CBDやCBDオイルの成分は何?危険性は?安全な製品の選び方も紹介

CBDやCBDオイルの成分は何?危険性は?安全な製品の選び方も紹介

健康に良いと言われるCBDオイルですが、CBD以外にどのような成分が含まれているのか、大麻成分であるCBDやCBDオイルに危険性はないのかといった点を解説し、安全なCBDオイルを選ぶための重要なポイントについても紹介します。

そもそもCBDやCBDオイルとは何?どんな成分?

CBDとは正式名称をカンナビジオール (Cannabidiol) といって、麻などの植物に含まれる成分です。

麻に含まれる天然の成分はカンナビノイドと呼ばれ、100種類以上のものが確認されています。

カンナビノイドは生体の機能や恒常維持に寄与するエンドカンナビノイドシステム (ECS) に働きかけ、心身に効果があると言われています。

その中でも、CBDの注目度は非常に高く、さまざまな良い効果が実験等によって実証もしくは示唆されています。リラックス効果や免疫機能の調節など、その効能は多岐にわたります。

そのような効果が期待され、現在ではCBDを気軽に摂取できるよう、様々なタイプのCBD製品が販売されるようになりました。

CBD製品の中でも、特に汎用性が高いものがCBDオイルです。

CBDオイルとは、抽出したCBDをキャリアオイルに配合した製品であり、持ち運びが容易、他のCBD製品と比べて摂取効率と効果の持続時間のバランスが良い、などの利点があります。

CBDオイルに含まれる成分は?

CBDを配合して作るCBD製品には、単にCBDだけでなくさまざまな成分が含まれます。

そのため、CBD製品を購入・使用する前に、CBDの他にどんな成分が含まれているのか、事前知識として知っておくことが望ましいです。

ではCBDオイルにはどのような成分が含まれているのでしょう。

CBDオイルに含まれる成分は、大きく分けると以下のようになります。

  • カンナビジオール (CBD)
  • CBD以外のカンナビノイド、テルペン
  • キャリアオイル (ヘンプシードオイル、オリーブオイル、MCTオイルなど)
  • 香料、着色料、その他添加物

カンナビジオール (CBD)

最初に、当然ですがCBD製品に含まれているカンナビジオール (CBD) です。

CBDの抽出には、アルコール抽出、オリーブオイル抽出、超臨界二酸化炭素抽出といった方法があります。

それらの中でも、超臨界二酸化炭素抽出は純度や保存度が高いCBDを精製でき、CBDオイルに適した抽出法と言われています。

CBD以外のカンナビノイドやテルペン

次に、CBD以外のカンナビノイドやテルペンです。

CBD以外のカンナビノイドとしては、カンナビジオール酸(CBDA)、カンナビノール(CBN)、カンナビゲロール(CBG)、カンナビクロメン(CBC)などさまざまなものがあります。

テルペンとはカンナビノイド以外に麻に含まれる成分のことです。

CBDオイルにはCBDのみを単離抽出した製品 (CBDアイソレート) もある一方で、他のカンナビノイドやテルペンを一緒に配合したものもあります。

他のカンナビノイドやテルペンを配合したCBD製品は、フルスペクトラム (CBD以外の成分を一緒に抽出したもの) 、ブロードスペクトラム (CBDを単離し、後で他の成分を加えたもの) と呼ばれています。

実は、CBDアイソレートとフルスペクトラム・ブロードスペクトラムには、使用時の効果に違いがあります。

CBDなどのカンナビノイドの生体への影響に仕方に、釣鐘効果というものがあります。

釣鐘効果とは、摂取するCBDの量を増やしていった際に、ある一定の量までは効果効率が上がりますが、ある点を境に効率が下がっていってしまうという現象です。

しかし、他のカンナビノイドやテルペンをCBDと一緒に摂取すると、効果は下がることなく量と相関的に上がっていきます (アントラージュ効果) 。

なお、フルスペクトラムのCBD製品はTHCを含んでいる可能性が高いため、日本では違法になります。

CBDオイルの効き方には個人差があるため断定はできませんが、それでもより高いCBDの効果を得たいのであれば、ブロードスペクトラムの製品を選ぶのが良いでしょう。

フルスペクトラムCBDは違法?ブロードスペクトラムとの違いは?フルスペクトラムCBDは違法?ブロードスペクトラムとの違いは?

