CBDクリームやCBDオイルはアトピー性皮膚炎や乾癬に効果がある?

CBDクリームやCBDオイルはアトピー性皮膚炎や乾癬に効果がある?

アトピーや乾癬などの皮膚疾患に、CBDクリームやCBDオイルが効果的なのではと期待されています。本記事では、CBDは皮膚疾患にどのように効果をもたらすのかを解説し、CBDクリームやCBDオイルなどのCBD製品を購入・使用するうえで注意すべき点についても紹介します。

CBDとは?どんな効果がある?

CBDオイルの滴
CBD [Cannabidiol; カンナビジオール] は大麻草などに含まれる成分です。

大麻といえば“マリファナ”を思い浮かべる方も多いですが、実は大麻にはマリファナの主成分であるTHC [Tetrahydrocannabinol; テトラヒドロカンナビノール] 以外にも、多くの大麻成分 (カンナビノイド) が含まれており、CBDもその一種です。

THCには「ハイ」になるといった麻薬としての効果がありますが、CBDにはありません。そのため、THCは日本を含む多くの国で規制されていますが、CBDは日本では規制されていません。

また、CBDには身体の恒常性や機能を維持するのに貢献するとし、生活習慣病やうつ、睡眠障害などさまざまな心身の問題に効果があるとされ、注目されています。免疫異常による皮膚の炎症やかゆみ、痛みにも効果があると言われています。

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近年では、CBDなどカンナビノイドの成分を配合した製品が数多く流通するようになりました。CBDの成分をクリームに配合したものをCBDクリームと呼んだり、オリーブオイルなど何らかのオイルに配合したものをCBDオイルと言います。

気化して吸い込む、口から飲みこむ、などCBD製品の種類によって摂り方はさまざまですが、CBDクリームは皮膚に直接塗布することで摂取し、CBDオイルは口の中の舌下から摂取することで効果を高めます。

アトピーとは?なぜ症状が出る?

アレルギー等が原因で起こる皮膚トラブルに悩まされる方は数多くいます。

中でも、アトピー性皮膚炎は代表的な皮膚疾患として知られています。アトピー性皮膚炎は、アレルギー性の炎症反応によって身体にかゆみを伴う湿疹ができ、それが慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。

2014年の厚生労働省の発表によると、日本でのアトピー性皮膚炎の罹患数は約45万人と言われています。0~44歳までで全体の罹患者数の8割を占め、比較的子供や若年の方に多いのも特徴です。

アトピー性皮膚炎は、皮膚が刺激や細菌、乾燥などから自身を守る“バリア機能”が低下し、免疫異常が引き起こされることによって起こります。

かゆみを生じますが、掻くとさらに皮膚のバリア機能が弱まり、また黄色ブドウ球菌やハウスダスト、ストレスなども炎症を促進する原因となります。さまざまな要因が重なることでより症状が悪化し、慢性化しやすいのも大きな特徴です。

アトピー性皮膚炎にありがちな傾向として、かゆみに襲われ夜眠れなくなることが挙げられます。特に幼児期や成長期の子供の場合、本人の成長や学習に大きな悪影響が出ます。

また、成人においても睡眠不足によって仕事がはかどらなかったり、湿疹によって顔や手足の見た目が悪くなることで自信を失うなど、QOL (生活の質) を低下させてしまうおそれがあります。

さらに、顔に症状が出た場合、白内障や網膜剥離など、眼に合併症が起こる危険性もあります。

アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド外用薬がよく用いられます。ステロイド外用薬は炎症とかゆみの抑制に効果がありますが、副作用が強いため、多用には注意が必要です。

また、アトピー性皮膚炎は完治がなかなか難しく、薬によって症状がいったん治まっても皮膚内部では炎症が残っていることがあり、再発するケースもあります。

そのため、症状が治まった後も継続的に薬を使用し続けたり、スキンケアや周囲の環境を清潔にするなどして、長期的な治療が必要になります。

CBDオイルやCBDクリームはアトピー性皮膚炎や乾癬に効果がある?

