CBDやCBDオイルは膀胱炎で悩む方の救世主?作用を詳しく解説!

CBDやCBDオイルは膀胱炎で悩む方の救世主?作用を詳しく解説!

多くの女性を悩ませる膀胱炎はなぜ起こってしまうのでしょうか。本記事では、女性が膀胱炎になりやすいメカニズムや悪化させる要因、改善する方法などについて解説します。また、世界中でブームのCBDやCBDオイルの膀胱炎に対する作用にも注目します。

膀胱炎を知って対策しよう!どうしたら膀胱炎になってしまうの?

一口に膀胱炎と言っても様々な種類があります。それぞれの種類によって引き起こされるメカニズムが違います。以下に代表的な膀胱炎を紹介します。

単純性膀胱炎

一般的に膀胱炎と言えば単純性膀胱炎のことを指します。腎臓や膀胱、尿管、尿道などの機能や形態の異常、免疫が低下する基礎疾患などがない場合に細菌感染によって引き起こされるものが単純性膀胱炎になります。

通常は無菌である膀胱内に大腸菌などの細菌が尿道を遡って侵入し、膀胱内で細菌が増殖して膀胱の粘膜組織に炎症が引き起こされます。

基礎疾患がない単純性膀胱炎は、水分をたくさん摂取して排尿回数を増やすことで膀胱や尿道の細菌を洗い流したり、抗生物質を摂取したりすることで改善します。

単純性膀胱炎の主な症状は、排尿痛や残尿感、頻尿、尿の混濁、血尿などです。

女性患者が非常に多く、男性患者の8倍の近くに登るとも言われています。その理由として、女性は尿道が男性と比べて短く、3〜4cm程度の長さしかないためです。

また、無菌の尿道口と常在菌がいる膣口、肛門の位置が非常にに近いため、不衛生でなくとも常に感染のリスクがあります。

複雑性膀胱炎

複雑性膀胱炎も、単純性膀胱炎と同様に細菌感染によって引き起こされる膀胱炎です。

複雑性膀胱炎と単純性膀胱炎と大きな違いは、患者の泌尿器系の臓器に機能的・形態的な異常があったり、糖尿病などの全身の免疫が低下する疾患などがあったりすることです。

複雑性膀胱炎の治療は水分の摂取や抗生物質を内服するだけでは難しく、基礎疾患を治療しなければ再び膀胱炎を繰り返すことが多いです。

間質性膀胱炎

細菌が膀胱内に侵入したわけでもなく、基礎疾患があるわけでもないにも関わらず慢性的に膀胱炎が引き起こされる場合は間質性膀胱炎と呼ばれます。

間質性膀胱炎は指定難病であり、現段階では原因ははっきりとしていませんが免疫異常や食事、ストレス、嗜好品(アルコール、辛いもの、コーヒー、炭酸飲料)などが発症に関わっているのではないかと考えられています。

普段から気をつけて!膀胱炎を引き起こす要因

膀胱炎のリスクはまず第一に性差や基礎疾患が大きいですが、それ以外にはどのような要因が関わってくるのでしょうか。

水分不足

尿道から細菌が侵入したとしても、定期的に排尿があれば細菌が膀胱に到達する前に尿と一緒に排出されます。しかし、水分をあまり取らなければ尿が生成されず排尿が起こりません。

また、汗をかいて脱水になりやすい夏は冬よりも膀胱炎のリスクが上がります。

トイレを長時間我慢

水分をこまめに摂取して尿が作られたとしても、トイレにあまり行けない状態では尿道の細菌を洗い流すことが出来ず、また膀胱内で細菌が増殖するリスクが高くなります。

陰部の不衛生

生理中にナプキンを長時間使用したり、おりものシートを常用していたりすると、下着内の通気性が悪く雑菌が繁殖しやすくなる原因になります。

また性行為後に排尿やシャワーなどで陰部を清潔にせずに放置することも膀胱炎のリスクとなります。

他には、排尿・排便後の拭き方も重要です。後ろから前に拭いてしまうことで大腸菌を尿道側へ移動させてしまい、尿道から大腸菌が侵入する危険があります。

そして、ウォッシュレットは陰部の清潔を保つために使用されることがほとんどですが、場合によっては尿道に細菌を押し込んでしまう場合があります。

膀胱炎を一度でも発症したことがある場合はウォッシュレットの使用は避けた方が良いでしょう。

閉経

膣内の細菌バランスが保たれている閉経前は細菌が繁殖しづらく、清潔を保つことである程度は膀胱炎の予防がしやすいですが、閉経後には膣内の常在菌の数が減って細菌バランスが崩れます。

