セロトニンの効果的な増やし方は?おすすめのサプリメントも紹介!

セロトニンの効果的な増やし方は? おすすめのサプリメントも紹介!

健康で健全な生活を営むうえで、幸せホルモンであるセロトニンは非常に重要です。本記事では、セロトニンの働きや不足によって起こる問題、セロトニンを増やすポイントや食品・サプリメントについてまとめ、また近年話題のCBDとの関わりについても紹介します。

幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」って何?どこで作られるの?

セロトニンは人間が健全に生きていくうえでとても重要なホルモンです。

その役割として最も重要なのが、神経伝達物質として人間の精神に大きな関わりをもつことです。

また、自律神経である交感神経・副交感神経の働きを調節したり、腸などの消化器官に作用し、消化や排便、嘔吐といった生理機能に関与したりすることも知られています。

このように、セロトニンは心身の健康にとても重要です。

セロトニンの合成は、主に小腸の腸クロム親和性細胞というところで行われると言われています。

しかし、腸で産生されたセロトニンは血液脳関門を通ることができず、脳神経には作用しません。脳神経で神経伝達物質として作用するセロトニンは、脳幹の縫線核で合成されます。

セロトニンには様々な効果や役割が!ストレスや睡眠に良いの?

脳や神経系、消化管など身体のあらゆる機能に関わるセロトニンですが、具体的にどのような効果や役割があるのでしょうか。

体内時計の調節・覚醒作用

体内時計
セロトニンは日中の覚醒を促すと言われています。

それは交感神経を刺激することで、血圧や心拍数を上昇させたり、体温調節を行ったりして、覚醒状態を維持してくれるためです。

また、セロトニンは人間の一日の生活のリズムを司る体内時計にも大きな役割をもちます。それは、セロトニン自体の作用はもちろんですが、メラトニンという物質とも大きく関係しています。