CBDやCBDオイルの皮膚への作用
CBDはアトピー性皮膚炎や乾癬といった皮膚のトラブルの治療に効果が期待されています。

ここでは具体的なメカニズムや研究結果もまじえて、どのようにCBDが効果を発揮するのかを説明します。

CBDなどのカンナビノイドが働くうえで、なくてはならない生体システムがあります。

それは、エンド・カンナビノイド・システム (ECS) というものです。

ECSはカンナビノイド受容体 (CB1, CB2) を介して行われる生体システムです。カンナビノイド受容体は脳神経、内臓、免疫細胞などさまざまな組織・器官・細胞に分布し、恒常性維持など多くの生体メカニズムに関わります。

2009年、ハンガリーの研究者らによって発表された論文によると、ECSが心身に与える影響は多大なものであり、さまざまな病気の予防や治療にも関わり、それらは皮膚の機能改善や炎症・かゆみの抑制にも働いていることを示唆しています。

CBDをはじめとしたカンナビノイドは、ECSに作用することで生体のメカニズムに関与します。

そのため、アトピー性皮膚炎や乾癬といった、皮膚疾患にも効果が期待されています。

CBDはかゆみを緩和する

かゆみにはヒスタミンという物質が関わっています。

ヒスタミンは炎症反応などの身体のバリア機能に関わりますが、ヒスタミンが過剰分泌されると、異常なかゆみなどのアレルギー反応を引き起こします。

しかし、2002年にイギリスで行われたヒトを対象にした実験で、特定のカンナビノイド受容体にまつわる反応によって、ヒスタミン誘発性のかゆみを緩和することが分かりました。

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そのため、カンナビノイド受容体に間接的に関わりECSの働きを促進するCBDにも、かゆみを緩和することが期待できます。

CBDには抗菌作用がある

アトピー性皮膚炎の症状を長引かせる原因として、細菌による炎症悪化があります。

つまり、体内の炎症を緩和するだけでなく、皮膚での細菌の繁殖を抑えることも、皮膚のトラブルを抑えるためには必要不可欠です。

2008年に海外で発表された論文で、CBDを含む主要な大麻成分が、黄色ブドウ球菌に対して強力な抗菌作用をもたらすことが発表されました。

このことから、CBDは皮膚疾患の悪化を抑える作用があることが示されました。

CBDは皮膚の機能改善と炎症の緩和、痕の緩和に関わる

身体の炎症反応とECSやカンナビノイド受容体との関連性の調査は、以前より行われてきました。

2014年にドイツの研究者らが行った実験では、アトピー性皮膚炎に近い症状を示したマウスを用いて、カンナビノイド受容体と症状との関連性を調べました。

その結果、カンナビノイド受容体がアトピー性皮膚炎における皮膚のバリア機能の改善と、炎症反応の抑制に関わることが示されました。

CBDはカンナビノイド受容体に関与することから、CBDがアトピー性皮膚炎の皮膚の機能改善や炎症の緩和に関わるということが期待できます。

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また、実際にCBDを用いた実験も行われています。

2019年、イタリアで乾癬やアトピー性皮膚炎で傷痕に悩む被験者に対し、CBDクリームを塗布したところ、皮膚の状態が大幅に改善されるという結果が出ました。

アトピー性皮膚炎や乾癬は罹患中もその症状に苦しみますが、治療後に痕が残ってしまう場合があり、多くの罹患者を悩ませる要因のひとつとなっています。

CBDは炎症を抑制し、皮膚の状態も良くすることで、アトピー性皮膚炎や乾癬などの皮膚疾患の緩和ばかりでなく、予後にも関わることが期待できます。

以上のように、CBDにはかゆみ緩和、抗菌作用、皮膚の機能改善と炎症緩和、痕の緩和といった、皮膚疾患のさまざまな症状に効果があると考えられます。

しかし、ヒトを対象にした研究結果が少ない、CBD単体での実験が少ないなど、CBDのアトピー性皮膚炎や乾癬における治療効果の研究には、まだ不十分なところもあります。そのため、今後の研究結果にも注目です。

肌のお悩みにおすすめのCBDオイル

上述したように、乾癬やアトピー性皮膚炎による傷痕の改善・CBDは皮膚疾患の悪化の予防CBDには様々な作用が示唆されています。

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CBDに副作用はある?肌への影響は?

