にも、カフェインやニコチンなども末梢血管を収縮させる作用があるため、過剰摂取を避けることが大切です。

疾患

高血圧や閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤、鉄欠乏性貧血、レイノー症候群によって、循環血液量が少なくなったり血管が詰まったり、過剰に収縮したりすることで血行障害が起こって身体の一部に冷たさを感じます。

CBDやCBDオイルは冷え性に効果的?冷え性の根本原因にも作用する?

CBDやCBDオイル
CBD(カンナビジオール)とは、産業用大麻(ヘンプ)などの植物から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる生理活性物質です。近年多くの効果・効能が広く知られるようになり世界中で人気が拡大しています。

CBDとともに、ヘンプには主成分であるTHCというカンナビノイドが含まれています。THCは精神を「ハイ」にする成分として知られており、日本を含む多くの国や地域で所持が禁止されています。

CBDとTHCは全く別の身体で作用するため、CBDを摂取しても異常に興奮するようなことはありません。

私たちの身体には、エンド・カンナビノイド・システム(ECS)という全身の身体機能の調節を行う仕組みが備わっています。

ECSは疼痛や炎症、ストレス、不安、食欲不振・増加、不眠など、多くの人が日常的に抱えている様々な症状の改善に関わっています。

ECSは、体内でもともと分泌されているアナンダミド(AEA)や2-AGなどの内因性カンナビノイドが、全身に発現するCB1やCB2などのカンナビノイド受容体を活性化することで機能しています。

ところが、ECSはストレスや病気、加齢などの様々な要因で機能が低下してしまいます。

CBDにはAEAや2-AGを破壊する酵素を抑制する作用があり、内因性カンナビノイドの分泌量が増加することで間接的にECSを活性化します。

それにより、本来ECSがもたらす鎮痛作用や抗炎症作用などが再び機能するようになることで注目されています。

現段階では「冷え性患者」に限定してCBDの効果を検証する研究は行われていません。

しかし、CB1やCB2は冷え性を引き起こす主犯と言っても過言ではない動脈や静脈にも発現することがわかっており、CBDが冷え性(血行不良)に対して何らかの作用をもたらすことは明らかです。

ここでは、CBDによる血管拡張作用、血管収縮を引き起こす要因に対する作用、また身体の冷えによって生じる様々な二次的な症状に対する作用、の3つに分けて考察してみます。

血管拡張作用

末梢血管が収縮・拡張するということは、血圧の変動そのものを意味します。末梢血管が閉じると血液は中枢の血管に集中するため血圧が上昇し、反対に末梢血管が開いて身体の隅々まで血液が行き渡ると血圧は低下します。

血圧の調節には複数の物質が関わっていますが、内因性カンナビノイドであるAEAもその一つです。

健康な身体では、AEAは血圧が下がると末梢血管を収縮して血圧を上昇させ、血圧が高くなると末梢血管を拡張して血圧を下げる役割があります。つまり、CBDを摂取することでその作用を増強することに繋がります。

2017年にイギリスで報告された論文によると、600mgのCBDを摂取した健康な成人を対象にした研究において、平常時の血圧とストレスに反応して上昇した血圧を低下させたことが報告されています。
CBDオイルは血圧を下げるのに効果的?取り過ぎても副作用はない?CBDオイルは血圧を下げるのに効果的?取り過ぎても副作用はない? また、2013年発表の文献より、CBDにはECS以外の神経伝達物質受容体や物質などにも幅広く作用し、複数の経路で血管を拡張することが報告されています。

しかし、CBDの摂取により実際にどの程度各部位の血流量に変化をもたらすかは現段階では明確ではありません。

CBDの身体の特定の部位の血流量を増加させる作用に関する研究では、脳の血流量の観察がメインであり、手足や消化器官などは今のところは報告がありません。

血行不良の原因を改善する作用

全身の血管拡張作用に関するCBDのエビデンスはまだ不十分ですが、CBDは血行不良を引き起こす様々な原因を取り除くことができるかもしれません。

例えば、CBDには冷えの原因となる精神的ストレスを軽減する作用があることが示唆されています。

精神的ストレスを感じると脳内ではノルアドレナリンが分泌され脳を興奮させますが、ノルアドレナリンに拮抗してその分泌量を調節するのは「幸せホルモン」としても知られているセロトニンです。

2005年にアメリカで報告された論文によると、CBDはセロトニン受容体に作用して、抗ストレス作用のあるセロトニンの分泌量を増加させることが分かっています。

そして、セロトニンの分泌量が増えると交感神経にとってのブレーキ役である副交感神経が刺激されるため自律神経系が整ったり、ひいては自律神経系の乱れによって左右されるホルモンバランス正常になる可能性が高いです。

他にも1993年のブラジルで行われた実験より、CBDはストレスに反応して分泌されるコルチゾールというホルモンの分泌を抑制することもわかっています。

コルチゾールには血管収縮作用があるため、コルチゾールの分泌量を減少できるとそれに伴って血管が拡張されることが期待できます。

そして、CBDは血行に影響を与える食事量の調節にも効果的である可能性が高いです。上述したように、食事量は多すぎても少なすぎても血行に影響して冷え性になりやすくなります。

2017年から2018年にかけてニュージーランドで行われた調査により、CBDには食欲を調節する作用があることが分かり、暴飲暴食をしやすい方や食欲不振に悩んでいる方などもCBDを使用してみる価値はあるでしょう。

さらにはCBDには抗酸化作用があるため、血管の拡張性を阻害する要因となる動脈硬化を予防し、血管を健康に保つことにも有効であると考えられます。
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血行不良によってもたらされる症状を改善する作用

冷え性の方は、慢性的な血行不良によってもたらされる肩こりや頭痛、便秘、下痢、指先・足先の痛みなどに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

特に冬は特に手足が冷たくてなかなか寝付けなかったり、睡眠の質が低下することもあるでしょう。

CBDから末梢血管の血流が改善の作用が期待できることにくわえて、CBD自体に鎮痛作用や睡眠を改善する作用などがあるため、症状の改善に役立つ可能性は高いです。
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冷え性予防に効果的なCBD製品とは?CBDの活用法やおすすめCBD製品も紹介!

