ニキビや肌荒れを予防できるキレイな肌作りのために実践できることは?
ニキビや肌荒れに悩んでいる人は多いでしょう。
そのような肌のトラブルを予防・改善し、キレイな肌作りをするためには、どのようなポイントがあるのでしょうか?
規則正しく質の高い睡眠
肌は日中、紫外線やストレスなどでダメージを受けます。
そのような肌のダメージを修復できるのが、睡眠時です。
眠っている間に成長ホルモンが分泌され、肌の細胞の再生が促されます。
つまり、質の良い睡眠こそが、ニキビや肌荒れを予防や改善に重要になります。
さらに、規則正しく睡眠をとることもポイントです。
決まった時間に寝て、6時間以上の睡眠を確保することによって、体内時計が整いホルモン分泌も安定します。
なるべく、休日の朝寝や夜更かしも避けるようにしましょう。
食事やサプリメント
普段の食生活もキレイな肌作りには重要です。
特に肌のケアに重要な栄養素はビタミンと言われておりその中でもビタミンB群が重要です。
そのため、ビタミンが多く含まれている食品をたくさん摂ると良いでしょう。
ただし、普段の食事から十分なビタミン群を摂取することは難しいと言われています。
そこで、もし普段の食事に不安があるのであれば、サプリメントを併用するのもオススメです。
肌ケアに重要なビタミンやサプリメントについては、次項で詳しく紹介します。
運動
適度な運動も心がけるようにしましょう。
運動は肌荒れの原因であるストレスを解消し、心身を健康にしてくれます。
ここでのポイントは、あまり激しい運動はビタミンB2を消費しやすいので、ウォーキングやヨガ、ストレッチといった軽めの有酸素運動にすることです。
身体をほぐしつつ、身体のめぐりも良くすることが、肌の健康に貢献します。
スキンケア
日頃からのスキンケアも大切な作業です。
まず、肌は日ごろから水分が蒸発していますので、保湿ケアを忘れないようにしましょう。
また、肌に害となる紫外線にも気をつけましょう。
肌が敏感になっているなど、刺激に弱くなっている時は、刺激の強い美容液や日焼け止めは避けて、低刺激のものを選ぶようにしましょう。
こまめに清潔に
いくら肌に気遣っていても、自分の過ごしている環境が清潔でなくては意味がありません。
花粉や汚染された空気、ハウスダスト、細菌のある環境下では肌荒れやかゆみ、皮膚炎の原因となります。
タオルや寝具など、肌に直接触れるものは、いつも清潔にするように心がけましょう。
また、部屋をこまめに掃除したり、換気をしたりすることも大切です。
空気清浄機なども利用しつつ、自分の周囲の環境をクリーンに保つようにしましょう。
ニキビなどの肌荒れに作用する栄養素やサプリは?ビタミンが良い?
ニキビや肌荒れなど、肌のトラブルのための対策にはさまざまなものがありますが、摂取する栄養素が特に重要であることは間違いないでしょう。
普段の食生活はもちろん、補助的にサプリメントを使用するなどして、効率よく美肌効果のある栄養素を摂取すれば、より肌トラブルの予防や改善を図ることができます。
先述の通り、ビタミン類が肌に良い効果がある栄養素であり、特にビタミンB群が重要だと言われています。
ここで、それらの栄養素について詳しく見ていきましょう。
ビタミンB2
ビタミンB2は「美肌ビタミン」とも呼ばれ、皮膚の健康に特に重要な栄養素です。
ビタミンB2は補酵素として、人間の三大栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物の代謝・エネルギー生産に関わっています。
また、皮膚や髪、爪などの細胞の再生にも関わっており、肌を健全に保つのにも一役買っています。
ビタミンB2はレバーや青魚、納豆や乳製品などに多く含まれています。
代謝とエネルギー産生に関わるビタミンB2は、脂質や糖質、アルコールを多く摂取した時に多く消費されやすくなります。また、疲れやストレスでも不足しがちになってしまいます。
オーバーワークなどで疲れやストレスが溜まってたり、偏食・酒量の多い傾向にある方は意識して摂取した方が良いでしょう。
ビタミンB6
ビタミンB6はアミノ酸の代謝に関わる補酵素であり、皮膚の抵抗力の増進も担うことで皮膚炎予防にも効果があるとされる成分です。
また、脂質分解の働きもあり、余分な皮脂が出るのも抑えてくれます。
