CBDやCBDオイルの体重への影響は?ダイエットに効果的?

CBDやCBDオイルの体重への影響は?ダイエットに効果的?

CBDやCBDオイルはリラックス効果や安眠効果、不安を軽減する作用があるとされており、日本でも注目されつつある成分です。本記事ではCBDやCBDオイルの体重への影響についてご説明します。また、ダイエットとしての効果があるのかについても併せて解説します。

CBDやCBDオイルは体重を増加させる?それとも減少させる?

CBDは植物の大麻等から抽出される成分の一つで「カンナビジオール」と呼ばれており、日本ではCBDオイルとして販売されているのが主ですが、海外ではオイルの他にクリームやカプセル剤など、様々な形に加工されて販売されています。

CBDやCBDオイルにはリラックス効果や安眠効果、不安を軽減、抗うつ効果など精神良い効果をもたらすと期待されています。

CBDやCBDオイルは精神的効果をもたらす他に、本記事では体重へ影響を及ぼすかについてご説明します。

特にダイエットしたい方は体重が減るのは嬉しいことです。

しかし、必要以上に体重が増えたり減ったりすることは身体にとってあまり望ましいことではありません。影響の程度も含めて、CBDやCBDオイルによる体重の増減に対する不安について解決します。

CBDやCBDオイルは間接的に体重を減らす可能性がある

CBDやCBDオイルそのものが直接的に体重を減らす効果があるという報告は現在のところ存在しません。

一方で食欲や代謝に影響を与えることで、間接的に体重を減らす効果があると言われています。

ラットを用いた複数の研究において、CBDを投与すると食物摂取量が減少したという報告がされています。

また別の動物実験では、CBDやCBDオイルがCB(カンナビノイド)1受容体やCB2受容体に影響を与えているという報告もあります。ちなみに、この受容体は食欲や代謝に関わる受容体とされています。

食欲が抑制されることで摂取カロリーが減るため、通常であれば体重は減少します。

上の研究では代謝の増減については述べられていませんが、もし代謝が増えたとすると消費カロリーが増えることになるので、体重は減少すると考えることが出来ます。

しかし、これはあくまで動物実験における結果である上にCBDは注射での投与であるため、通常経口使用するCBDオイルとは条件が異なります。

投与する方法が異なることで、成分の吸収量や代謝に影響が出ることがあります。CBDにおけるそう言った研究報告はまだありませんが、可能性は十分に考えられ、明確に効果を証明出来たと言い切ることまでは難しいです。

それでもCBDやCBDオイルは、間接的に体重減少に影響を与える可能性があるとは言えるでしょう。

CBDやCBDオイルは体重増加への影響

CBDやCBDオイルには、逆に体重を増加させる可能性はあるのでしょうか?

CBDやCBDオイルによって間接的に体重が減少する可能性があるとご説明しましたが、別の研究では体重が増加する可能性を示唆した報告も存在します。

てんかんの症状を治療する目的でCBDを摂取した子供117人のうち30%において、症状が軽減したとともに食欲が増加したという研究結果があります。

その他にはドラベ症候群(てんかんの一種)の治療として、CBDを摂取した23人の子供において、食欲が増加した子供もいれば、逆に低下した子供もいました。

確かにこれらの研究報告では体重が増加した子供がいましたが、この結果だけではCBDが体重増加に直接的に影響したかまでは不明です。

もしかするとてんかんの発作が軽減されたことにより、精神的に安定し、食欲が増進したことも考えられます。

CBDにおける体重に対する影響についての報告は複数ありますが、未だ解明出来ていない部分が多く、今後より一層の研究が必要であると言えるでしょう。

CBDは白色脂肪から褐色脂肪に変化させる作用がある?

CBDやCBDオイルが食欲や代謝に影響することで、間接的に体重変化へ影響を与える可能性ついてご説明しました。

また一方で、CBDやCBDオイルが脂肪細胞へ作用する可能性が示唆されている報告があります。

次は脂肪細胞へ作用することで生じ得る、体重変化への影響についてご説明します。

白色脂肪と褐色脂肪とは?

