CBDの鎮痛作用とは?アメリカで話題沸騰中のCBDクリームを紹介

CBDの鎮痛作用とは?アメリカで話題沸騰中のCBDクリームを紹介

CBDは既存の痛み止めの薬と異なる作用で、痛みに働きかける可能性が分かってきており、まさに今、研究開発が進められています。CBDを皮膚に塗布することでニキビを抑えたり、肌を整える効果もありさまざまな用途での使用が期待されています。CBDは、今まさにアメリカで人気沸騰中で、CBDクリームは注目の製品の1つです。

THCとCBDの違いとCBDの効能

CBD (カンナビジオール) は、大麻草等のなかで作られる天然の化合物の一種です。大麻の主要な生理活物質には、このCBDとTHC (テトラヒドロカンナビノール) があります。

両者は非常に似た形の化合物ですが、一般的な大麻のドラッグとしてのイメージはTHCの効果です。

THCを使用することで多幸感や酩酊感を感じ、いわゆるハイになる効果があります。さらに日常的に使用することで精神的依存を生み出します。

CBDにはこのような精神作用や依存性はありませんので、THCとCBDの規制は異なります。CBDは、日本だけでなく多くの国や地域で使用が認められております。

CBDには痛みを抑える効果や不安を和らげる効果、眠気を誘う効果、皮膚の健康を保つ効果などがあるだけでなく、ある種の難治性のてんかんを抑える効果があり、CBDを薬として認可している国もあります。

マリファナの乱用の歴史から、大麻の使用および研究が世界的に制限された結果、大麻の成分の1つであるCBDは長年研究がほとんどされてきませんでした。しかし、CBDは安全性が高いことや有用性が分かってきて多くの研究結果が報告されてきています。

研究成果や研究の要約などの論文はここ10年で報告数は10倍近く増加しています。

CBDの抗炎症作用と鎮痛作用

CBDの痛みを抑える効果について解説します。CBDには、様々な作用がありますが、痛みを抑える効果すなわち鎮痛作用も注目されており研究成果が報告されています。

実際にCBDとTHCが配合されている口腔スプレー薬であるSativexは、疼痛の緩和目的に使用されています。しかし、この薬はTHCによる副作用のリスクが懸念されています。

CBDは、比較的高い濃度でも副作用があまり認められず、鎮痛効果が分かってきているため、新しいタイプの鎮痛薬として注目が集まっています。

CBDを直接口から摂ると肝臓で一部が消化されてしまうため効率がよくありません。そこで痛みがある部位に直接塗る使い方も検討されています。

皮膚から吸収されたCBDは分解されずに痛みや炎症のある部位に直接運ばれて作用することが分かっています。

痛みは、怪我や傷または炎症を起こした部位から出るサイトカインやプロスタグランジンなどの物質が神経に作用し痛みを感じます。

実験動物のラットを用いた研究によると関節炎を誘発したラットにCBDを塗ることで、炎症を起こす物質の1つであるサイトカインなどが抑制されました。

その結果、関節炎による腫れが抑えられ、さらに痛みに伴う行動の減少することが観察されたと報告されています。

CBDやCBDオイルは炎症に効果がある?中毒症状や副作用はない?CBDやCBDオイルは炎症に効果がある?中毒症状や副作用はない?

表皮水疱症に罹患した3人の患者にCBDを投与した臨床試験もあります。表皮水疱症とは、少しの刺激で皮膚がめくれたり炎症を起こす難病で、その治療法は確立されていません。よって今の所、常に生じる痛みと向き合っていかないといけない病気です。

そんな表皮水疱症の患者にCBDのオイルやクリーム、スプレーを塗布した臨床試験の結果、痛みや水ぶくれの減少だけでなく、創傷の治癒を早める効果も確認されました。患者やその家族からは、CBDの外用による副作用は報告されていません。

CBDの鎮痛作用機序と既存の痛み止めの薬との違い

痛みは様々な受容体の活性化を介して伝えられます。体内で最も感度の高い神経受容体の1つであるTRPV1受容体は、実質的にどんな痛みの刺激でも引き金を引くことができます。

このTRPV1受容体は、痛みの感じ方に非常に重要な役割を果たしており、手や足など身体全体の末梢神経系に均等に分布しています。

動物実験での結果で、CBDは、TRPV1受容体を直接活性化することで痛みを感じにくくさせ、神経疼痛を抑えることが示されています。

現在、様々な痛み止めが用いられていますが、多くのドラッグストアや病院で、最も使用されている痛み止めは、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) という種類の薬が入っています。この種類の薬は、痛みを伝えたり炎症を起こす物質であるプロスタグランジンが生成されるのを抑える薬です。