皮膚の炎症や皮脂を抑えることによって、ニキビや肌荒れを改善する効果が期待できます。
ビタミンB6が多く含まれている食品には、豚肉や豆類、小麦胚芽などがあります。
ビタミンB1
ビタミンB1は皮膚や粘膜の健康維持に効果的に働きます。
また、ブドウ糖からエネルギーへの変換を助ける効果があるため、肌はもとより身体全体における活力や健康を維持するという意味でも重要な物質です。
ビタミンB1が多く含まれている食品には、 牛・鶏・豚のレバー、マグロ・カツオなどの魚介類、バナナ、ニンニクなどがあります。
パントテン酸
パントテン酸もビタミンBの一種であり代謝、抗ストレス、動脈硬化などに効果のある健康に重要な成分です。
美肌を維持する効果もあると言われており、ビタミンCと併せるとさらに免疫力が強化され、肌トラブルの防止に貢献します。
“パントテン”とは、ギリシャ語で“どこにでもある”という意味であり、パントテン酸はさまざまな食材に含まれています。
特に、レバー、卵、サケ・イワシなどの魚介類、ピーナッツなどに多いです。
その他ビタミン類
ビタミンB群以外にも肌の健康に貢献するビタミンはあります。
まず、柑橘類やトマトなどに多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの合成に関わったり活性酸素を抑えたりする働きによって肌を守ってくれます。
ビタミンA、ビタミンEもそれぞれ抗酸化作用、血行を促す作用があるため、どちらも肌のケアに良い成分です。
大人気の麻成分「CBD」がニキビや肌荒れへ注目されているワケとは?
ニキビや肌荒れの予防や改善には日頃のお手入れや食生活が大切ですが、近年注目を集める麻成分であるCBDにもその実感が期待されています。
CBDは麻などの植物に含まれるカンナビノイドと呼ばれる成分の一種で、生体のさまざまなところで働き、多くのメリットをもたらすと言われています。
CBDの生体にもたらす影響の中でも、抗炎症作用、皮脂の過剰分泌の防止、抗菌作用といった作用が、肌の美容や健康に大きく貢献します。
実際に、研究や学術論文などでも、それらの効果は示されています。
2014年の発表では、ニキビや肌荒れの原因となる過剰な皮脂の分泌防止や皮膚の炎症抑制をCBDが行うことを明らかにしました。
また、別の実験では、CBDなどのカンナビノイドが皮膚疾患の原因となる黄色ブドウ球菌に対し抗菌作用があることが示されています。
ニキビや肌荒れのためのCBDサプリメントの効果的な摂取方法とは?
実際に肌の健康を守ったり、綺麗な肌を取り戻したりするために、CBDをどのように使えば良いのでしょうか。
現在、CBDを配合したサプリメントにはさまざまなものがあります。
中でも、CBDの効力を最大限に発揮できるアイテムはCBDオイルだと言われています。
CBDオイルはCBDをオリーブオイルやMCTオイルなどの食用のキャリアオイルに配合した健康食品です。舌の下部にオイルを垂らして90秒〜2分程度置いてから飲み込む舌下摂取という方法で摂取するのが一般的です。
CBDオイルを舌下摂取すると、CBDが口内の毛細血管から体内に取り込まれて、全身に効果を与えます。
CBDオイルを継続して使用することで、身体を徐々に健康にするサポートをすることができ、肌トラブルに対しても実感ができるでしょう。
また、ニキビなどの肌の炎症やそれに伴う痒みが気になっている時には、CBDを局所的に作用させる方法もあります。
CBDオイルをお持ちであれば、オイルを患部に直接塗るのも効果があるでしょう。
ただし、CBDオイルは健康食品という扱いであるため、メーカーによっては肌に付けることが推奨されていない場合もあります。
もし、CBDオイルを皮膚に直接塗布するのが不安であれば、CBDクリームを使用するのがオススメです。
CBDクリームは、CBDを肌に浸透させ、局所的に作用させる経皮摂取を目的に作られた製品ですので、患部に塗り込むという方法も製品の仕様に即しており、その意味で安心できます。
以上のように、肌ケアのためのCBDの使用方法には、CBDオイルを身体の中から作用させる方法と、CBDオイルまたはCBDクリームを肌に直接塗る方法とがあります。
さらに、両者を組み合わせると、より効率的なケアができるかもしれません。
CBD製品の選び方の注意点は?