CBDには基本的に副作用などの悪影響は少なく、使い方や用量を守れば、安心して摂取することが可能かと思います。

しかし、これはCBDという成分単体で見た話であり、製品レベルで考えると少し気をつけた方が良いポイントがあります。

そのポイントとは、CBD製品に混合物が含まれているかどうかです。

例えば、CBDクリームなどのCBD製品には、その製法によってCBD単一のものと、その他のカンナビノイドが混合されているものがあります。

特に、THCには注意が必要です。アメリカでは、産業用に用いられる麻 (産業用ヘンプ) のTHCの含有率は0.3%以下と定められています。国によって基準値は変わるものの、その基準を守った上で製造されたCBD製品には、THCはほとんど含まれていません。

しかし、流通しているCBD製品の中には、その基準値を超えているものもあります。そのような製品を使用し続けると、THC特有の精神活性が起こってしまうおそれは十分にあります。

また、メントールや香料などの成分が含まれている場合があります。

これらの製品は、目的に合わせて意図的に入っているものもありますが、皮膚炎の患部に塗ると、場合によっては刺激により悪影響が出てしまうこともあります。特にメントールは痛みや刺激がもたらされる可能性が高いと言われています。

以上のように、CBDそのものがもたらす悪影響は少ないですが、CBDクリームなどの製品になると、混合物によって副作用が出てしまう場合もあります。

もし使用していて違和感を覚えたり調子が悪くなったりしたら、使用する量を減らしたり医師に相談するなどの工夫をするようにしてください。

なお、日本ではTHCフリーのCBD製品を使用するようにしましょう。THCが少しでも含まれている製品を所持していると、大麻取締法で検挙される可能性があるためです。

CBDのクリームやオイルなどのCBD製品の選び方は?選ぶときの注意点も解説!

CBD製品の種類
これまで説明してきた通り、CBD製品にはメリットもありますが、同時にリスクも存在しています。

リスクを極力減らし、安全に使用するためには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

先述した通り、CBDクリームやCBDオイルには他の成分が入っている場合があります。

まず、購入を検討しているCBD製品のラベルを見て、成分を確認しましょう。

特にTHCの含有率には注目した方が良いでしょう。THCフリーであることは必ずチェックすべきポイントです。

また、そのCBD製品に配合されているCBDが、麻のどの部分から抽出されたのかも調べた方が無難です。なぜなら、日本の大麻取締法では、麻の茎と種子以外の部位を製造に用いることは禁止されているためです。

ラベルにTHCフリーと書いていなかったり、規定の麻の部分以外の部位を使用しているという記載があった場合は、絶対に購入しないようにしましょう。自身の健康を害する危険があるうえに、そのCBD製品を所持していること自体が違法になってしまいます。

また、ラベルでは十分に情報を公開していないことも考えられます。

CBD製品の製造元では、ウェブサイトなどで製品の検査結果を公表している場合もあります。ラベルの情報では心もとない場合は、ウェブサイトも参照するようにしましょう。

さらに、信頼できる製造元であるかどうかもCBD製品を選ぶのも重要です。その製造会社がどれだけの実績があり、製品がどれだけ評価されているかも調べておくと良いです。

オンラインショップや商品紹介サイトなどで、実際の使用者の口コミを参考にするのもおすすめです。

健康のために使用するCBDですので、間違っても健康を害したりなど被害が及ぶことがないよう、きちんと調べたうえで購入するようにしてください。

関連文献

CBDの皮膚トラブルへの作用に関して皆様から頂いた質問

幼い頃からアトピーに悩んでいます。CBDがアトピーに良いと聞きましたが、本当なのでしょうか?(30代女性)

現在、CBDはアトピー性皮膚炎や乾癬といった皮膚のトラブルに作用する可能性があるということで海外で研究が進められております。実際に、2019年イタリアで乾癬やアトピー性皮膚炎で傷痕に悩む被験者に対し、CBDクリームを塗布したところ、皮膚の状態が大幅に改善されるという実験結果も発表されています。そのほかにもCBDは、かゆみ緩和、抗菌作用、皮膚の機能改善と炎症緩和に関わるかもしれないということが示唆されているため、今後の研究に期待できそうです。

昔から肌が弱く、肌トラブルが絶えないのでCBDクリームを利用したいのですが、副作用が心配です。(20代女性)

CBDには基本的に副作用による悪影響は少なく、使い方や目安摂取量を守れば、安心して摂取することができるため心配いりません。現段階で副作用とされている症状は、下痢や口渇、食欲の変化、強い眠気などがあります。もし使用していて違和感を覚えたり調子が悪くなったりしたら、使用する量を減らしたり医師に相談するなどの工夫をするようにしてください。