キャリアオイル

CBDなどの成分が溶け込む溶媒の役割を果たしているのが、キャリアオイルです。

キャリアオイルには、天然由来のものが使われることが多いですが、その種類としてはヘンプシードオイル、オリーブオイル、MCTオイルなどがあります。

ヘンプシードオイルは、ヘンプ (麻) の種子から抽出されたオイルです。CBDはほとんど含まれていませんが、必須脂肪酸やすべての必須アミノ酸を含み、非常に栄養価が高いオイルです。

また、ヘンプシードオイルの利点として、麻由来のオイルであるため、アントラージュ効果が得やすいという点があります。

オリーブオイルは、身近にあるためご存知かと思いますが、オリーブの実から作られたオイルです。オレイン酸と呼ばれるオメガ-9脂肪酸 やポリフェノール、ビタミンEが豊富で、身体に良いとされています。

MCTオイル (中鎖脂肪酸オイル) は、ココナッツオイルやパームオイルなどから、中鎖脂肪酸を抽出して作られたものです。消化を助け、他の栄養素の吸収率を上げる効果や、体重減や健康維持に役立つと言われています。

天然で身体に優しいオイルが使われていることが多いので、安心して使用できます。

また、CBDは親油性のため、オイルと一緒に摂取することで効率よく摂取できるという利点もあります。

その意味で考えると、CBDオイルはCBDを摂取するうえで理想的なアイテムといえるでしょう。

香料や着色料、その他添加物

CBDオイルは基本的に透明で無味無臭と言われていますが、摂取した人の中には「色がなく味気ない」といった感想や、逆に「独特な青臭さや苦みがあって苦手」という感想をもつ方もいます。

そのため、摂取しやすいようにするため、天然または人工の香料や着色料を加えている製品もあります。

また、ハーブや漢方などの成分を加えているものもあります。

このようにCBDオイルには、それぞれの製品によって添加物が入っている場合があります。

色や香りをつけて親しみやすくしたり、他の効果を狙って配合しているものも多くありますが、人によってはアレルギー反応を起こしたりする成分もあります。

そのため、CBDオイルを使っていて身体への不調を感じた時は、別のCBDオイルに買い換えることを検討するのも有効な方法でしょう。

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CBDやCBDオイルにはどんな効果がある?

心身への効果を狙って摂取するCBDやCBDオイルですが、実際にさまざまな効果・効能があることが知られています。

CBDの効果としてまず挙げられるものに、リラックス効果があります。不安やストレスを緩和し気持ちを前向きにしたり、うつや不安障害といった精神疾患の症状を和らげます。

また、てんかんの発作を抑制する働きも知られており、アメリカの食品医薬品局 (FDA) ではカンナビノイド系医薬品を難治性の小児てんかんの治療薬として認めています。

また、痛みやかゆみの緩和、炎症の緩和、内臓機能の促進などの効果も確認されており、ニキビ、アトピー性皮膚炎、動脈硬化、高血圧、過敏性腸症候群、がんなどさまざまな病気の症状の改善も期待されています。

なぜCBDはこれほどまでに多くの効果をもたらすのでしょうか。

生体のエンドカンナビノイドシステム (ECS) とCBDとの関わりに、その理由があります。

ECSは脳神経、末梢神経、免疫細胞、内臓組織など、生体のあらゆる機能や恒常性の維持に働きます。

CBDはそのECSに関与することで、心身にさまざまな効果をもたらしてくれるのです。

CBDとTHCはどう違う?

心身の健康に良いと解説したCBDやCBDオイルですが、実際には安心してよいものかと懸念する声もあります。

その理由はCBDが大麻由来の成分であるためです。ご存知のように、大麻はマリファナの印象が強く、日本を含む多くの国で規制される傾向にあります。

CBDと同じくカンナビノイドであるTHC (テトラヒドロカンナビノール) は、マリファナの主原料であり、高い精神活性作用 (俗に言う「ハイになる」作用) によって常用すると依存や中毒症状を示します。

しかも、CBDとTHCは、構造は異なるものの分子式 (原子の構成) はまったく同じです。このことが「CBDもTHC同様危険なものではないか」と危惧する大きな要因となっています。

しかし、結論から言えば、CBDはTHCのような精神への影響を与えません。

それは、両者の原子配置の差異による化学構造の違いが、生体への影響を大きく変えているためです。特に脳神経への影響の与え方には大きな違いがあります。

THCは受容体に直接結合し、精神活性作用や依存・中毒症状をもたらす

CBDもTHCも、生体で働くECSに作用しますが、作用の仕方は両者で異なります。

THCは脳神経に存在するCB1受容体に直接結合します。

本来、生体内にはCB1に結合して後のシグナル伝達反応を適切に進める生体因子 (内因性カンナビノイド) があります。

しかし、THCはそれとは競合的に作用し、内因性カンナビノイドになり代わる形でシグナル伝達反応を進めてしまうのです。

それによって、高い精神活性作用がもたらされます。さらに、脳内報酬系 (刺激を快楽と感じ、反復して求めようとする脳内の機構) に大きく関与するため、依存症状や中毒症状をもたらすこともあります。

