CBDやCBDオイルは鼻から摂取できる?アレルギー性鼻炎に効果がある?

CBDやCBDオイルは鼻から摂取できる?アレルギー性鼻炎に効果がある?

CBDは大麻草などから抽出され、心身に様々な効果・効能をもたらすカンナビノイドと呼ばれる成分です。CBDは舌下から摂取することが普及していますが、本記事ではCBDを鼻から摂取する方法やそのメリット、またCBDの鼻への効果について解説します。

CBDやCBDオイルを鼻から摂取するメリットと注意点は?

CBDやCBDオイルを摂取する方法で、CBD利用者のほとんどの方が舌下粘膜の毛細血管からCBDを吸収させる舌下摂取を行ったことがあると思います。

CBDやCBDオイルを鼻から摂取(経鼻摂取)する場合も舌下摂取と同じように鼻粘膜の毛細血管からCBDを体内に吸収させます。CBDの体内での作用も舌下摂取と経鼻摂取で違いはありません。

CBDを鼻から摂取することで鼻の疾患に特に効果があったり、脳に近い場所であるために脳や神経への効果がさらに強くなったりすることはなく、CBDは血管に吸収されて全身に効果をもたらします

しかし、鼻粘膜には舌下粘膜よりも多くの毛細血管が存在するため、経鼻摂取を行った方がCBDの吸収速度や吸収率が上がります。

比較をすると、舌下摂取の場合のCBDの吸収率が10〜35%、効果発現までの時間が15分〜1時間ほどであるのに対し、経鼻摂取した場合の吸収率は34〜46%、効果発現までの時間は10分以内とされています。

経鼻摂取は慣れるまでは摂取量の調節が難しかったり、鼻粘膜が刺激されることでくしゃみが出たり鼻の奥に痛みが出たりすることも人によってはあるようです。

また、舌下摂取よりもCBDの効果を強く感じることが多いため、人によってはCBDの摂取量を調節する必要があるでしょう。

CBDやCBDオイルは線維筋痛症に作用する?

私たちの体内には疼痛や炎症、不安、ストレス、睡眠、吐き気、食欲などの調節に関わるエンドカンナビノイドシステム(ECS)が存在します。

ECSとはアナンダミド(AEA)や2-AGなどの内因性カンナビノイドが、脳や中枢神経系に発現するCB1や、免疫系や抹消神経系に発現するCB2などのカンナビノイド受容体に作用して様々な調節を行う仕組みです。

CBDはCB1やCB2へ直接作用することはほとんどありませんが、AEAや2-AGを破壊する酵素を抑制することで体内での分泌量を増加させたり、様々な神経伝達物質の受容体を活性化したり抑制したりします。

CBDの原料である大麻やヘンプには、CBDの他にTHCというカンナビノイドが含まれています。

THCはCB1やCB2へ直接作用し、特に脳や中枢神経系のCB1を活性化することで強い鎮痛作用や制吐作用をもたらします。

しかし、同時にTHCは精神を「ハイ」にさせる作用があり、大麻取締法で規制対象となります。そのため日本ではTHCを使用する治療法は不可能です。

線維筋痛症は原因が完全には解明されていない疾患です。MRIや血液検査などを行っても身体に異常が見つからないにも関わらず、全身の疼痛や疲労感、精神症状、睡眠障害などが引き起こされます。

現段階で考えられている原因は、何らかの理由で全身に疼痛を伝える脳の仕組みに異常が生じるためではないかとされています。

これまでにCBDやCBDオイルのみで線維筋痛症の治療効果を検証する研究ははほとんど行われていません。

研究の進んでいる海外ではナビロン(Nabilone)などのTHCを含有する薬剤の方が脳や神経への作用が強く、繊維筋痛症の疼痛を緩和する効果は高いと報告されています。

一方でTHCの使用できない日本において、2人の女性の線維筋痛症患者がCBDオイルを一ヶ月間経鼻摂取を続け、顔面の疼痛が緩和したことが報告されました。

今後さらなる治療のデータが必要ではありますが、経鼻摂取はCBDの吸収速度や吸収率が高いため、線維筋痛症などの激しい疼痛が症状として見られる疾患には有効な摂取方法であると考えられます。

CBDやCBDオイルはアレルギー性鼻炎に効果がある?