通常、人間には日中は覚醒し、夜間は眠くなるという機構があります。

セロトニンは日中の覚醒時にはよく働いていますが、夜間・睡眠時にはほとんど働きません。睡眠時は睡眠ホルモンと言われるメラトニンが分泌されています。

実は、セロトニンはメラトニンの前駆体 (元の物質) でもあり、夜間にはセロトニンがメラトニンに変化して働きます。

しかし、光を浴びるとメラトニンの分泌が止まり、代わりにセロトニン神経が働きはじめます。

このように、セロトニンとメラトニンの互いの生体への作用の仕方によって、人間の覚醒・入眠という一日のリズムの維持や体内時計のリセットが行われているのです。

気分を落ち着ける

セロトニンの非常に重要な役割の一つに、精神を安定させることがあります。

人間はストレスなどの外部からの刺激を受けた際に、ノルアドレナリンやドーパミンといったホルモンが分泌されます。

ノルアドレナリンやドーパミンは、緊張や興奮状態を作り出し、ストレスや外敵に対抗しようとします。

これは、生命を維持するうえでとても重要な機構ではあるのですが、過剰に働くと感情の浮き沈みが激しくなったり、衝動的な言動を引き起こしたりします。

セロトニンには、ノルアドレナリンやドーパミンの働きを調節することで、過度の興奮状態に陥るのを防ぐ効果があります。

これによって、セロトニンは人の気分を安定させ、精神状態のバランスを取るのに一役買っています。

セロトニンが欠乏すると、気分の変調を招きやすくなり「キレる」など衝動的な行動や鬱っぽい症状などが起こりやすくなります。

痛みを抑制する

セロトニンは痛覚にも働きます。

セロトニンが結合する受容体には、痛覚を促進するものと抑制するものがあり、痛みの感覚を調節していると考えられています。

セロトニンの痛覚抑制の機能が衰えると、線維筋痛症などの原因不明の痛みが出ることもあります。

記憶力・学習能力にも重要

セロトニンは記憶や学習にも関わりがあります。

ただし、セロトニンは記憶に対しては、むしろ抑制的な働きがあるとされています。

それは、セロトニンが記憶を司る脳内の海馬という領域で、記憶の形成に関与するθ (シータ) 波の出現を抑制するためです。

そのため、記憶力を高めたり、効率の良い学習をするためには、セロトニンの働きを抑えることが大切です。

記憶や学習に必要なのは、集中力と適度な睡眠と言われますが、それはその時にセロトニン神経の働きが弱くなるためです。

しかし、セロトニンは記憶や学習にとってマイナスなのかというと、そうではありません。

セロトニンの記憶の阻害は、不要な情報を捨て必要な情報を残すという長期記憶の機構において、重要な役割を担っているといえます。

消化管に作用し嘔吐や排便にも関わる

セロトニンは精神や睡眠、学習など脳神経の機構に対する作用がよく注目されていますが、実は効果はそれだけではありません。

セロトニン受容体は腸などの消化管にも分布し、嘔吐や消化に対する働きもあります。

まず、セロトニンは吐き気や嘔吐を促すと言われています。

抗がん剤治療の副作用で吐き気が起こった時に、5-HT3受容体拮抗薬が処方される場合があります。

これは、セロトニン受容体のタイプである5-HT3受容体の働きを阻害することによって、吐き気を抑制する効果があるとされています。

また、セロトニンは腸の運動を活性化させる働きもあり、セロトニンが過剰に分泌されると下痢、セロトニン分泌が不足すると便秘の原因にもなると言われています。

先ほど紹介した5-HT3受容体拮抗薬は、消化管に目立った病変がないのに下痢や腹痛などの問題を訴える過敏性腸症候群 (IBS) の治療薬として用いられることもあります。

セロトニンが不足するとどうなる?ストレスやうつ、パニック障害などの原因になる?

セロトニンは人の心身のメンテナンスに必要不可欠です。

したがって、セロトニンの不足は大きな心身の問題を引き起こします。

セロトニン不足の原因とは?

とはいえ、私たちにとってセロトニン不足はかなり身近な問題と言えるかもしれません。

では、どういった事情でセロトニンは不足するのでしょうか。

慢性的なストレス

現代人が抱えやすいストレスは、セロトニンの問題を引き起こす最も大きな原因の一つといえます。

人はストレスを感じると、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。

このコルチゾールは、セロトニン神経を抑制してしまいます。

そのため、脳内のセロトニン分泌が落ち、セロトニン欠乏脳になってしまうのです。

タンパク質やアミノ酸の摂り過ぎ

安定したセロトニン量を維持するには、食生活にも気をつけなくてはいけません。

セロトニンの産生には、トリプトファンというアミノ酸が必要です。

トリプトファンはタンパク質の部品であるアミノ酸の一種です。また人間の体内では合成できず、食物などから外部摂取しなければいけない必須アミノ酸でもあります。

アミノ酸はタンパク質の部品ですので、肉類や魚介類などから摂取することができます。また、近年ではスポーツドリンクやサプリメントなどでアミノ酸を補えるようにもなっています。

しかし、ここであまりに高アミノ酸・高タンパクな食事やサプリメントなどを摂りすぎると、かえって脳内への吸収が遮断されてしまうことがあります。

その理由は、血液脳関門にあります。

血液脳関門とは、私たちにとって最も重要な器官である脳に余計な物質が入り込まないように、血流で運ばれる物質の脳内への通過を制限する機構のことです。

通常、トリプトファンは血液脳関門を通過することができますが、血中のアミノ酸が大量に血液脳関門に押し寄せるとアミノ酸どうしが拮抗してしまい、結果的にわずかな量のトリプトファンしか通過できなくなります。

そのため、セロトニン産生に必要なアミノ酸やタンパク質にもかかわらず、過剰摂取するとかえって脳内のセロトニン量が低下してしまうのです。

夜型の生活環境

セロトニンの機構は日光を浴びることで、体内で活性化されます。

一方で夜間には、セロトニンはメラトニンに変化し、睡眠を誘導します。

よって、太陽が沈んだ頃に活動を始める夜型の生活をしている人は、セロトニン不足に陥りやすいと言われています。

毎年秋から冬の初めにうつ状態となり、春には回復する冬季うつ病の症状を訴える人がいますが、この原因は日照時間や緯度の変化にあるという説があります。

例えば、アメリカでの冬季うつ病の症状を訴える人の数は、カナダ国境に近い高緯度の州では多くなり、フロリダ州のような低緯度の州で少なくなると言われています。

また、大学の研究機関などでは、かつて深夜や明け方まで研究室に残って実験をする学生が多くいました。

しかし、夜型の研究生活をしている学生や研究生は精神的に落ち込みやすい傾向があるという見解から、近年では学生に対して日中に活動するように推奨している大学もあります。

このように、夜型の生活をしている人には、セロトニン不足による問題が懸念されます。

ホルモンバランスの影響 (特に女性)