現在では様々なタイプのCBD製品が販売されていますが、冷え性の方に最もおすすめするのはCBDオイルです。

CBDオイルは、ヘンプから抽出されたCBDの原料を、MCTオイルやオリーブオイルなどのキャリアオイルに溶解した製品で、非常に用途の幅が広いことが特徴です。

最もスタンダードなCBDオイルの摂取方法は舌下摂取ですが、冷え性に効果のあるハーブティーに入れて摂取をしたり、身体を温める作用のある食材を使用した料理に加えることでさらに血行促進も期待できます。

また、首や肩のコリなどをほぐすマッサージをする際に、マッサージオイルにCBDオイルを加えてもマッサージによる血行促進効果をより増強できます。

CBDを皮膚に使用する場合は、CBDが全身に作用することがないため副作用や他の薬との相互作用が起こる心配はありません。

したがって、CBDオイルを使用したくても副作用が心配な方や内服薬がある方などは、CBDを皮膚に塗って使用したり、専用のCBDボディマッサージオイルなどを使用したりすることをおすすめします。

どのようなCBD製品を使用するにしても、CBDは薬ではないため摂取をすればすぐに冷えの改善が保証されるものではありません。

CBDを継続的に毎日摂取をすることに加えて、食生活を改善することや定期的に身体を動かすこと、夏でもなるべく湯船に浸かること、エアコンの風に当たりすぎないようにすることなど、生活を見直すことが非常に大切です。

そして、ただの冷え性だと考えていたら後述するレイノー病や他の血管の病気などが隠れている場合もあります。現段階で日常生活に支障が出るほどに手足に冷たさを感じる場合はすぐに病院を受診しましょう。

生活習慣を改善してCBDオイルを継続使用しても冷えが改善されない場合は、先に病院で医師に相談をするようにしましょう。

アメリカでは医師が冷え性と類似した疾患に対しCBDオイルの使用を推奨してるって本当?

冷え性に対するCBDオイルの効果を検証する研究は現段階ではないと説明しました。

しかし、冷え性と特性が似ている疾患に対して、アメリカの医師や大麻の専門家がCBD含有量が多い医療用大麻を推奨しているという事例があります。

それは、手足の血行障害や痛み、痺れなどが症状として起こるレイノー症候群(レイノー病・レイノー現象)の治療です。

寒冷刺激や精神的ストレスなどによって手足の末梢血管が収縮して皮膚が冷たくなるのは、自律神経の働きによって引き起こされる正常な反応です。

しかし、レイノー症候群の場合は冷たいものに触れたり冷気に当たったりすると、異常なほどに血管が収縮し手足が冷たくなり皮膚の色は青白く変色します。

そして、温まると今度は一気に血管が拡張し、急激に血流が回復するため指先や足先は真っ赤になり痛みやしびれを感じます。

リウマチや強皮症、甲状腺機能低下症など、基礎疾患がある場合は「レイノー現象」と呼ばれ、これらの疾患は30歳以上の女性に多くみられます。

そして、明らかな病気がないにも関わらずこのような症状が現れる場合は「レイノー病」と呼ばれ、現段階では不明なことも多いですが、一般的な冷え性と同じように自律神経の乱れが引き起こすものと考えられています。

レイノー病の発症率は人口の3〜5%前後で、15〜30歳の女性に多くみられます。

レイノー病を引き起こす要因にはストレスや不安、気温、喫煙習慣があったり、女性に起こりやすかったりするなど、全てではありませんが冷え性と共通している要素があります。

ジョージ・ワシントン大学の代替医療センターの指導医であるMikhail Koganは、これまでに様々な疾患の患者に対して高濃度のCBDを含有する医療用大麻を処方しており、効果は見られていたと話しています。

彼は、現段階ではレイノー症候群の患者に対するCBDオイルの効果はエビデンスが少ないことは認めており、CBDの効果に関して断言はしていません。

それでも、レイノー病発症の要因がストレスであれば、ストレスを軽減する作用があると言われているCBDオイルを摂取することで症状を軽減させることは可能であると話しています。

彼の意見は冷え性の方に対しても同じことが言えるでしょう。ただし、レイノー病は急性的な血管収縮が起こることに対し、冷え性の場合は慢性的に血管が収縮状態であるため、全く同じようには作用しない可能性もあります。

あくまでも、血行不良を引き起こす原因を取り除くことができるかもしれないという程度に考えておきましょう。

CBDオイルは量をしっかり守れば副作用を過剰に気にする必要はなく、また医薬品などの副作用と比べて軽微です。

ですが、CBDオイルを摂取する際にはまだ解明されていないことの方が多くあることを念頭に置いて、注意しながら使用しましょう。

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