アレルギー性鼻炎の原因は多岐に渡ります。特に季節性アレルギーであるスギやブタクサによる花粉症に悩む方は多いでしょう。

また犬や猫などの動物、ハウスダスト、ダニや蛾などの害虫によってアレルギー性鼻炎がもたらされることもあります。

世界でも全人口のおよそ10〜30%が何かしらのアレルギーを持っていると報告されており、大半がアレルギー薬を服用しています。しかし、効果の強い薬は多くの副作用が報告されています。

花粉症の薬を飲んで眠くなった経験のある方は多いと思います。また、副作用症状を抑制するために別の薬が必要になったこともあるかもしれません。

アレルギー反応は特定の異物に対して免疫システムが過剰に作用することにより引き起こされます。CBDやCBDオイルは、この免疫システムを調節する作用があります。

花粉症などで体内にアレルギー反応が生じると、体内で炎症を引き起こすヒスタミンが過剰に産生されます。ヒスタミンは粘膜などに炎症を引き起こし、くしゃみやかゆみなどのアレルギー症状が現れます。

粘膜に存在する「肥満細胞」や白血球の成分の一種である「T細胞」などが活性化するとヒスタミンを放出します。CBDやCBDオイルは肥満細胞やT細胞の活性化を抑制する作用があります。

したがって、CBDやCBDオイルの摂取によって花粉症などのアレルギー症状を緩和できるとされています。

また、ブロードスペクトラムのCBDやCBDオイルに含まれるテルペン類の中で、アルファピネンには免疫システムの過剰な働きを抑制するなどの作用があります。

現段階でCBDやCBDオイルは症状を改善する効果はありますが、花粉などに対するアレルギー体質そのものを改善する効果は報告されていません。

しかし、CBDやCBDオイルには副作用がほとんどないため、副作用の強い抗アレルギー薬の代わりとして使用してみる価値はあるのではないでしょうか。

CBDやCBDオイルは抗炎症作用もある?エビデンスもご紹介!

炎症は先述したアレルギー症状の一つでもありますが、体内に侵入した異物を免疫システムが作用することで体外へ排出したり、障害された組織を治癒したりする過程で生じる「発赤、発熱、腫脹、疼痛」が特徴の症状です。

炎症は身体や生命を守るための正常な反応です。しかし自己免疫疾患では免疫細胞の誤作動によって自己の正常な組織を攻撃したり、アレルギーなどのように免疫が過剰に活動したりする場合は生活に支障をきたします。

鼻の炎症として広く知られている、急性もしくは慢性副鼻腔炎を患っている方は多いのではないでしょうか。副鼻腔炎は蓄膿症とも呼ばれます。症状は鼻づまりや鼻水、頭痛、また目元や頬などにも痛みが生じることがあります。

副鼻腔は前頭洞、蝶形骨洞、篩骨洞、上顎洞という鼻や口などを通して外部と繋がっている鼻周辺の空洞部分です。

副鼻腔炎は菌やウイルスなどに感染することやアレルギー性鼻炎などがきっかけとなって副鼻腔の粘膜が炎症を起こします。

副鼻腔から菌やウイルスなどの異物を排出するために鼻汁が分泌されますが、鼻内の粘膜が炎症によって腫脹することで副鼻腔の出入り口が塞がれてしまい、副鼻腔内に異物や膿が溜まったまま排出できない状態です。

CBDやCBDオイルは免疫システムの調節を行うことで体内の炎症を軽減する作用があることが数々の研究において立証されています。

さらに、CBDやテルペンには副鼻腔炎の原因となるウイルスや菌、バクテリアなどに対し抗生物質としての作用があります。

これらのことからCBDやCBDオイルは副鼻腔炎の治療において有効である可能性は高いです。

しかし、副鼻腔炎は悪化すると顔面全体が腫れたり視力にまで影響を及ぼしたりする恐れもあります。緊急手術となる例もありますので、CBDやCBDオイルを摂取する前に必ず耳鼻科医師に相談をするようにしてください。

CBDを鼻から摂取する方法を紹介!

CBD製品には様々なタイプがありますが、中でもCBDオイル、CBDスプレー、CBDパウダー(アイソレート)などが鼻に使用できます。

CBDやCBDオイルを鼻から摂取する場合、通常の点鼻薬などと同じように摂取前に必ず鼻をかんでください。鼻水などが鼻腔内に残っているとCBDが流れてしまい効果が弱まる可能性があります。

また連続で同側の鼻腔にCBDを摂取するのではなく、なるべく左右交互に行うようにしてください。

CBDオイルを使用する場合、直接CBDオイルを鼻内に数的垂らすか、指などにオイルを付けて鼻の中に塗布します。

CBDオイルは量が多いと鼻内に入れることは難しく、また量が多すぎると鼻の奥に留まらずに喉の方へ流れてしまいます。そのため、高濃度のCBDオイルを少量使用する方が良いでしょう。

CBDスプレーは鼻内に直接噴霧することを前提に作られているため使用方法はCBDオイルよりも簡単です。スプレー口を鼻に当て、ゆっくり鼻で息を吸いながらスプレーを噴霧します。

一度に何mgのCBDが噴霧されるかを確認し、必要な回数を噴霧してください。

そして、慣れないうちは難しいかもしれませんがアイソレートを直接吸引する方法もあります。アイソレートは成分の99%以上がCBDであるためごく少量でも非常に多くの効果があります。

片鼻を押さえるようにしてアイソレートをゆっくり吸い込みます。粉末が鼻の奥で刺激となって痛みが出る場合があるため、少量から摂取するようにしてください。

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