人間のホルモンバランスもセロトニン分泌には重要です。

特に女性は生理によって女性ホルモンのバランスが変化しやすいと言われています。

女性は月経前になると、情緒や食欲が変化したり、吐き気やめまい、頭痛といった身体の不調を訴える月経前症候群 (PMS) の症状が出ることがあります。

これは、月経前には女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが減少するためと言われていますが、同時にセロトニン分泌が減少することも原因であるとされています。

遺伝的要因

それぞれの人間が持っている遺伝子のタイプは少しずつ異なり、それは性格や体質、病気などにも大きく関連しています。

セロトニン不足の問題も、遺伝的な要因が関わっている場合があります。

セロトニン不足に重要であると注目されているものに、セロトニン・トランスポーターという遺伝子があります。

セロトニン・トランスポーターはセロトニンの量を調節する機能をもち、人によってSS型、SL型、LL型というタイプがありますが、Sの遺伝子のタイプが多いほど、セロトニン不足を招きやすいと言われています。

世界的にみて、日本人はSS型のタイプが多いとされており、このことから日本人はセロトニン不足になりやすい民族であると言えます。

セロトニン不足によって起こる疾患や症状とは?

では、セロトニンが不足すると具体的にどのような疾患や症状を招くのでしょうか。

やる気や集中力が失せ、うつ病などの精神疾患の原因にも

セロトニン不足が引き起こす非常に深刻な症状の一つは、やる気や集中力が低下したり、気分が沈んでしまったりすることです。

このような症状が続いたり、ひどくなってしまうと、うつ病・統合失調症・パニック障害・強迫性障害などの精神疾患になってしまうこともあります。

適切な睡眠が取れなくなり、不眠症などの睡眠障害を引き起こす

セロトニンが不足すると、メラトニンの働きも悪くなってしまい、互いの分泌のバランスも取りにくくなってしまいます。

それによって、夜に眠れなくなったり、日中眠気が取れなくなったりします。

このような症状が慢性化し、不眠症などの睡眠障害と診断されてしまう人も多いです。

衝動や情緒をコントロールできなくなる

セロトニンはドーパミンやノルアドレナリンの働きを調節する役割もありますので、セロトニンが不足するとそれらのホルモンが暴走してしまうこともあります。

ドーパミンが暴走すると、目先の快楽や快感に対する衝動が抑えられなくなる傾向が強くなり、買い物やギャンブル、アルコール、ゲームなどの依存症を訴える人も多くいます。

また、ノルアドレナリンが暴走すると、攻撃性が増す傾向が強くなり、すぐにイライラしたりキレやすくなったりします。

セロトニン不足によるドーパミンやノルアドレナリンの過剰分泌が続くと、今度はこれらのホルモンが枯渇し、ストレスに対抗できなくなります。

セロトニンに加えてドーパミンも不足すると、物事への意欲・関心が失せ、無気力で「やる気が出ない」状態となります。

また、セロトニンとノルアドレナリン両方が不足すると、パニックや恐怖、強迫観念、抑うつなどの症状が起こりやすくなります。

疲労や免疫低下などの身体の不調を引き起こす

睡眠時には成長ホルモンが分泌されることで新陳代謝や免疫力が上がり、身体の状態を健全に維持しています。

しかし、セロトニンが不足して睡眠に問題が出ると、成長ホルモンの分泌が乱れてしまい、免疫力の低下や疲れが取れない、シミやシワの増加、肥満になりやすいといった身体の問題を引き起こす場合があります。

また、セロトニンは痛みを抑制する効果もありますので、セロトニン不足によって片頭痛や線維筋痛症が引き起こされる場合もあります。

さらに、セロトニンは腸の蠕動運動も亢進していますので、セロトニンが不足すると便秘の原因にもなります。

自律神経失調症や生活習慣病の原因にも

セロトニンは交感神経・副交感神経からなる自律神経の働きを調節しています。

そのため、セロトニン不足は自律神経失調症の原因にもなります。

また、先ほど紹介したノルアドレナリンは、交感神経で働く物質です。

セロトニン不足によってノルアドレナリンが過剰に働くことが慢性化すると、交感神経も過剰に刺激され続け、高血圧症や心筋梗塞・脳梗塞など、さまざまな生活習慣病の発症リスクを高めてしまいます。

セロトニンを増やす方法7選!トリプトファンが鍵?

