CBDやCBDオイルとは?なぜ注目されている?
CBDとはCannabidiol(カンナビジオール)の略称で、大麻草などに含まれる有効成分カンナビノイドのひとつです。主に大麻草の茎や種から抽出される成分で、健康や美容の面でさまざまな効果があると期待されています。
CBDオイルは、キャリアオイルというベースとなるオイルにCBDの成分が配合され商品として販売されているものです。舌の裏にオイルを数滴垂らし成分を吸収するという方法(舌下摂取)が一般的な使い方です。
CBDはリラックス効果や抗炎症作用があると言われており、自然療法の一種としてストレスや不眠の解消、痛みの緩和などに利用されています。海外で人気が高まり、日本でも注目度が高まってきています。
CBDやCBDオイルは喘息にも作用する?
CBDやCBDオイルは、様々な病気に対して作用するかどうか確かめるための研究が世界中で行われています。
例えば、CBDを含む医薬品であるSativexは癌の疼痛コントロールに役立つ可能性があるとして、いくつかの臨床試験が実施されています。
また、CBD自体に抗癌作用があるという結果が、動物や癌細胞を用いた実験で複数件報告されています。これらの論文では、大腸癌や乳癌、肺癌だけでなく、白血病細胞にも作用することが示唆されています。
CBDやCBDオイルと乳がんに関する研究は行われている?CBDの副作用も解説!喘息は何らかの刺激により気管支が狭くなる炎症性の病気です。喘息の発作が起こると、咳が止まらなくなったり呼吸が苦しくなったりします。このような喘息発作に対し、CBDの作用が期待できると言われています。
こちらも動物実験の結果になりますが、植物性のカンナビノイドにより、気道の炎症抑制や拡張作用が見られたと報告されています。
いくつかの研究結果を紹介しましたが、人での臨床試験において癌や喘息に対する明確な有効性が示された報告は今のところありません。さらなる研究が必要な分野であるといえるでしょう。
CBDやCBDオイルはそもそも合法?
前述したようにCBDは大麻草に含まれる有効成分です。大麻草と聞くと違法薬物の大麻が思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。ここでは、CBDが合法的なものなのかどうか解説していきます。
大麻草に含まれる2大カンナビノイド
大麻草に含まれる有効成分カンナビノイドの中で、2大カンナビノイドといわれているのが、THC(テトラヒドロカンナビノール)とCBDです。THCには精神活性(いわゆるハイになる)作用があり、厳しく取締りが行われています。
一方、日本で流通しているCBDは大麻取締法において明確に違法薬物に該当しないことが定義されています。大麻取締法には以下のように書かれています。
つまり、大麻草の成熟した茎や種子から抽出した成分であるCBDは、違法薬物の大麻とは判断されないのです。CBDはTHCと異なり、脳などの中枢神経系には作用しにくいため、精神活性作用や依存性はないとされています。
私たち人間も含め動物の体には、THCやCBDがくっついて作用を発揮するカンナビノイド受容体が全身の細胞に存在しています。
カンナビノイド受容体のうち、CB1受容体は脳などの中枢神経系に、CB2受容体は皮膚などの末梢組織や免疫系の細胞に多く存在しています。
THCはCB1受容体、CBDはCB2受容体に親和性が高い(くっつきやすい)といわれています。そのため成分によって、精神活性作用や依存性といった危険な部分に差がみられるのです。
THCが含まれていたら違法!海外製の商品に注意
海外と日本では、違法薬物を取り締まる法律の範囲や対象が異なります。そのため、海外では合法であっても日本では違法と判断されるCBD製品も存在します。
例えば、成熟した茎や種子以外の部分から抽出されたCBD製品は日本では違法です。また、THCを少しでも含む製品は違法薬物の大麻であると判断され、海外から輸入することはできません。
上記のような大麻に該当するCBD製品を扱った場合は罰せられる可能性があります。厚生労働省から「CBDオイル等のCBD製品の輸入を検討されている方へ」という文書も公開されているので、しっかりと確認しましょう。
CBDのみ含有と販売されている製品であっても、THCも含有している場合があるようですので、信頼できる製造元かどうか確認することも必要です。
CBDを推奨する医師もいる?おすすめCBDオイルを紹介!
様々な疾患の治療薬として、医療用CBDが処方されている国もあります。
日本でも積極的にCBDを使用している病院などもあり、医学界でもCBDは注目されています。
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CBDオイルを医者が処方することは可能?
