即効性のあるCBDの摂取方法を紹介!オイルとベイプどっちが良い?

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CBDやCBDオイルを現在服用している方やこれから服用したい方の中には、一刻も早く不快な症状を改善したいと考える方も多いと思います。この記事では、即効性があるCBDやCBDオイルの摂取方法やどのような病気に利用されるかについて解説します。

そもそもCBDやCBDオイルとは?

CBDは大麻などから抽出できる成分ですが、精神をハイにさせる効果がないカンナビノイド成分の一種です。

現段階で100種類以上のカンナビノイドが発見されていますが、研究はまだ途上段階であり解明されていないことも数多くあります。

私たちの体内では、内因性カンナビノイドと呼ばれるアナンダミド(AEA)や2-AGなどが分泌されており、全身に存在するCB1やCB2などのカンナビノイド受容体を活性化する事で様々な身体機能の調節が行われます。

この構造はエンドカンナビノイドシステム(ECS)と呼ばれ、疼痛や炎症、ストレスや不安、睡眠、食欲、吐き気など多くの症状を改善します。

CBDはCB1やCB2への直接的な作用はほとんど確認されていませんが、必要に応じてCB1を抑制する作用があります。

また、AEAや2-AGを破壊する酵素を抑制することで分泌量を増加させたり、ECS以外の様々な神経伝達物質の受容体に働きかけます。

CB1は主に脳や中枢神経系に発現し、CB2は免疫や末梢神経系の細胞に多く見つかっています。また、眼球や皮膚、骨、臓器などほぼ全ての組織にCB1やCB2は存在しています。

CBDオイルは植物由来のCBDをココナッツオイルやオリーブオイルなどと混合したものです。

CBDやCBDオイルと「早く効く」薬は何が違う?

ドラッグストアなどには頭痛や生理痛などに対し、「効き目が早い」と宣伝される鎮痛剤などが数多く並んでいます。それらとCBDやCBDオイルを比較すると、実は体内での作用はほぼ同じである場合が多いです。

例えば、ロキソニンなどで知られるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、炎症性物質であるプロスタグランジン(PG)を合成する酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を抑制することで痛みを軽減します。

CBDや内因性カンナビノイドである2-AGにも全く同じ作用があります。

効果が現れるまでの時間は、経口摂取した鎮痛剤などは肝臓で代謝されてから血中へ取り込まれるため15〜30分ほどとされています。一方、CBDを舌下から吸収させた場合は15分〜1時間ほどかかります。

また、鎮痛剤の効果持続時間はおよそ2時間ほどで、5時間後には完全に体外へ排出されます。舌下摂取したCBDの効果持続時間は4〜8時間とされています。

効果が出るまでの時間と持続時間を比較するとややCBDの方が優れているようですが、そこまでの差はありません。しかし、安全性に関して両者には大きな違いがあります。

例えば、炎症性物質であるPGは胃粘膜の血流を維持して粘膜を保護する役割もあります。しかし、NSAIDsによってPGの産生が強制的に抑制されるため、頭痛は治っても胃薬が必要となることも珍しくありません。

一方で、CBDは体内の「調節」に関わる物質です。そのため、必要以上の活性化や抑制などがほとんどなく、副作用が少ないとされています。また、特定の部位だけに作用するのではなく、作用は全身に及びます。

つまり、CBDやCBDオイルは即効性や多岐にわたる有効性が期待できる上、処方薬などよりも安全性が高い物質であると言えます。しかし、現段階ではCBDやCBDオイルは健康補助食品であり医薬品ではありません。

頭痛や生理痛などのために鎮痛剤が必要な場合は、ドラッグストアなどで薬剤師に相談するか、病院で処方される薬を医師の指示通りに服用するようにしてください。

CBDやCBDオイルはどのような疾患に役立つ?

CBDやCBDオイルに関する研究はまだ発展途上ですが、これまで効果のある薬がなかなか見つからなかったり、強い薬の副作用が問題となったりする治療の難しい疾患などに有効であると考えられています。

てんかんやけいれんを抑制する

海外などでCBDを主成分とする薬剤(Epidiolex)が処方薬として承認されている疾患は、小児のてんかん発作であるレノックス・ガストー症候群(LGS)とドラベ症候群です。

2018年にアメリカ食品医薬品局(FDA)に承認されたEpidiolexは、これらのてんかん発作の回数を大幅に減少させる効果があります。

LGS患者は一日に何度もてんかん発作を起こします。先天的な脳の異常や出生児に低酸素血症となることや、事故などで脳に損傷を受けることなどによって発症することもありますが、原因不明であることも多数あります。

