虫刺されの痛み・かゆみとはさよなら?CBDやCBDオイルの作用を解説

虫刺されの痛み・かゆみとはさよなら? CBDやCBDオイルの作用を解説

夏になると多くの方が虫刺されに悩まされるのではないでしょうか。話題のCBDやCBDオイルは虫刺されにも効果があるのでしょうか。本記事では、虫刺されでかゆみが生じるメカニズムや、CBDの虫刺されへの作用、おすすめのCBD使用方法を解説します。

豆知識!虫刺されはなぜかゆくなるの?

蚊やダニ、ナンキン虫(ベッドバグ)などに刺されると、何日間もかゆみが持続したり一旦軽減しても再びかゆみをぶり返すようなことがあります。

採血や注射で皮膚に針を刺されても、穿刺の瞬間に痛みは感じますが長時間続くようなかゆみが出ることはほとんどありません。

虫の針は刺されていることにも気づかないほど細いのにもかかわらず、夜間の睡眠や日中の集中力、作業能力などに影響するほどかゆくなるのはなぜでしょうか。

虫刺されによるかゆみの原因は、虫の「唾液」に含まれるタンパク質が身体に侵入することに対して免疫システムが引き起こす身体のアレルギー反応です。

夏に多くの方が悩まされる蚊を例にとってみましょう。蚊は長い吻と呼ばれる口のような器官を持っており、その中にある6本の針を器用に使い分けながら吸血します。

6本の針は、皮膚を切開するナイフのような針が2本、切開した皮膚を開いた状態に固定する針が2本、毛細血管を探して血を吸う針が1本、そして血液凝固作用や麻酔作用の役割のある唾液を出す針が1本という仕組みです。

この唾液の中にはタンパク質が含まれており蚊は血液を吸う際に、その1本の針からタンパク質を含む蚊の唾液を血管内に分泌します。

蚊が血を吸い終わると唾液の流出が止まりますが、すでに血液中に入った唾液は体内に残留します。

吸血中の蚊を上から叩いてしまうと吸血中は唾液が最も分泌されている段階であるため、血管の中に多くの唾液が押し込まれてしまいかゆみが増します。

蚊が吸血している時は、横から弾くように皮膚から取り除いてから駆除した方が良いです。すでに刺されている場合は少量でも唾液が体内に入っているため、かゆみがなくなることはありませんが軽減できる可能性があります。

また、虫刺されによってかゆみが引き起こされるメカニズムには「即時型反応」と「遅延型反応」の2種類があります。

即時型反応は、虫に刺されてから数分で生じるかゆみです。唾液の侵入に対してマスト細胞(皮膚を組織する細胞の一つ)から炎症性物質である「ヒスタミン」が分泌され、虫刺され部位にかゆみが生じ数時間程度で消失します。

一方の遅延型反応は、虫刺されから数時間後から起こるかゆみです。血液中に存在するの白血球の一種である「Tリンパ球」や「マクロファージ」などから複数の炎症性物質が分泌されて虫刺され部位に集まります。

遅延型反応により、虫に刺されてから数日に渡ってかゆみが持続したり、日中はあまりかゆみを感じず夜中などにぶり返すことがあります。

その理由は、交感神経が活発になり身体が緊張している日中は免疫の働きが抑制されますが、副交感神経が優位になって身体がリラックスすると免疫細胞が活発になり、炎症性物質によってかゆみ神経が刺激されるためです。

虫刺されによるかゆみの生じ方は年代によっても違います。

刺されてすぐに痒くなる即時型反応は、何度も蚊に刺されることで蚊の唾液に対するIgE抗体が作られた人にしか起こりません。

そのため、あまり蚊に刺されたことのない乳幼児には白血球による遅延型反応だけが起こり、青年期以降になってからはまずIgE抗体による即時型反応が起こり、その後遅延型反応も生じます。

このように、虫刺されによるかゆみでも違った原因があるため、かゆみを抑えるための対策も、虫刺され直後には抗ヒスタミン剤、時間が経ってからぶり返すかゆみに対してはステロイド剤などの別のものが必要になります。

それぞれの炎症に対して違う薬を使用しても効果はあまり得られない可能性が高いので、かゆみ止めの薬を購入する際は成分や効能をよく見て選ぶようにしましょう。

CBDやCBDオイルは虫刺されのかゆみを抑えてくれる?CBDの作用について

CBDやCBDオイル
CBD(Cannabidiol:カンナビジオール)とは、産業用ヘンプやマリファナなどの大麻草から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる生理活性物質です。

