CBDやCBDリキッドの使い方や吸引方法のコツ、摂取量を解説!

CBDやCBDリキッドの使い方や 吸引方法のコツ、摂取量を解説!

CBDリキッドはCBDを吸入摂取する際に使用される液体のCBD製品です。本記事では、CBDリキッドを摂取してもキマることがないのか、CBDリキッドの摂取用量の決め方、ヴェポラーザーを使った吸引方法、またCBDリキッドが安全なのかについて説明しています。

CBDリキッドとは?吸引方法は?

CBDベイプ
CBDリキッドとは、吸入用に作られたCBDが含まれている液体の製品です。

CBDは、カンナビジオールとも呼ばれている大麻草の茎や種子などから抽出される化合物で、最近は健康効果のある成分として多くの人から注目されています。

しかし多くの人に興味を持たれている一方で、CBDを摂取した後、陶酔したり、キマったりすることががあるのではないか、またCBDを使用すること自体が違法になってしまうのではないかと不安を感じている人も中にはいます。

大麻に対するイメージからこのような心配が生じてしまうのかもしれませんが、CBDには人を陶酔させたりハイにさせたりするような精神活性作用は一切ありません。

大麻草の精神活性作用は、THC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる大麻草の葉や花穂から抽出される化合物が引き起こしているもので、CBDの作用とは全く関係がないことから、CBDとTHCを混同しないようにしましょう。

CBDはむしろ安全性の高い成分として知られています。

実際に、日本ではTHCを使用することは違法になりますが、精神活性作用のないCBDを使用することは合法であり、購入や摂取をしても法律に触れることはありません。
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CBDリキッドの吸入方法

まず、CBDリキッドが入ったボトルとCBDリキッドを気化するためのヴェポライザーを準備してください。

1. CBDリキッドのボトルをよく振ります

よく振ることで、ボトル内のCBDの成分を均等化できます。また、冷蔵や冷凍で保存している場合は温めて解凍してから使ってください。

2.ヴェポライザーの温度設定をします

温度設定のできないヴェポライザーもありますが、CBDは230℃で燃焼してしまうので、上限を225℃以下に設定できるヴェポライザーを選びましょう。

燃焼したCBDを摂取すると、舌や喉などに強い刺激を与え、咳き込む原因になりますので注意してください。

3.ヴェポライザーにCBDをセットします

効果が出る最小限の用量のCBDをセットしましょう。

4.ボタンを押しながら吸い込みます

深く一気に吸い込むとむせる可能性が高くなりますので、5秒くらいかけて浅くゆっくり吸い込むのがコツです。

5.吸い込んだCBDを肺に溜めましょう

吸入したCBDは肺の毛細血管から吸収させるため、息を止めてCBDを肺に溜めます。

無理して長く息を止める必要はありません。苦しくない程度に息を止めて肺の血管からCBDを吸収させてください。

6.CBDを吐き出します

目安として10秒間ほどかけてゆっくり吐き出しましょう。

これは基本的なCBDリキッドの吸入法になりますが、購入したヴェポライザーによって使い方が違うこともありますので、ヴェポライザーに付属しているマニュアルに従って正しく吸入してください。

CBDリキッドを吸入するときの注意点

CBDの吸入摂取は、経口摂取や舌下摂取などと違い、どこでも許可されているわけではありません。禁煙になっている場所など吸入が許可されていない場所でのCBDリキッドの吸入はできませんので注意しましょう。

また、吸入が禁止されていない場所でも歩きながらや人混みにおいての吸入は、周りの人に迷惑をかける可能性が高いです。マナー違反になる場所でのCBDの吸入摂取は遠慮するようにしてください。

CBDリキッドのメリットとデメリットをそれぞれ解説します!

CBDリキッドを吸入摂取するメリットは、吸収率が高いことと即効性があることが挙げられます。

吸収率と効果が出るまでの時間を吸入摂取と舌下摂取で比較してみましょう。

舌下摂取の吸収率は13〜35%なのに対して、吸入摂取した場合は34~56%です。

また、舌下摂取の効果が出るまでの時間は15分〜1時間ですが、吸入摂取した場合は数秒〜10分で効果が発現するとされています。

このことから、効果的にCBDを摂取したい場合や、早く効果を実感したいときには吸入摂取が向いていると言えます。
CBDやCBDリキッドの使い方や 吸引方法のコツ、摂取量を解説!CBDやCBDリキッドの使い方や吸引方法のコツ、摂取量を解説! その一方で吸入摂取のデメリットは、ヴェポライザーを購入する必要があることと持続時間が短いことが挙げられます。

ヴェポライザーは安いものですと千円台で購入できますが、特殊な器具が必要ない舌下摂取に比べると余分な費用がかかることになります。

また、舌下摂取の持続時間が4~8時間なのに対し、吸入摂取では30分~1時間しか効果が続きません。

CBDリキッドの摂取量は?過剰摂取することはない?

CBDリキッドは吸収率がよいため、吸入する用量に気を付けて摂取する必要があります。

CBD自体は、1,500mgという高用量を摂取しても健康上は何も問題ないと報告されています。

CBD1,500mgは、スタンダードな6.6%、10mlのCBDオイルのボトルで計算すると2本分以上に相当しますが、一日にボトル2本分も飲み干すことは考えにくいため、CBDを過剰摂取してしまう可能性は非常に低いです。

しかし必要以上の用量のCBDを摂取してしまうと、その分副作用やアレルギーが現れる可能性が高まります。

CBDを吸入摂取する際は、CBDの実感度合いによって調整しながら摂取することが大切です。

CBDリキッドは危険?注意点はある?

CBDリキッドは吸収率が高く、効果が現れやすいというメリットがありますが、吸収されやすいということは副作用も出やすいことにもつながるため、注意が必要です。

必要最小限の用量で吸入し、CBDの副作用が極力出ないように心がけましょう。

また、持病があったり、すでに服用している医薬品などがある場合にはCBDを摂取する前に医師や薬剤師に相談するようにしてください。

CBDの添加物を吸入するリスクについて

CBD自体には深刻な副作用は基本的にありませんが、CBDリキッドを吸入する際にリスクがあることが示唆されています。

このリスクは、CBDによるリスクというよりもCBDリキッドの添加物が原因である可能性があります。

まず、CBDリキッドに含まれている添加物や香料、希釈剤には安全性を保証するための十分なエビデンスがありません。

その上、CBDリキッドに使用されているプロピレングリコールやポリエチレングリコ―ルなどの希釈剤を高温のヴェポライザーで使用すると、身体に有害作用を及ぼすと考えらえています。

例えば、これらの希釈剤は高温で加熱するとアセトアルデヒドやホルムアルデヒドなどの発がん性物質を生成することが知られています。

また、プロピレングリコールは喘息やアレルギー症状を悪化させる可能性がある物質であることも報告されています。

さらに一般的な香料として使用されているジアセチルは重度の呼吸器疾患や重篤な肺疾患を引き起こす可能性があることも分かりました。

純粋で高品質なCBDリキッドを吸入する場合は、舌下摂取や経口摂取と同じように高い安全性が期待できます。CBDを吸入摂取する場合はCBDの純度の高い高品質な製品を選ぶことをお勧めします。

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