ここまで解説してきたように、CBD自体は合法的なものですが、日本には医薬品として効能効果が認められているCBD製品はありません。
医者がCBDを処方することは可能ですが、CBDの知名度は日本では低いため、CBDを医者から処方されることは基本的にはありません。
医者はCBDやCBDオイルを処方できる?CBD製品の選び方は?しかし、CBDやCBDオイルのさまざまな効果を期待し、研究を行っている医者や研究者の方は日本にも多くいらっしゃいます。
医療関係者の中でもCBDの知名度はまだまだ低く、すべての医者がCBDについて詳しいわけではありませんが、CBDについて気になることや聞きたいことがある場合は、相談してみるのもひとつの選択肢かと思います。
てんかんに効果あり?エピディオレックス(Epidiolex)とは?
エピディオレックス(Epidiolex)は、CBDのみを主成分とする現時点では唯一の医薬品です。アメリカやヨーロッパで、小児の難治てんかんであるレノックス・ガストー症候群およびドラベ症候群の治療薬として承認されています。
難治てんかんは、抗てんかん薬を2〜3剤併用しても発作が抑制されない場合をいい、レノックス・ガストー症候群やドラベ症候群は難病に指定されています。通常のてんかん治療が効きにくく、新薬の開発が望まれています。
イギリスの製薬メーカーであるGWファーマシューティカルズ社が行った第3相治験には、これまでに1,400人以上の患者が参加し、プラセボ(偽薬)よりもエピディオレックス群でてんかん発作が抑制されたと報告されています。
エピディオレックスは上記の試験結果を受けて、アメリカでは2018年に、ヨーロッパでは2019年に規制当局から医薬品として承認されました。経口の液剤で徐々に用量を増やしていき、他の抗てんかん薬とも併用して使用します。
海外で承認されたことで日本でも早期承認がより望まれるようになりました。日本小児神経学会、日本てんかん学会などの関連4団体からは、連名で厚生労働大臣宛てにエピディオレックス早期承認の要望書も提出されています。
大麻取締法により、医薬品としての使用や輸入が禁止されている医療用CBDの臨床試験は日本ではなかなか進みませんでしたが、多方面からの働きかけにより、エピディオレックスの治験が開始されるところまで来ています。
一般的に、新薬の臨床試験には3〜7年の月日がかかるといわれています。さらに、実際に承認され製造販売されるまでには1〜2年がかかります。
また、大麻取締法の規制もあるため、日本で実用化するためには臨床試験後もさまざまなハードルがあると予想されます。
エピディオレックスが日本で医薬品として承認されるまでには、まだまだ時間がかかると考えられますが、国内初のCBD医薬品としての実用化には大きな期待が寄せられています。
医療用として承認されることは、より必要な患者のもとへCBD医薬品が届くことにつながります。今後もCBDやCBDオイルの研究が、てんかん治療を始めとしたさまざまな分野でさらに発展していくことが期待されます。
CBDやCBDオイルはてんかんに作用する?CBDの薬は日本で合法?関連文献
- Chemopreventive effect of the non-psychotropic phytocannabinoid cannabidiol on experimental colon cancer
- Cannabidiol-induced apoptosis in human leukemia cells: A novel role of cannabidiol in the regulation of p22phox and Nox4 expression
- Antitumor activity of plant cannabinoids with emphasis on the effect of cannabidiol on human breast carcinoma
- The Effect of Phytocannabinoids on Airway Hyper-Responsiveness, Airway Inflammation, and Cough
医療用のCBDに関して皆様から頂いた質問
CBDを用いた医薬品はあるのでしょうか?また、日本では承認されているのでしょうか?(20代男性)
CBDを用いた医薬品として有名なのがEpidiolex(エピディオレックス)とSativex(サティベックス)というものです。エピディオレックスは重度のてんかんであるドラべ症候群、レノックス・ガストー症候群に、サティベックスは多発性硬化症の疼痛に主に用いられております。ただし、日本ではまだ認可がおりていないため、治療に使用することができません。
持病の痛みがあるのですが、それにCBDは作用するのでしょうか?(30代女性)
いくつかの実験で、CBDには疼痛作用があることが報告されております。しかし、まだまだデータが不十分であることや他の薬と相互作用を起こしてしまう可能性があるため、かならず医師に相談するようにしましょう。