大麻の成分というと、脳や精神への影響を心配されるかもしれませんが、それらを引き起こす可能性があるのはTHC(Tetrahydrocannabinol:テトラヒドロカンナビノール)というカンナビノイドです。

CBDとTHCの作用は全く違い、CBDには精神活性作用や陶酔作用などは一切ありません。むしろ近年では、CBDは心身に非常に多くのメリットをもたらし、さらには医薬品よりも安全性が高いことが注目されています。

CBDやCBDオイルは、身体機能の調節において重要な役割を果たす「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」に働きかけます。

私たちの身体には、アナンダミド(AEA)や2-AGなどの「内因性カンナビノイド」がもともと分泌されており、CB1やCB2などのカンナビノイド受容体を活性化することでECSは機能します。

CBDはAEAや2-AGを破壊する酵素を抑制することで間接的にECSを活性化させ、炎症や疼痛、睡眠、食欲、不安、ストレスなどを調節します。

ECSは、上述のかゆみを引き起こす即時型反応と遅延型反応の両方に関わっています。まず、即時型反応とECSの関係性を紐解くためにいくつかの研究を見てみましょう。

2005年に発表された文献によると、痒みの元となるヒスタミンを分泌するマスト細胞にはCB1の発現が確認されており、THCによってマスト細胞の活性化が抑制されてヒスタミンの分泌が減少したことが報告されています。

ただし、日本ではTHCは所持が禁止されている物質であるため、例えかゆみに効果があったとしても使用はできません。

CBDやCBDオイルでは劇的なかゆみの改善はあまり期待できませんが、CBDはCB1を活性化するAEAや2-AGを間接的に増加させることから、ヒスタミンの量を減らすことができる可能性はあると言えるでしょう。

また、大麻草に含まれる成分であるテルペンの一種にも、マスト細胞に作用してヒスタミンの分泌を減少させる効果があることが2009年発表の文献により報告されています。

次に、遅延型反応に対してはCBDやCBDオイルがさらに作用する可能性が高いです。

これまでに、CBDやCBDオイルは関節リウマチや多発性硬化症などの炎症性疾患(自己免疫疾患)に有効であることが数々の研究から示唆されています。

これらの炎症性疾患と遅延性反応で共通して活性化する白血球である、Tリンパ球やマクロファージにはカンナビノイド受容体であるCB2の発現が確認されています。

CB2が活性化するとT細胞やマクロファージの活動性が抑制され、炎症性物質の分泌が減少されることがわかっています。

CBDはCB1を直接活性化することは現段階では確認されていませんが、CB2への作用は報告されており、この作用が著名な抗炎症作用をもたらしていると考えられています。

そのため、CBDやCBDオイルは遅延型反応によるかゆみの抑制には、即時型反応よりも高い効果が得られる可能性があります。

そして、CBDの作用は虫刺されによる炎症を改善する可能性だけでなく、虫除けや防虫・殺虫作用も期待されています。大麻が作用すると言われている害虫には、蚊やダニ、シラミ、のみ、ナンキン虫などがあります。

大麻に殺虫作用・虫除け作用があることが発見された歴史は古く、1885年に遡ります。当時、アメリカで大麻が生えている近くで育てられた綿花は、他のものと比べて害虫被害が少ないことを研究者が発見しました。

また、1932年にも大麻が生えている近くで栽培された野菜には、青虫の増殖が比較的少ないこないことに別の研究者が気がつきました。

近年発表された文献でも、蛾の幼虫に対して高濃度のCBDを含有する葉、低濃度のCBDを含有する葉、CBDを全く含有しない葉を与えたところ、高濃度のCBDを含有する葉はほとんど食べられませんでした。

この研究でも改めて証明されたように、虫は大麻成分を嫌う傾向があるようです。CBDやCBDオイルは虫除けスプレーの代わりとしても使用できる可能性は高いでしょう。

また、他にも虫が嫌う成分にはシトラールやリモネンという柑橘類に含まれるテルペンがあります。

柑橘類の皮を虫除けに使用する習慣は日本では江戸時代からあり、乾燥させたみかんの皮に火をつけて蚊取り線香のように使用していたという歴史があります。

シトラールやリモネンはCBD同様に大麻にも含まれる成分です。そのため、CBD以外の成分が含まれるブロードスペクトラムのCBDやCBDオイルであれば、さらに虫除けの効果が高まることが期待できるかもしれません。