このように、セロトニン不足は深刻な問題を引き起こします。

では、そのような問題を回避するべく、体内のセロトニンを増やすには一体どのような方法が有効なのでしょうか。

ここで、ポイントを7つご紹介します。

一定のリズムのある動作

人間は一定のリズムに合わせた動きに落ち着くと言われています。

音楽に合わせたストレッチ、歩行や咀嚼といった行動もセロトニンを活性化させるのに良い運動や動作と言われています。

また、お行儀はあまり良くない印象があるため場所は選ぶ必要があるかもしれませんが、貧乏ゆすりやペン回しのような動作も、セロトニンが活性化し情緒を安定させることに一役買います。

また、ガムを噛むことや食事中よく噛んで食べることも、セロトニン分泌には良いでしょう。

数年前にブームになったハンドスピナーは、病気や障がいを抱える方の支援やリハビリの現場でも使用されているアイテムでもありました。

一定の速度で回り続ける運動性や、回転中のベアリングの擦れるサーという音に、情緒を安定させる効果があると考えられているためです。

適度な運動

ウォーキングや軽めのランニング、サイクリングなど、適度な運動は身体にも良いですが、セロトニンを活性化するため精神にも良い効果を与えるとされています。

これらの運動を行う場合は、繁華街などは光や音の刺激で気を削がれてしまいますので、人気が少なく自然の多いのどかな雰囲気のところで行うと良いでしょう。

また、同じ運動でも、過度な集中力が必要とされたり、技能習得までにストレスがかかるような激しいダンスやスポーツはあまり適さないと言われています。

セロトニンを考えるのであれば「適度な」という言葉を念頭に運動を行うと良いでしょう。

日光を浴びる

朝起きて太陽光を浴びると、セロトニン分泌が活性化され、脳と体が覚醒されます。

そのため、早寝早起きといった規則正しい生活をすることが重要です。

また、仕事などの都合で夜型の生活になっている人も、なるべく日中起きて出歩くなどの工夫をすることが大切でしょう。

効果的な食べ物

規則正しい食生活もセロトニンには重要です。

中でも、セロトニン合成に重要なものは、トリプトファンという必須アミノ酸です。

トリプトファンは乳製品やマグロやカツオなどの魚類、卵などの植物性食品、味噌や醤油、納豆、豆腐、ナッツ類、小麦や胚芽などの植物性食品に多く含まれています。

しかし、ここでご注意いただきたいのは、先述の通りトリプトファンを摂取したいからといって高タンパク・高アミノ酸の食品を過剰摂取すると、かえって脳内のセロトニン合成が阻害されてしまうことです。

適量を守ることが大切です。

人と触れ合う

人と交流するのも、心を安心させ前向きにするのに大切です。

それは、人と触れ合うことで、オキシトシンというホルモンが分泌され、セロトニン分泌を促進するためだと言われています。

親しい間柄であれば、スキンシップを取るのも効果的でしょう。

しかし、メールやSNSでの交流は、人と人との触れ合いにはならず、オキシトシンもセロトニンも活性化されません。

デジタル化・グローバル化が進み、人と人との関係が希薄になっていると言われる現代ですが、こんな時代だからこそ積極的に人と会うようにしてみてはいかがでしょうか。

寝る前にスマホを見ない

人間は夜間、光を受けなくなると、セロトニン活性化が抑制され、代わりにセロトニンがメラトニンに変化し、眠りを誘発します。

この繰り返しが、一日一日の生活リズムを作り出しているというのは、先ほど説明した通りです。

しかし、寝る前に手持ち無沙汰でスマホを見たりしてしまうと、このリズムが崩れてしまい、結果的に浅い眠りや不眠の原因となってしまいます。

どうしてもスマホを触りたくてもベッドに入るまでにし、床に就く前にはスマホをテーブルの上に置くなどして、触らないようにすると良いでしょう。

サプリメントで補う

規則正しい生活リズムや食事がセロトニンの安定した供給には重要ですが、仕事などでどうしても不規則な生活や偏食傾向になっている人も多いと思います。

そのような方は、サプリメントを補助的に使用するのもおすすめです。

セロトニンなど精神や神経に関わる物質の働きを促進するためには、医師が処方する精神薬を服用しなければいけないというイメージがあります。

しかし、近年では精神への作用が期待できる市販薬やサプリメントも販売されています。

とはいえ、そのような薬やサプリメントにはセロトニン自体が配合されているわけではなく、セロトニンの産生や効果を高めるような漢方や栄養素が含まれているのが一般的です。