肌のケアにも大きな期待が集まるCBDですが、CBD製品を選び使用するうえでの注意点はあるのでしょうか?
実は、CBD製品を選ぶうえで、非常に重要なポイントがあります。
先述の通り、CBDは麻に含まれる成分です。しかし、麻は「大麻」と呼ばれることもあり、警戒されている側面もあります。日本でも大麻は大麻取締法によって、取り扱いは厳密に制限されています。
ただし、CBDは日本の法律上問題のない成分ですので、ご安心下さい。
大麻として法律上問題視されている成分は、THCというカンナビノイドです。日本では、THCがわずかでも含まれている製品の所持は違法となります。
そのため、CBD製品を購入する際は、THCが含まれていないものを選ばなくてはいけません。
ここで気を付けなくてはいけないのは、国によって大麻やTHCの取り扱いの基準が異なる場合がある点です。
例えば、THCの含有量がアメリカでは0.3%以下、EUでは0.2%以下の麻は「産業用ヘンプ」としてそれぞれの国で使用が許可されています。
そのためそれらの国で製造されたCBD製品には、微量なTHCが含まれている場合があります。
CBD以外の麻の成分も配合されているフルスペクトラムやブロードスペクトラムという種類の製品には、THCが含まれているリスクが伴います。
ブロードスペクトラムの中には「THCフリー (THCを除去している) 」を謳っている製品もありますが、それでもTHCが完全に取り除いているという保証はありません。
フルスペクトラムやブロードスペクトラムはCBDと他の麻の成分との相乗効果が期待できるという点で有益ではありますが、日本で使用するならCBD単体 (アイソレート) の製品を選ぶのが望ましいでしょう。
以上のように、CBD製品を選ぶ際にはTHCが含まれていないかどうかを、十分注意して確認しなければいけません。
ビタミンBが配合されているCBD製品もある?
CBDが肌の健康に貢献することは前述の通りですが、ビタミンBなどの他の栄養素が入っているCBD製品があれば、より効率よく肌のケアができるかもしれません。
例えば、あるCBD製品のメーカーは、CBDと一緒にビタミンB6やGABAといった他の栄養素をカプセルに配合した製品 (CBDカプセル) を販売しています。
このように、CBD製品にはCBDや麻の成分だけではなく、他の栄養素を配合して相乗効果を狙ったものもあります。
ご自身のご希望に併せて、そのような他の栄養素が入っている製品も検討してみても良いのではないでしょうか。
CBDにはしみやしわ、湿疹を改善する作用もある?
ニキビや肌荒れといった肌のトラブルとCBDの関係性をお伝えしました。
しかし、肌トラブルといえる症状は、それだけにはとどまりません。
人はストレスや紫外線などの外部刺激を常に受けており、そのために体内での活性酸素を増やしてしまったり、老化を進めてしまったりすることもあります。
激しい運動や、飲酒、偏食などもその原因になります。
特に、外部環境に直接触れる肌はそのような刺激を受けやすく、しみやしわなどができてしまったりすることも珍しくありません。
また、そのような外部刺激に対して炎症反応が起こり、湿疹などができ、予後には跡やしみが残ってしまうこともあります。
このような原因でできるしみやしわ、湿疹などにも、CBDは実感できると言われています。
CBDには抗酸化作用や抗炎症作用があり、これらの肌トラブルの原因となる活性酸素や炎症を抑えてくれることが確認されています。
このような作用によって、CBDはしみやしわ、湿疹の予防や症状改善に役立つと言われています。
また、湿疹の痕についても効果が確認されており、イタリアの実験では乾癬やアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患によってできてしまった痕を改善するという結果が出ました。
このように、CBDにはさまざまな皮膚のトラブルの予防・改善に大きな期待が寄せられています。
肌トラブルを抱えがちな方、肌の手入れに日々苦心されている方は、CBDオイルやCBDクリームなどのご使用をぜひ検討してみてはいかがでしょう?
関連文献