また、THCには心拍数の増加、口渇、吐き気・嘔吐、反応速度や運動機能の低下、記憶障害といった副作用があり、常用すると心身に大きな悪影響をもたらします。

例えば、THCを使い続けると脳の精神回路が破壊され、大麻精神病と呼ばれる精神疾患に似た症状を示すことがあります。

実際に、THCの常用者は、統合失調症などの発症リスクが高まるといわれています。

CBDはリラックス効果をもたらし、THCの中毒症状も緩和する

しかし、CBDの作用方法はTHCとは大きく異なります。

CBDはCB1との親和性はとても弱く、内因性カンナビノイドを活性化する形で脳神経のECSに働くといわれています。

そのため、脳神経に多大な影響を与えません。しかし、CBDの摂取を持続すればアナンダミドやセロトニンといった物質の働きが促進され、気持ちを穏やかに、前向きにしてくれます。

さらに、CBDはTHCの悪影響を打ち消す作用もあります。2019年の研究では、高用量のCBDがTHCの中毒症状を緩和させることが示されました。

このように、CBDはTHCのような大きな精神作用や脳への悪影響がなく、むしろ良い作用をもたらしてくれることが分かります。

また、特筆すべきは法律における観点も違います。先述の通り、大麻は日本で規制されていますが、これはTHCの使用を懸念する観点からです。同じ大麻成分でもCBDは規制対象にはなっていません。

そのため、日本でCBDオイルの購入や摂取をしても、違法になることは原則的にありません。

CBDやCBDオイルの成分は副作用や危険性はない?

ここまでで、CBDは安全で法律的にも問題ないと説明しましたが、使用にあたって留意しておくべきポイントはあります。

ひとつは、軽微な副作用が出る可能性がある点です。

めまい、強い眠気、倦怠感、下痢、食欲の変化、体重の変化などが報告されています。

CBDオイルを使っていてこのような症状が現れたら、量を減らすなどの工夫をした方が良いでしょう。

また、CBDやCBDオイルのみで考えた場合の副作用は軽微なものですが、飲み合わせによっては生体への悪影響が大きく出る可能性もあります。

CBDは一部の処方薬や栄養補助食品の成分と薬物相互作用を起こすことが知られています。

特に肝臓で代謝されるタイプの薬は要注意です。このような薬の成分は、シトクロムP450と呼ばれる酵素群によって分解されますが、CBDはシトクロムP450の働きを阻害してしまいます。

それによって、薬の効果が持続したままになってしまい、想定外に大きな影響を与えてしまうことがあります。

シトクロムP450に対して、同様の作用をしてしまう食品にグレープフルーツがあります。そのため、グレープフルーツへの警告がある薬を服用しているのであれば、CBDの摂取は控えた方が良いでしょう。

さらに、CBDによる肝臓への悪影響が示唆されています。

イギリスで行われた実験では、高用量のCBD摂取 (1日に20mg/kg。つまり、60kgなら1,200mg) によって肝臓毒性を示し、過剰量のCBD (1日に615mg/kg。つまり、60kgなら36,900mg) は生命に関わるという結果が出ました。

しかし、これはマウスをモデルにした研究であり、CBDの投与もヒトに推奨される最大限の用量またはそれ以上の超高用量で行われています。

上記の実験は、ヒトがCBDを摂取した際の影響を示すものではありません。また、現状ではヒトにおいてCBDの肝臓への悪影響は確認されていません。

とはいえ、ヒトと同じ哺乳類で肝臓への影響がみられたという事実を鑑みると、高用量のCBDを長期的に摂取している方は、定期検診を欠かさず行うなど肝臓の状態に気を遣った方が良いかもしれません。

このように、基本的に心身の健康に良く安全であるとされているCBDではありますが、副作用や悪影響を及ぼす危険性は潜んでいます。CBDオイルを摂取する際には、用法用量を守って正しく使うことが重要です。

CBDやCBDオイルの安全な選び方は?