注目されている成分の一つとして、トリプトファンがあります。

先述の通り、トリプトファンはセロトニンの材料となるアミノ酸です。そのため、トリプトファンが配合されたサプリメントは幅広く販売されています。

また、トリプトファンは生体内でセロトニンになる前に、5-ヒドロキシトリプトファン (5-HTP)という物質に変化します。

つまり、5-HTPからもセロトニンは合成されるため、アメリカなどでは5-HTP配合のサプリメントも人気があります。

しかし、日本では現状、5-HTPは医薬品に認定されているため、サプリメントとして一般で購入することはできません。

にもかかわらず、海外で製造された5-HTP入りのサプリメントなどが、日本で流通しているケースがあります。

例えば2016年の千葉県の調査では、インターネットや店舗で一般販売されていたサプリメントから5-HTPが検出されました。

このように、法律的にアウトな製品も出回っている可能性がありますので、サプリメントの購入を検討している方は十分に注意をしてください。

また、サプリメントの過剰摂取は副作用や悪影響を招く恐れもありますので、食事との兼ね合いも考えながら摂取量には気をつけるようにしましょう。

セロトニンを増やすためにはCBDも良い?おすすめサプリメントもご紹介!

アスリートのCBDの作用
ここまで解説してきたように、セロトニンは人間の心身に大きく影響し、不足すると深刻な病気や症状の引き金にもなる重要な生体物質です。

ここで、セロトニンの活性を高める手助けをしてくれるとして、期待されている成分があります。それは、CBDという物質です。

CBDは正式名称をカンナビジオール (Cannabidiol) といい、麻 (ヘンプ) に含まれる成分です。

CBDは精神のリラックス作用をはじめ、生体内への良い効果が多数確認されていることから、近年日本でも注目を集めている成分です。

CBDが精神をリラックスさせる理由に、セロトニン受容体への関与が挙げられます。

例えば、2014年にブラジルで行われたマウスの研究では、CBDがセロトニン受容体のタイプである5-HT1A受容体を活性化し、セロトニンの働きを高めることが示されています。

このようなCBDのセロトニンを活性化する働きは、セロトニン不足によって引き起こされる病気や症状の改善にも役立つと言われています。

CBDはうつや不安障害の症状を改善する

CBDやCBDオイル
まず、セロトニン不足によって起きる代表的な病気として、うつ病や不安障害などの精神疾患が挙げられます。CBDは精神疾患の症状への効果が期待されています。

実際に、上に紹介した研究の研究者たちは、CBDはセロトニン受容体を活性化することによって、抗うつ薬と同様の効果をもたらすのではないかと考察しています。
CBDやCBDオイルは活力をもたらす?うつ病や不眠症に効果的?CBDやCBDオイルは活力をもたらす?うつ病や不眠症に効果的?

また、同じくセロトニンの欠乏が原因の一つと考えられているパニック障害や社会不安障害などの不安障害にも、CBDの効果は示されています。
CBDやCBDオイルはパニック障害に効果がある?摂取量や副作用は?CBDやCBDオイルはパニック障害に効果がある?摂取量や副作用は? また、2011年のブラジルの研究者らによる報告では、社会不安障害の患者にCBDを経口投与すると不安レベルが有意に減少するという結果がみられたとのことです。

さらに2015年までに世界各国で行われている研究を集めた論文では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、パニック障害、強迫性障害(OCD)、全般性不安障害などといった不安障害への効果も示されています。

CBDは不眠症や睡眠障害にも効果がある

CBDやCBDオイル
セロトニンが適切に働かないと、入眠物質であるメラトニンとのバランスが悪くなり、睡眠にも影響が出てしまいます。

これによって起きる不眠などの睡眠障害にも、CBDは効果を発揮することが知られています。

1981年に発表された海外の研究では高用量のCBD (160 mg) が、不眠症の方の睡眠時間の延長をもたらしたという報告があります。

また、2016年のアメリカでの研究では、PTSDなどの不安障害に起因して起こっている睡眠障害にもCBDの効果が確認されました。

このように睡眠を促進する効果があるCBDですが、日中は逆にセロトニンを活性化させ、覚醒を促し集中力を高めるとされています。

とはいえ、CBDの効果は個々人で違いがあり、人によっては副作用として日中の強い眠気が出るという報告もあります。

そのような場合は、摂取する量や時間帯など摂取の仕方を調整してみましょう。

CBDは睡眠の質を上げて睡眠障害や不眠を緩和する?睡眠薬とは違う?CBDは睡眠の質を上げて睡眠障害や不眠を緩和する?睡眠薬とは違う?

