CBDやCBDオイルはいつ摂取するのがよい?空腹時?食後?

CBDやCBDオイルはいつ摂取するのがよい?空腹時?食後?

CBDの効果を最大限発揮させたり、副作用を最小限に抑えるためには摂取するときのタイミングも重要なポイントの一つです。本記事では、CBDを空腹時に摂取するのが良いのか、食事中や食後に摂取するのが良いのか、他のタイミングで摂取すべきなのかなどを説明しています。
この記事はこんな方におすすめ!
  • CBDオイルの摂取するタイミングのコツが知りたい方
  • より効果を感じられるCBDの摂取方法が知りたい方
  • 食前や食後・空腹時など、いつCBDを摂取すればいいのかお困りの方

CBDやCBDオイルとは?

CBDやCBDオイルとは
大麻草には主成分としてよく知られている2つの化合物があります。

その一つが大麻草の茎や種子などから抽出されるCBD(カンナビジオール)です。もう一つが大麻草の葉や花穂から抽出されるTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。

大麻草と聞くと多くの人が気分をハイにさせたり、陶酔させたりするような精神活性作用を連想するでしょう。

この大麻草の精神活性作用は、THCに由来するもので、CBDの作用とは全く関係ありません。

CBDは大麻草の成分ではありますが、精神活性作用は一切なくTHCとは化学構造式も全く違う別物です。

CBDは、むしろ安全性が高い化合物としても知られています。最近ではCBDの健康や治療効果が話題になり、多くの人がCBD製品を買い求めるようになりました。

CBD製品の中で吸収率が高く摂取しやすいものとして販売されているものが、CBDオイルです。

CBDは食後に摂取すべき?空腹時に摂取すべき?それとも食事中?

結論からいうと、CBDの空腹時の摂取は控えるのが良いです。つまり、食後や食事中にとるのが望ましいということです。

では、なぜ食事中や食後の摂取の方が良いのでしょうか?

副作用のリスクを抑えられる

CBDオイルは胃の不快感や吐き気、下痢などの副作用を引き起こすことがあります。

特に胃腸が弱い人に起こる症状で、CBDを空腹時に摂取することによりこれらの副作用の発現率が高くなります。

CBDやCBDオイルは本当に有害なの?効果や副作用も解説します!CBDやCBDオイルは本当に有害なの?効果や副作用も解説します!

よってこれらの副作用を最小限に抑えるためにもCBDを食後や食事中に摂取するようにした方が良いでしょう。

また、CBDを摂取した後、すぐに水を飲むことで胃の不快感や吐き気を予防できることがあるので覚えておいてください。

CBDの吸収率を高められる

CBDは、CBDオイルとしてよく知られているように、油に溶けやすいという性質があります。これは油に含まれる脂肪が、体内でCBDを吸収しやすくするのを助けるためです。

同様に、CBDを食事と一緒や食後に摂ることで、食べ物の脂質によく溶け込みCBDの吸収効率を高めると言われています。

実際にミネソタ大学の研究において、脂質の多い食事とCBDを一緒に摂取すると空腹時よりも吸収率が4倍になったことが報告されています。

さらにハーバード大学医学部の研究では、脂質は身体に急速に吸収され効率よくエネルギーに代わると発表されています。

この研究の結果から、脂質の多い食事は体内で吸収されやすいと同時に、吸収される前に起こる肝臓での分解を一部抑制することができることが分かりました。

CBDを脂質の多い食事と摂取することによって、CBDの吸収率が増大した理由は、CBDの親油性と脂質の吸収しやすさ、脂質による肝臓での分解抑制が合わさった結果と言えるでしょう。

これらの研究から、多くの文献ではCBD製品を吸収効率の面から、食前や空腹時の使用を控えることを勧めています。

CBDを空腹時に摂取するメリットはないの?

上述の理由からCBDを空腹時に摂取することは望ましくないとされていますが、空腹時に摂取する利点はあるのでしょうか?