安全安心な虫刺され治療?CBDやCBDオイルを使うべき理由

市販の虫刺されの薬や虫除けスプレーなども多くありますが、CBDやCBDオイルの方が優れている理由は何でしょうか。

その一つは安全性の高さです。CBDやCBDオイルは化学物質を含んでおらず、天然成分のみで構成されています。

市販されている抗ヒスタミン剤やステロイド剤などの虫刺され用の薬は、乳幼児や妊婦、肌が弱い方などは使用が制限されていたり、皮膚が薄い部位に使用すると刺激が強すぎて痛みが生じたり腫れたりします。

CBDやCBDオイルは副作用が非常に少なく、製品のベースとなるキャリアオイルや精油、CBDの原料である麻にアレルギーがない限りは誰でも安全に使用できます。

また、原材料の少ないCBDやCBDオイルは粘膜に使用しても問題はないほど刺激が少ないため、皮膚の薄い部位にも安心して使用することができます。

そして、アウトドアに必須の虫除けスプレーは、効果が高いものには稀に人体に影響を与える可能性がある「ディート」という成分が含まれています。ディートは子供が使用すると大人よりも強く影響を受ける可能性があります。

その点、天然成分のみで人体への影響が少ないCBDやCBDオイルは子供にも安心して使用することができるでしょう。

通常は抗ヒスタミン剤、ステロイド剤、虫除けスプレーなどを用途に合わせて使い分ける必要があります。しかし、CBDやCBDオイルを使用する最大のメリットは一つで複数の製品の役割を果たす点です。

他にも、後述するようにCBDやCBDオイルには美肌効果も期待できます。

虫除けと美肌効果が一度に叶うCBDやCBDオイルは非常にメリットが多いため、子供から大人まで夏を思い切り楽しむためにもぜひ試してみてはいかがでしょうか。

虫刺され対策にオススメなCBD製品の特徴と使い方!

CBD製品とその摂取方法
CBDバームやCBD軟膏、CBDロールオン、CBDクリーム、そして体内に摂取することもできるCBDオイルなどがあります。それぞれの製品の使い方や特徴を見ていきましょう。

CBDバームとCBD軟膏、CBDクリームは成分としてはほとんど同じですが、CBDバームとCBD軟膏が油分のみで構成されているのに対し、CBDクリームには水分が含有されています。

CBDバームおよびCBD軟膏は水分がないため保湿性に優れていますが、伸びはあまりよくなく、広範囲に使用するとベタつきが気になるかもしれません。

そのため、小範囲の虫刺され部位に集中的に使用することに向いています。

一方のCBDクリームは伸びが良いため、虫刺されの部位に使用することに加えて広範囲に塗ることで虫除け製品としても使用できます。

ただし、CBDクリームにはCBDバームや軟膏よりも乳化剤などの添加物が含まれているため、肌が弱い方は油分のみの製品の方が良いかもしれません。

CBDロールオンは冷涼感を与えつつ筋肉痛や精神的緊張をほぐすことができる製品です。メントールなどが入っていることが多いため、皮膚が薄い場所には刺激が強いかもしれません。

そして、舌下摂取や経口摂取で体内に摂取することもできるCBDオイルは皮膚に塗って使用することもできます。

CBDオイルは非常に万能な製品です。かゆみで夜間睡眠が阻害されるような場合は、CBDやCBDオイルを皮膚に塗って使用するのに加えて、CBDオイルを舌下摂取して睡眠を助けることも効果的です。

虫刺されだけじゃない!CBDやCBDオイルに期待できるメリット

虫刺されは、無意識に掻きむしって炎症が悪化したり、痕が残ってしまったりするようなことがあります。

CBDやCBDオイルには、老化や日焼け、ニキビ、アトピー性皮膚炎、傷跡など肌の悩みがある方にとって嬉しい作用が非常に多くあります。

「CBDやCBDオイルは皮膚炎に効果がある?美肌・美容にも良い?」の記事において、CBDやCBDオイルの美肌への作用を解説していますので、そちらをご覧ください。

CBDやCBDオイルは皮膚炎に効果がある?美肌・美容にも良い?CBDやCBDオイルは皮膚炎に効果がある?美肌・美容にも良い?

関連文献