一旦膣内に細菌が入り込むと繁殖しやすい環境になるため、閉経後は特に膀胱炎の予防に慎重になる必要があります。

脊椎損傷

事故や病気などで脊髄や神経が損傷されると、膀胱の活動を支配する神経に影響が現れるため膀胱の働きが悪くなり排尿機能が低下します。

免疫力の低下

ストレスや過度なダイエット、疲労の蓄積などによって免疫力が低下すると、細菌を体外へ排出する機能が低下して膀胱炎を引き起こしやすくなります。

CBDやCBDオイルが膀胱炎の改善をサポート?CBDのアンチバイオ作用

CBDやCBDオイルとは
心身に幅広い作用をもたらすことで日本でも認知度が高まってきたCBD(Cannabidiol :カンナビジオール)は、大麻などの植物から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる生理活性物質です。

大麻にはTHC(Tetrahydrocannabinol:テトラヒドロカンナビノール)というCBDと並んで重要なカンナビノイドが含有されています。

THCの摂取によって陶酔作用や向精神作用がもたらされることから、日本では大麻取締法においてTHCを含有する植物および製品の所持が禁止されています。

どちらも大麻から抽出される成分ということでCBDとTHCの作用が混合されることがありますが、CBDとTHCの作用は全く違うものであることは証明されており、CBDを摂取しても「ハイ」になる心配はありません。

CBDやCBDオイルは体内でどのような働きをするのでしょうか。

もともと私たちの体内には、カンナビノイドのような働きをするアナンダミド(AEA)や2-AGといった「内因性カンナビノイド」が分泌されています。

AEAや2-AGは全身にあるCB1やCB2などのカンナビノイド受容体に作用することで、身体機能を一定に保とうとする働きがあります。この仕組みはエンド・カンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれます。

CBDやCBDオイルを摂取すると、AEAや2-AGを破壊する酵素であるFAAHなどを抑制することで間接的にECSが活性化され、疼痛や炎症、免疫、ストレス、不安、食欲、睡眠などを調節されることがわかっています。

本記事のテーマである膀胱炎に対して、CBDやCBDオイルはどのような効果が期待できるのでしょうか。

現段階では、膀胱炎に対してCBDやCBDオイルのみを使用して膀胱炎が改善したという文献はありません。

しかし、これまでにECSと膀胱機能の関係に関する研究は多く発表されており、膀胱炎改善の作用する可能性はあると十分考えられます。

以下にエビデンスをいくつかご紹介します。

排尿痛や頻尿の緩和

2004年の文献より、内因性カンナビノイドであるAEAは膀胱にあるバニロイド受容体(TPRV1)に作用することで、膀胱の過剰反応による強い尿意や疼痛の緩和に有効であると報告されています。

2013年発表の文献では、体内でCB2が活性化すると膀胱の炎症の緩和や疼痛の軽減に効果的であることが示唆されています。

また、2017年の文献では、AEAを破壊する酵素であるFAAHを抑制する物質により、炎症を起こした膀胱の機能改善がもたらされたことが報告されています。

上述したように、CBDはFAAHを抑制してAEAの分泌量を増加させる作用があります。そのため、CBDやCBDオイルを摂取することで膀胱炎の症状である頻尿や排尿痛に対して良い影響を与えてくれる可能性が高いです。
CBDやCBDオイルは炎症に効果がある?中毒症状や副作用はない?CBDやCBDオイルは炎症に効果がある?中毒症状や副作用はない? また、組織の炎症によって増加する「神経成長因子(NGF)」は疼痛を増幅させます。膀胱炎によってNGFが増加した膀胱は「痛覚過敏」のような状態になり、膀胱過活動(頻尿や急激な尿意など)が引き起こされます。

2015年の文献では、膀胱内のCB1が活性化されることでNGFによって活発になる膀胱の働きを正常に戻すことが示唆されています。

THCはCB1を活性化する作用があるため、NGFの抑制に関してはCBDよりもTHCの方がより効果を感じる可能性は高いものの日本では使用することができません。

CBDやCBDオイルはTHCよりも緩やかな効果であると考えられますが、内因性カンナビノイドの増加によって間接的にCB1を活性化することが期待できるため、NGFの抑制に有効である可能性は十分あるでしょう。

アンチバイオ作用

CBDやTHCなどのカンナビノイドには殺菌作用があることでも注目されています。

膀胱炎の原因となる細菌の80%は大腸菌などの「グラム陰性菌」です。これまでCBDやTHCは「グラム陽性菌」に対しては有効であると言われてきましたが、これに対する懐疑的な意見も多くありました。

