CBDやCBDオイルを子どもが摂取しても安全?製品の選び方は?

CBDやCBDオイルを子どもが摂取しても安全?製品の選び方は?

CBDやCBDオイルの効果を期待して子どもにも摂取させたいという親が増えています。本記事では、CBDやCBDオイルは子供にとって安全なのか、実際に子供の病気に効果があるのか、子どもにとってのCBDオイルの適切な量、CBD製品の選び方などを説明しています。

CBDやCBDオイルは子どもが摂取しても大丈夫?

CBDやCBDオイルは安全性が高く、健康や治療に効果があるとして注目されており、CBD製品を使う人が最近爆発的に増えています。

また、CBDの睡眠の質を向上させたり、集中力を上げたり、リラックスさせたりする効果を期待して、自分たちだけでなく子どもにもCBDを摂取させたいと思う親も増加しています。

果たしてCBDは子どもに対しても安全性が高いのでしょうか。

CBDと子どもの研究は不十分

確かにCBDは精神活性作用がなく安全なものだと知られてはいますが、子どもに対するCBDの研究は実はほとんど行われていないため、子どもがCBDを摂取しても安全だと今の時点では言い切れません。

CBDを子どもに摂取させることは可能ですが、安全性が保障されていない以上、リスクがあることを必ず留意し、摂取させる場合には自己責任でCBDを使用するようにしてください。

CBDを摂取する危険性は、CBD自体ではなく微量に含まれているTHCや栽培段階で含まれている可能性のある重金属などの物質が原因であることも十分考えられます。

そのため、自己責任においてCBDを子どもに使用する場合は、品質が高くTHCフリーのCBDを選択することをお勧めします。

子供が服用している医薬品とCBDが相互作用を起こす場合も

CBDは肝臓の解毒酵素を阻害する働きがあるため、ある種の医薬品の解毒を遅らせて医薬品の効果を過剰にさせたり、副作用を起こりやすくさせたりする可能性があります。

子どもに持病があり、すでに医薬品を服用している場合には、CBDがその医薬品に悪影響を与える可能性があるため、CBDを試す前に必ず主治医やかかりつけ薬剤師に相談をしてください。

また、子どもは風邪をひきやすいため小児科や耳鼻科に頻繁に通っている子供も多いですが、それらの医院で処方された薬がCBDの影響を受ける可能性もあります。

CBDを普段摂取している中、病院から薬が処方された場合も主治医やかかりつけ薬剤師に相互作用について確認しましょう。

CBDやCBDオイルは子どものどのような病気に用いられている?

CBDやCBDオイルの子供に対する安全性が確立されていないとは言え、様々な病気の改善に用いられている事実やCBDの効果を期待する声があります。

本項目では3つの疾患に対して見ていきましょう。

てんかんの改善

CBDやCBDオイルが、幼少期に発症するレノックス・ガストー症候群(LGS)やドラベ症候群と呼ばれる薬剤抵抗性のてんかん発作を抑制することが示唆されています。

これらのてんかんは薬剤抵抗性のため、抗てんかん薬を投与しても効果がほとんどありませんが、CBDをLGSやドラベ症候群の小児患者に投与したところ、てんかん発作の頻度が減少しました。

またドラベ症候群を患い、週に約300回ものてんかん発作を繰り返していたアメリカのシャーロットという女の子が、CBDによりてんかん発作が激減し、普通の生活を取り戻したという実例もあります。

シャーロットの事実は、CBDの効果を全米に広めたきっかけになりました。また、「Charlotte’s Web」と名付けられたCBD製品がアメリカで販売されており、今も多くのドラベ症候群を患う小児患者を救っています。

CBDがどのようにてんかん発作を抑制するのかはまだ分かっていませんが、CBDが抗炎症作用を持つことや抑制系の神経を賦活化することが関係しているのではないかと現在のところ予想されています。