本記事をお読みになっている方の中には、CBDに興味をもち、CBDオイルなどのCBD製品の購入を検討している方もいらっしゃると思います。

しかし、CBDオイルはさまざまなメーカーや輸入業者が取り扱っており、中には「情報が多すぎて、どのCBDオイルを選べば分からない」という方もいらっしゃるかもしれません。

繰り返しになりますが、CBDオイルは原則的には違法ではなく心身にも安全です。しかし、あくまでも原則的にはという話であり、製品によっては例外もあります。

そのため、問題なく使用できるCBDオイルを、購入者がご自身で判断して選ばなくてはなりません。

では、安心かつ安全なCBDオイルを選ぶためには、どのようなところに留意する必要があるのでしょうか。

CBDオイルを選ぶうえで、見過ごしてはならないポイントは以下の2点です。

  • THCが含まれていないか
  • 品質的に問題がない製品か

THCが含まれていないことを確認することは、法律の遵守という観点から非常に大切です。

日本では大麻取締法によって、許可なく大麻を所持しているだけで処罰の対象となってしまいます。
しかし、元来麻は麻薬目的だけではなく、神具や繊維用品、食用などにも使用されてきたため、すべてを規制することはできません。

そこで「THCが含まれていない」「THC含有量が少ない成熟した茎や種子から作られている」製品は、法律上大麻から除外されます。CBDオイルが日本で使用できるのも、実はそのような事情が背景にあるのです。

しかし、茎や種子のみで作らなくてはいけないといっても、実際に製品に含まれるCBDがどの部位から抽出されたのかをチェックすることは非常に困難です。

そのため、消費者が注目すべきポイントは「THCが含まれていないかどうか」というところになります。

しかし、大きな落とし穴があります。それは、大麻の規制のされ方は、各国で異なるということです。

例えば、アメリカではTHCの含有量が0.3%以下の麻を「ヘンプ」として合法化しています。そのため、ごく微量であればTHCが入っていても良いという点で、日本の法律とは合致しません。

つまり、輸入CBDオイルを購入する際には、THCが本当に含まれていないかどうかをチェックする必要があるということです。

品質の良し悪しも確認する必要があります。CBDオイルはさまざまな業者が製造していますが、中にはCBDの純度が低く混合物が混ざっている製品があったり、中古品を横流しする販売業者がいたりします。

本来は、CBDオイルが輸入される際に、厚労省の輸入許可や税関での検査などが行われ、製品の安全性や信頼性を確保したうえで販売されるのが普通です。

しかし、中にはそれらの手続きを行うことなく、製品を輸入販売している個人業者が多いのも実情です。そのような商品はTHCが含まれていたり、粗悪な商品であったりする可能性が高くなります。

そのため、適正なルートで輸入されてきた安全に使える製品かを、消費者が自ら確かめることはとても重要です。

しかし、安心で安全な製品であることを確認するためには、一体どのようなチェックすべきポイントがあるのでしょうか。

以下に紹介します。

「THCフリー」の表示があるか

THCフリーは、THCが含まれていない製品であることを表しています。

CBDオイルのボトルか、メーカーや販売代理店のウェブサイトに「THCフリー」の表示がある (またはそれと同様のことが書かれている) ことをまず確認するようにしましょう。

第三者機関での品質チェックの証明がある

しっかりしたメーカーや販売店では、自身のウェブサイトなどに商品の品質について紹介しているところが多いです。

しかし、自己申告だけでは証明にはなりません。そこで、優良なメーカーや販売店は第三者機関に製品の品質チェックを依頼し、安全な商品であることを証明してもらっています。

成分が記載通りに含有されているか、THCが含まれていないか、カビやバクテリア・農薬などの異物が混入していないかなど、検査によって製品の品質が保証されます。

ウェブサイトなどでその検査結果が確認できれば、信用できるCBD製品であるという判断基準になります。

成分表が記載されている

CBDオイルのボトルやウェブサイトに記載されている成分表は、CBDオイルを選ぶうえでの良い判断材料となります。

CBD以外にどのようなカンナビノイドやテルペン、または添加物が含まれているか確認するようにしましょう。

一方で、成分表の記載がないものは、購入は控えた方が良いでしょう。

口コミの評価が高い

通販サイトなどでは実際にその製品を使った方の口コミが紹介されています。

そのようなユーザーの評価も、CBDオイルを選ぶうえでの良い参考になります。

ただし、口コミの内容は各ユーザーの主観であり、中には「サクラ」がいる可能性も否定はできません。

自分に合うCBDオイルかどうかは、実際にご自身で使ってみて判断するようにしてください。

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上記のポイントに注目しつつ、ウェブサイトやCBDオイルのボトルの表記をきちんと見て、安全な製品であることをご自身で見極めることが大切です。

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