2021年1月に発表された文献によると、CBDはグラム陰性菌に対しても選択的殺菌作用があることが初めて報告されました。

しかし、同文献においては急性単純性膀胱炎の原因の大半占める大腸菌(E.coli)に対するCBDの殺菌効果はほとんど見られませんでした。

そのため、CBDやCBDオイルの殺菌効果は部分的には膀胱炎の予防や改善に効果があるかもしれませんが、現時点ではCBDやCBDオイルが膀胱炎に作用する抗生物質になりうるとは考えにくいでしょう。

今後さらにCBDやCBDオイルの殺菌作用に関する研究が進むことを期待しましょう。

免疫の調節

膀胱炎の治療や予防には細菌を排出するための免疫力を高めることも重要です。CBDやCBDオイルは免疫システムの調節をサポートする作用もあります。

免疫が過剰に活性化していると身体の炎症につながりますが、CBDは免疫細胞に働きかけて炎症を抑制する作用があります。反対に、免疫力が低下している場合にはCBDは免疫システムの「ブースター」として働きます。

CBDやCBDオイルを上手に活用して免疫力に対する意識を高めていくことで、細菌の侵入に対して免疫がしっかりと機能するようになる可能性があります。
CBDやCBDオイルは免疫力を高める?コロナや自己免疫疾患に作用する?CBDやCBDオイルは免疫力を高める?コロナや自己免疫疾患に作用する? さらに、免疫を抑制する要因の一つにはストレスがありますが、CBDやCBDオイルはストレスを軽減することで、間接的に免疫力を向上させることも期待できます。

膀胱炎の改善が期待できるCBDの摂取方法とは?

膀胱炎に作用させるためには、CBDが血流に乗って膀胱に届けられる必要があります。また、膀胱炎は一時的な症状ではないため、CBDの作用が長時間継続することが望ましいです。

そのため、膀胱炎に対して効果的である摂取方法は、全身に作用し、且つ長時間作用が持続するCBDオイルの舌下摂取やCBDエディブル(グミやカプセルなど)を経口摂取することをおすすめします。

そして、あまりメジャーではありませんがCBD座薬も膀胱炎に効果がある可能性があります。直腸からのCBD吸収率は経口摂取や舌下摂取の2倍近くあると言われており、CBDの効果が長く続く可能性が高いためです。

日本ではCBD座薬の販売がほとんどないため、ココナッツオイルなどのキャリアオイルを使用して自作することもできます。

ただし、膀胱炎の予防や改善は陰部に細菌を増やさないようにすることが最も大切です。いくらCBD座薬に効果があっても、座薬を挿入する際に細菌を尿道周辺に移してしまっては本末転倒です。

座薬を使用する際には手を綺麗に洗って、操作には十分に注意しましょう。

CBDやCBDオイルは膀胱炎の治療薬になりうる?膀胱炎治療はまずは医師の診察を受けましょう!

上述した通り、膀胱炎と一言でいってもその重症度は様々です。また、膀胱炎は細菌による一過性のものだけではなく、前立腺や膀胱、腎臓などに病気が隠れている場合もあります。

膀胱炎の症状がある場合はまずは泌尿器科を受診して、診察を受けてから医師への相談の元CBDやCBDオイルを使用するようにしましょう。

病院で抗生物質などの薬を出された場合はそちらを第一選択とし、医師や薬剤師の許可なくCBDやCBDオイルと同時に服用したりすることはやめましょう。

CBDやCBDオイルはペットの膀胱炎治療にも一役買っています!

犬や猫など哺乳類の体内にもECSは存在します。そのため、CBDやCBDオイルは人だけではなくペットの病気の治療にも注目されています。

人の膀胱炎治療と同様に、まずは獣医師に相談をしてからCBDやCBDオイルをペットに使用するようにしましょう。

CBDやCBDオイルと一緒に試せるお手軽な膀胱炎予防法

膀胱炎は治療薬を摂取する以外に、日常の中で膀胱炎の予防に取り組むことも大切です。ここでは、膀胱炎予防のための行動をご紹介します。

  • 水分をこまめに摂取して脱水を予防する
  • 定期的にトイレに行く
  • ナプキンやおりものシートは3時間以内に新しいものに交換する
  • 免疫力を落とさない(ダイエット、ストレス、身体の冷えに注意するなど)
  • 陰部を清拭する際は前から後ろに拭く
  • 性行為後には必ず排尿、もしくはシャワーで洗い流す
  • 炎症を悪化させる刺激物を控える(辛いもの、アルコール、炭酸など)
  • 利尿作用のある食品を食べる
  • クランベリージュースを飲む、など

以上のことを日常生活で気をつけ、膀胱炎を予防しましょう。

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