CBDを空腹時に摂取するメリットとして、CBDの効果が出るまでの時間を早められるという点が挙げられます。

特にCBDを経口摂取する場合は、摂取した食事の成分や量がCBDの効果の発現時間に大きな影響を及ぼします。

例えば、大量に食事をとった後にCBDを摂取する場合には発現時間が2時間ほどかかる場合もあります。

空腹時に摂取することで、CBDの効果の発現時間が早められ、CBD摂取後30分以内で効果を実感することも期待できます。

そのため、空腹時にCBDを摂取しても胃腸が丈夫で効果も十分に感じられている方の中で、CBDの効果をすぐに感じたいと考えている方は、空腹時に摂取することで即効性を感じることができるかもしれません。

【参考】CBDの効果を感じるまでの平均はどのくらい?

ちなみに、CBDを摂取してから効果を感じるまでの平均時間はどのくらいかご存知ですか?

もちろん、CBDオイル・CBDリキッド・CBDタブレットなど、CBD製品のタイプや摂取するタイミング、個人差によって異なることは念頭に置きましょう。

当メディアを運営している麻田製薬が実施したCBD製品使用者を対象にしたアンケートでは、50%近くの方が「摂取後、数時間以内にCBDの効果を感じた」と回答していました。

アンケートからもCBDは数時間以内には作用することが多いことが分かりましたが、空腹時に摂取するとより効果を発揮するまでの時間が短縮されるため、効果を早く感じたい方はやはり空腹時がおすすめでしょう。

麻田製薬調査_CBDの効果が現れるまでの時間はどれくらいでしたか?

CBDやCBDオイルを摂取するおすすめの時間帯やタイミングは?

CBDの摂取タイミング
CBDやCBDオイルを摂取する時間帯やタイミングは、個人の体質やCBDを摂取する目的、CBD製品の種類によって変わってきます。

CBDやCBDオイルはどの時間帯に摂取するのが最適?朝?昼?夜?CBDやCBDオイルはどの時間帯に摂取するのが最適?朝?昼?夜?

上述したように例えば、CBDの効果を感じずに悩んでいる方は、高い吸収率を期待できない空腹時の摂取は避けた方が良いでしょう。

さらには、脂質の多い食事中やそのような食事の後に摂取すると効果的だと考えられます。

一方で、CBDの効果を早く得たいという方は、発現時間が早いと言われている空腹時に摂取して、胃腸などに副作用が起こるかどうか様子を見ましょう。

万が一不快な副作用が現れた場合には、CBDを食後の摂取に変更した方が良いと言えます。

また、食事の前後や食事中だけではなく、1日のどの時間帯やタイミングでCBDを摂取するのかについても、得たい効果で変わってきます。

起床後や朝のCBDは気分をスッキリ・リフレッシュしたい方におすすめ

朝の目覚めが悪い方や朝の出勤前に気分を上げたい方にとっては、1日の中でも朝のCBDが効果を発揮するかもしれません。

CBDには、体内のECS(エンドカンナビノイドシステム)に作用し、エネルギーのバランスを調節し、頭をスッキリさせたり過度な緊張感を軽減する効果があります。

そのため、朝スッキリしないお悩みを持つ方や仕事前に不安や緊張を感じる方、1日の始まりを穏やかな気持ちでスタートさせたい方には朝がピッタリでしょう。

日中や夕方のCBDは集中力をアップしたい方におすすめ

昼食後や夕方になると眠くなってやる気が出ない、午後の仕事は集中力が下がる…という方も多いのではないでしょうか。

眠気覚ましとしてカフェインを摂取するためにコーヒーを飲む方も多いかもしれませんが、CBDも集中力を高める有効な手段になり得るかもしれません。

というのも、CBDには身体のエネルギーバランス調整機能のほかにも、脳内での神経伝達物質や受容体に作用し認知機能をサポートしたり、集中力向上の効果があるとされているからです。

そのため、昼食後・午後の眠気や集中力が切れてきたと感じたとき、仕事や家事に疲れを感じたときにCBDを摂取するのもいいでしょう。

CBDやCBDオイルは集中力を高める効果がある?摂取タイミングは?CBDやCBDオイルは集中力を高める効果がある?摂取タイミングは?