その他、CBD以外の大麻成分に抗てんかん作用があり、この作用がCBDと相乗効果を起こしててんかん発作を減少させているのではないかとも考えられています。

また、エピディオレックスというCBDを原料として作られた抗てんかん薬が、海外ではてんかんの治療に用いられている事実もあります。

エピディオレックスが適応する患者は2歳以上のLGSやドラベ症候群を発症している患者です。

エピディオレックスが大麻草の成分であるCBDを原料としていることから日本ではまだ承認に至っていませんが、海外では2歳以上に投与することが承認されています。

ADHDの改善

CBDがADHDの治療に役立つという研究結果は残念ながらほとんどありません。

また、ADHDとCBDの研究のほとんどはCBD単体ではなく大麻を使っており、CBD以外の大麻成分に焦点が当てられていることが多いため、CBD自体がADHDに対して治療効果があるかどうか分からないというのが実際のところです。

2017年のADHDを持つ成人に対する研究では、大麻によって自己治療をした結果、衝動性や多動性に対してわずかに改善したという結果になりましたが、これがCBDの効果であるかどうかは分かっていません。

このように、CBDがADHDの治療法にはならない可能性はありますが、一方で、ADHDの人が悩む不安障害や睡眠障害には役立つのではないかと期待する声もあります。

2016年の研究では、CBDが小児不安症や不眠症に役立つことが示唆されました。

また、ADHDにCBDを使用したところ落ち着きのなさなどが改善されたという口コミもあります。

これらの結果を証明するためには、今後の大規模調査などによるさらなる研究が必要です。

CBDやCBDオイルはADHDに作用する?子どもが摂取してもよい?CBDやCBDオイルはADHDに作用する?子どもが摂取してもよい?

自閉症の改善

CBDやCBDオイルは、自閉症の子供たちに効果をもたらすかもしれないと期待されています。

実際に、自閉症スペクトラムを持つ子供にCBDを摂取させるべきかについて親たちが話し合うためのFacebookグループがあります。

調査によると500人を超える親の40%が自閉症スペクトラムを抱える子どもにCBD製品を摂取させていたことが分かりました。

また、CBDが自閉症の子どもに効果があるかもしれないという研究結果も出ています。

さらに、2019年の研究において、18歳以下の自閉症の子ども155人にCBDオイルを6か月以上試したところ、両親の80%以上が子供たちの症状が中程度以上に改善されたと報告しました。

CBDと自閉症に関する研究は現在進行中であり、安全性と有効性について十分な研究結果はありませんが、今後の研究結果に期待が寄せられています。

子どもにとってのCBDやCBDオイルの適切な量は?

成人とCBDの研究では、CBD1,500mgという高用量であっても健康上の問題が起こらないという結果が出ているため、大人に対してはCBDやCBDオイルを採りすぎる心配はほとんどありません。

しかし、この研究はあくまでも大人に対しての研究なので、子どもに関してはCBDの用量に注意する必要があります。

初めてCBDを使用する場合は、1日の量を5mg~10mg程度から始めて副作用などに気を付けながら少しずつ増やし、効果が出るかを観察するとよいでしょう。

参考
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参考 CBDオイル1滴あたりの含有量や1mgあたりの価格を自動計算麻田製薬

また、副作用が出た場合の対処法を覚えておくことも大切です。

CBDの有害な副作用の出現は高用量でもまれではありますが、副作用として最も一般的なのは眠気ではないかと言われています。生活に支障をきたす程度の副作用が出た場合は、CBDの量を減らして様子を見ることをお勧めします。

万が一不快な症状が現れた場合には、すぐにかかりつけの医師の診察を受けるようにしてください。

CBDやCBDオイル製品の選び方は?

子どもがCBDやCBDオイル製品を使用する際のリスクは、CBD自体ではなく、製品に含まれている微量のTHCや栽培段階で混合した農薬や重金属、微生物などの物質が原因となる可能性も高いです。

CBD製品を使用するリスクを最小限にするため、CBD製品を購入する際には必ずラベルを見て成分を確認することを忘れないようにしましょう。

また、高品質なCBDを手に入れるために信頼できるメーカーから購入したり、検査結果を公表してもらったりするとより安全です。

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