CBDやCBDオイルは脂肪細胞に影響を与えるという報告がありますが、まずは脂肪細胞について簡単にご説明します。

脂肪細胞には白色脂肪細胞(白色脂肪)と褐色脂肪細胞(褐色脂肪)の2種類が存在します。

白色脂肪は中性脂肪としてエネルギーを蓄えるために必要な脂肪細胞で、褐色脂肪は血液中に遊離した脂肪酸を取り込み、熱を生み出しその熱からエネルギーを作ります。

つまり、白色脂肪は脂肪を蓄える細胞、逆に褐色脂肪は脂肪をエネルギーとして消費する細胞であると言えます。

褐色脂肪がたくさん存在すればするほど、脂肪がエネルギーとして消費され体重は減少しやすくなります。

しかし、残念ながら体内の脂肪組織の大半は白色脂肪で構成されているため、褐色脂肪だらけにするということは不可能なのです。

遺伝や年齢、生活習慣によって褐色脂肪の数には個人差があります。特に標準体重の人は肥満の人よりも褐色脂肪の数が多い傾向にあります。

すなわち、肥満の人は褐色脂肪が少ない傾向にあるため脂肪の燃焼量が少なく、標準体重の人に比べて痩せにくくなっている可能性が高いです。

CBDやCBDオイルは褐色細胞を増やす可能性がある

CBDやCBDオイルはこの褐色脂肪を増やす効果があることが示唆されています。

具体的には、CBDが白色脂肪を褐色脂肪に変化させる現象を引き起こし、褐色脂肪の働きを促す特定の遺伝子やタンパク質の発現を増加させる報告です。

この白色脂肪を褐色脂肪に変化させる現象は「褐色化(ファットブラウニング)」と呼ばれています。体重を減らしたい人はこの褐色化を体内でより多く起こし、褐色脂肪による脂肪燃焼量を増やせば、より痩せやすくなると言えます。

結果として、CBDやCBDオイルは褐色化を促すことで、褐色脂肪の数を増やし、体重を減少させる効果が期待されます。

ちなみに、褐色化は適度な運動や十分な睡眠、寒さにさらされることで促進されます。

ただし無理なダイエットは体を壊しかねませんので、自分の体調と相談しながら、正しく安全にダイエットしましょう。

CBDやCBDオイルを摂取する際の注意点とは?

CBDやCBDオイルには体重変化に間接的ではありますが、影響を与える可能性があることをご説明しました。

この記事を読んで、CBDやCBDオイルに興味を持った方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方々に注意していただきたい点をご紹介します。

持病や日常的に服用している薬がある場合は必ず医師へ相談する

持病があったり、日常的になにか薬を服用している場合は、必ず医師に相談するようにしてください。

日本におけるCBDやCBDオイルは薬ではなく、サプリメントに分類されるものになりますが、薬と互いに影響しあう場合があります。

海外ではCBDが医薬品として扱われている地域もありますので、ただのサプリメントと軽く考えてしまわないようにしましょう。

用法用量を守って正しく使う

薬やサプリメントを使う上で最も重要なのが、正しく使うということです。

たくさん飲めば効果が出ると思い、指示されている量よりも多く飲んでしまうことは絶対に避けてください。思わぬ副作用を引き起こす原因になります。

また、精神的な効果をもたらす薬やサプリメントは痛み止めなどと異なり、効果が現れるまでに時間がかかることが多いです。

効果が出てくるまで、焦らず継続的に摂取するようにしましょう。途中で止めてしまうと、あと少しで効果が出てくるはずだったものが、振り出しに戻ってしまいます。

CBDやCBDオイルはダイエットに効果的?

CBDやCBDオイルが体重に影響を与える可能性は示唆されていますが、その関係性はまだ未解明の部分が多いです。

前述したように、体重が減少したという報告がある一方で、逆に体重が増加したという報告があるのも確かです。

今後さらにCBDやCBDオイルと体重変化の関係性については研究が必要です。

そのため、CBDやCBDオイルがダイエットに効果があるとは現段階では断言出来ません。

現段階でのCBDやCBDオイルはリラックス効果や不安軽減などの精神的なものや、海外における神経疾患の治療を目的として使用する成分です。

ダイエットの手段として、CBDやCBDオイルを摂取するのはおすすめ出来ません。

CBDやCBDオイルのみに頼らず健康的でバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠をとった上で、上手に取り入れるようにしましょう。

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