CBDオイルコーヒーでカフェインとCBDの効果を同時に

CBDオイルであれば、コーヒーに入れてCBDオイルコーヒーとして楽しみながらCBDを摂取できることをご存知でしょうか。

作り方はかなりシンプルで、コーヒーに2滴程度CBDオイルを垂らすだけです。

CBDオイルコーヒーであれば、コーヒーに含まれるカフェインが持つ覚醒作用や燃焼作用だけではなく、CBDが持つ不安軽減や集中力アップなどの効果も同時に得ることが可能ですから、非常にお得ですね。

また、CBDには副交感神経に作用しリラックス効果を促進するとされているため、カフェインの覚醒効果を維持しつつも、過剰な興奮状態を避けると言われています。

そのため、カフェインが合わずコーヒーが得意ではない方でも、CBDオイルを混ぜることでコーヒーが飲めるようになるということもあるそうです。

CBDオイルとコーヒーを組み合わせるメリットは?副作用や注意点はある?CBDオイルとコーヒーを組み合わせるメリットは?効果や副作用、注意点を解説!

夜や就寝前のCBDは疲労回復やリラックスしたい方におすすめ

CBDが持つリラックス効果を一番体感したいのであれば、夜や就寝前がおすすめです。
CBDがストレス・不安の軽減を促し、心が落ち着きやすくなるため、効果が出るまでの時間を考えると、就寝する30分〜1時間前に摂取するとよいでしょう。

実際に、当メディアを運営している麻田製薬が実施したアンケートでは「夜や就寝前にCBD製品を使用している」と回答された方は、全体の70%となっています。

特にCBD製品を初めて使用する方・CBDの摂取が初めての方は、夜や就寝前に摂取すると効果を感じやすいかもしれませんね。

CBD製品のタイプによって効果が現れるまでの時間は変わる

ちなみに、CBDの製品によっても効果を感じるまでの時間が異なります。一般的には、舌下で摂取するCBDオイルや蒸気を吸うCBDベイプ(電子タバコ)などは、比較的短時間(15分〜1時間程度)で効果を得やすいとされています。

一方で、肌に塗りこむタイプのCBDバームや医薬品と同じように摂取するCBDタブレットなどは、効果を感じるまでに多少時間がかかる(30分〜2時間程度)と言われています。

CBD製品には、オイルやベイプ・バーム・タブレット・グミやキャンデイなど様々なタイプがありますので、効果が現れるまでの時間による違いや摂取しやすさなどの観点から自分に合うタイプを選びましょう。

このように、効果が発揮されやすいタイミングと自分の摂取目的を照らし合わせたり、自分に合いそうなCBD製品のタイプを選びながら、楽しくCBDを摂取してみてくださいね。

関連文献

CBDの摂取タイミングに関して皆様から頂いた質問

CBDは空腹時に摂取しても大丈夫ですか?(20代女性)

CBDを空腹時に摂取することで、効果が出るまでの時間を早められるメリットがありますが、空腹でCBDを摂取することによって胃の不快感や吐き気、下痢を引き起こすリスクが高まります。胃腸が弱いと感じている人は、空腹時の摂取は控えた方が良いかもしれません。万が一、そのような症状が現れてしまったら、すぐに水を飲むことで胃の不快感や吐き気を予防できます。

CBDはどのタイミングで摂取すれば効果的ですか?(30代男性)

CBDを摂取するタイミングは、体質や摂取目的、CBD製品の種類によって変わってきます。例えばもし、より効果を実感したいと感じる方であれば、CBDの吸収効率が高い食事中や食後の摂取が良いとされています。

CBDは食前か食事中、または食後の中でいつ摂取するのが良いのでしょうか?(40代女性)

脂質の多い食事中やそのような食事の後に摂取することでCBDの吸収率が上がり効果が現れやすくなると言われています。ある研究では脂質の多い食事とCBDを一緒に摂取すると、空腹時よりも吸収率が4倍になったことが報告されました。このようにCBDを摂取すべき時を考えるときは、効果が発揮されやすいタイミングと自分の摂取目的を照らし合わることで、自分自身で最適な摂取タイミングを見つけることができます。

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