NSAIDsの中には胃腸障害を起こしたり、この薬に過敏な体質の人では喘息発作を起こすこともあります。

CBDによる痛み止めの効果はまだ研究段階で、どの程度の鎮痛作用なのか、どれくらいの量が必要なのか、また長期的な影響などは不明ですが、今のところ目立った副作用は報告されていません。特にNSAIDsが合わない人にとっては新しい選択肢の1つになることが期待されます。

CBDやCBDオイルは痛みを和らげるのに効果的?塗るタイプもある?CBDやCBDオイルは痛みを和らげるのに効果的?塗るタイプもある?

CBDを皮膚から吸収せるゲルは、アメリカで開発されており、現在、てんかんや変形性関節症などの治療薬として臨床開発が進められています。

CBDクリームの美容効果

CBDには、菌を抑える抗菌作用があることが知られています。CBDの油に溶けやすい性質もありニキビの原因である皮脂腺の炎症部位に効果的に作用し、効果的に作用することも示されています。

CBDやCBDクリームはにきびや湿疹に効く?塗り方や副作用は?CBDやCBDクリームはにきびや湿疹に効く?塗り方や副作用は?

また肌を整える効果を実感している人が多くおり、美容目的でも使用されております。

CBDクリームのアメリカでの使われ方

全米を代表する消費者レポート(Consumer report) の調査によるとアメリカ人の約26%、数にして約6,400万人のアメリカ人が過去2年間でCBDを試したことが分かっています。これらの回答者の7人に1人がCBDを毎日使用していると報告しています。

この調査では、回答者の3分の1以上がストレスや不安を軽減したり、リラクゼーションを促進するためにCBDを使用していると回答しています。またおよそ4人に1人が関節痛にCBDを使用していると答えており、38%が「非常に効果的」、27%が「全く効果がない」と答えています。

さらにアメリカの非営利組織である関節炎団体 (Arthritis Foundation) の2019年のレポートによると、調査対象となった2,600人の関節炎患者の79%がCBDを使用することを検討または、すでに使用していたことがわかりました。30%近くはすでに使用しており、その半分以上は関節に使用していると報告しています。

レポートにあるようにアメリカではCBDの人気が急激に高まり、一般にかなり浸透しています。

CBDクリームの人気の理由にこれまでの商品があまり効かないため代替品としたり、オーガニック志向の人に支持されたりしています。CBDクリームの成分は通常、水なしで蜜蝋やエッセンシャルオイルが含まれています。CBD自体が天然の化合物であり化学物質をいっさい添加していないオーガニック商品もあります。

さらにCBDクリームの中には、THCフリーなだけでなく、アレルゲンフリーであり開発にあたって、動物実験もしていない商品もあります。そのため、ヴィーガンやオーガニック志向が高いアメリカでは人気になっています。

CBDを浸透させるための特別な加工をされていない、一般に広く流通しているCBDクリームは局所の皮膚に直接作用し、ほとんどは全身の血流に行かないので、CBDを身体に取り入れたくないと思っている人たちにとっても安心して使える商品です。

CBDクリームの効果はまだ研究途上ですが、さまざまな口コミでその効果を実感している人が多くいることを目にすることができます。あくまで目安ですが、使用後の約10~15分後に「違い」を感じると報告しています。

まずは気になるところにクリームを少量塗ってみて、1時間ほど様子をみて効果が感じられないときは少し多めに塗ります。ほとんどの商品は、3~4時間ごとにCBDクリームを塗り直すことを推奨しています。

またNSAIDsアレルギーがあるためすでにCBDクリームを代替として使用していると取材で答えている有名人もいます。

しかし、このようなCBDクリームの人気の急増により、さまざまな商品が開発されてた結果、なかには粗悪品もあります。CBDクリームを選ぶ際には、第三者機関によるテストが行われている製品や、購入前にバッチ試験 (皮膚テスト) の結果を公開している製品を選びましょう。

アメリカ最大の薬局チェーンの1つであるCVSをはじめ多くのアメリカのドラッグストアでCBDクリームを購入することが可能です。

CBDクリームのテレビCMは、アメリカで度々目にすることがあります。

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