CBDは吐き気や嘔吐を抑え、下痢の症状も抑制する

CBDはセロトニン受容体を活性化するばかりではなく、抑制的に働く場合もあります。
その働きとして代表的なものは、消化管での作用の仕方です。

セロトニンは腸などの消化管にも存在し、活性化すると吐き気や嘔吐、下痢などの原因にもなると説明しました。

しかし、2010年には、アフリカツメガエルの卵母細胞を用いた実験がアメリカの研究者らによって行われ、CBDはセロトニン受容体のタイプである5-HT3受容体に対して、阻害的に働くことが、示されました。

5-HT3受容体は腸などの消化管に広くみられる受容体であり、CBDはこの活性を抑えることで嘔吐や下痢に対して抑制的に働いていると考えられます。

このように、CBDはセロトニンの働きを単に促進するだけではなく、その働きのバランスを取ることによって、心身の状態が適切になるようサポートしているといえるのです。

セロトニンを増やしたい!おすすめCBDサプリメントとは?

CBDやCBDオイル
上述したように、CBDは、セロトニンの活性のための手助けをしてくれるのではないかと示唆されています。

そんな注目の成分「CBD」において、CBDグミ・CBDカプセルなど数あるCBD製品が販売されていますが、現在最も流通している製品がCBDオイルです。

そのため、CBDを初めて使用する方にとっても、CBDオイルはおすすめです。

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他にもこんな成分が効果的!セロトニンを効果的に増やせる成分は?

セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンから合成されるとお伝えしました。

そのため、トリプトファンの摂取が重要ではあるのですが、他にセロトニンを増やすのに効果的な成分はあるのでしょうか。

ビタミンB6

ビタミンB6は補酵素としてアミノ酸の代謝に関わることで、多くの生体機能に貢献しているビタミンです。

ビタミンB6の働きは、免疫機能、皮膚の抵抗力、血中のヘモグロビンの合成、脂質代謝など多岐に渡りますが、セロトニンの合成にも大きく関与しています。

そのため、ビタミンB6を多く含む食品を食べることで、より効果的にセロトニンが増やせると考えられます。

ビタミンB6が多く含まれる食品には、まぐろ、かつお、レバー、バナナなどがあります。

マグネシウム

マグネシウムは神経伝達物質の放出する時に不可欠です。

マグネシウムが多く含まれる食品には、わかめ、昆布、干しえび、切り干し大根、五穀米などがあります。

ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群の一種であり、さまざまな生体機能において重要な役割をもっています。

ナイアシンが不足すると、トリプトファンがその合成に使われてしまい、セロトニン合成ができなくなってしまいます。

よって、ナイアシンを多く含まれる食品を摂取することも、適切なセロトニン量を維持するうえでは重要といえます。

ナイアシンはかつお、まぐろ、たらこ、豚レバー、乾燥しいたけなどに多く含まれます。

セロトニンを過剰に増やしても大丈夫?副作用はない?

セロトニンは私たちにとって非常に重要な物質ですが、生体での量が増えすぎたり過剰に働いたりしても問題はないのでしょうか。

実は、医療現場などではSSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害剤) など精神薬の服用によって、セロトニンによる悪影響も報告されています。

SSRIは神経細胞の間の部分 (シナプス間隙) に放出されたセロトニンが再び細胞に取り込まれるのを阻害することで、セロトニンの効果を高める作用があります。このように、精神薬にはセロトニンの働きを促進するものが多くあります。

しかし、そのような精神薬の過剰摂取や他の薬との飲み合わせが原因で、精神や自律神経、身体などに異常な症状が現れることがあります。これはセロトニン症候群と呼ばれています。

また、先述の通りセロトニンは腸にも多く存在しており、過剰に働くと下痢などの症状が現れることもあります。

このように、とても重要なセロトニンですが、やはり過剰に増えたり働きすぎたりすると良くない症状を起こしてしまう可能性もあります。

普段から規則正しい生活リズムや食生活を意識し、セロトニンが適時適切に働くようにコントロールする必要があるでしょう。

また、精神薬を服用している方も、薬の量や飲み合わせについては医師と相談しながら行うことが大切です。

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