ドラベ症候群は発熱や入浴時などに体温が上昇することにより全身または半身にてんかん症状(熱性けいれん)が引き起こされる疾患です。こちらは原因が解明されていません。

どちらの疾患も脳からの指令を電気信号として全身に伝達するニューロンに異常が生じることで引き起こされます。

繰り返し起こるてんかん発作により、脳や神経の組織は炎症を起こし神経損傷が起こります。小児期の神経損傷は神経の発達に影響するため、大多数の患者は成長とともに知的障害や身体障害などが著明となります。

現段階では、てんかんは手術や薬などで完治することが不可能な病気です。したがって、LGSやドラベ症候群の治療は、いかに早い段階からてんかん発作のコントロールを行うかが患者の予後を左右します。

これまで様々なてんかんやけいれんを抑制する薬剤が開発されてきましたが、てんかんにも様々な種類があるため治療は難しく、また副作用も出現しやすいため患者や看護をする家族にとって負担となってきました。

CBDやCBDオイルのてんかんに対する効果は現在までに数々の研究は行われており、てんかん発作を大幅に現象する効果があることは十分に立証されています。

中にはEpidiolexの服用を続けて一週間ほどで、数十年の間に毎日100回以上起こっていたてんかん発作がゼロになった逸話もあります。

てんかんやけいれんを抑制する作用は、完全には解明されていませんが、以下のようなCBDやECSの特性が影響していると考えられています。

脳からの電気信号の調整は、脳や中枢神経系に存在するCB1の活性化や神経を興奮させるカルシウムイオンを放出する脳内の受容体(GRP55)がCBDによって阻害されます。

また、神経損傷に対してはCBDが炎症性物質を合成するCOXを阻害することや活性酸素による酸化ストレスから脳や神経を保護すること、そして脳の血流量を増加することなどが関わっていると考えられています。

小児期から十分にてんかん発作を抑制することができれば脳や身体の成長への影響も少なくなり、自立した社会生活を送ることができるようになる可能性が高いでしょう。

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疼痛や炎症を軽減する

疼痛や炎症は様々な心身の疾患や怪我などにおける主症状です。疼痛によって日常の行動が制限されるために、鎮痛剤が手放せないという方も少なくないでしょう。アメリカなどでは多額の医療費がかかっている現状もあります。

疼痛には3種類あります。組織の損傷などによって炎症性物質が神経を刺激する事で生じる炎症性疼
痛、神経が損傷することによって起こる神経障害性疼痛、またストレスなどによって生じる心因性疼痛があります。

炎症性疼痛の抑制には、免疫細胞に存在するCB2が活性化することで免疫細胞を調節することや、CBDが炎症や炎症性疼痛を調節する脳内のバニロイド受容体(TRPV-1)に作用することなどが関わっているとされています。

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次に、病気や怪我などで引き起こされる神経障害性疼痛は、脳と中枢神経系のCB1の活性化や神経損傷によって炎症性物質を分泌するミクログリア細胞のCB2の活性化、CBDの神経保護作用などにより改善が期待できます

そして、ストレスなどによって引き起こされる腹痛などの心因性疼痛に対しては、CBDの心身をリラックスさせる効果によって改善できる可能性があります。心因性疼痛には自律神経のバランスの乱れが関わっています。

CBDは様々な神経伝達物質の受容体に作用しますが、脳内のセロトニン受容体(5-HT)、GABA受容体グリシン受容体などを活性化します。それにより副交感神経を優位にすることができ、神経の過敏性を軽減します。

CBDは癌や自己免疫疾患などの疼痛コントロールにおいて、副作用の多い治療薬の代わりとして有効であると考えられています。

また、近年では多くの方が日常的に悩んでいるであろう偏頭痛への有効性も報告されています。様々な説はありますが、偏頭痛はなぜ起こるのか未だに完全に解明されていません。

ECSと偏頭痛は関連があるという見解もあり、CBDやCBDオイルによって鎮痛剤を手放せない現状を変えられるかもしれません。

CBDの摂取方法ごとのメリット・デメリットを紹介!

CBDの摂取方法は舌下摂取、吸入摂取、経口摂取、経皮摂取の4つの方法があります。この中で、疼痛などの症状に対して即効性を求める場合は吸入摂取と舌下摂取になります。

吸入摂取は蒸気を吸入するため、摂取できる場所が限られるデメリットがあります。また、体内に取り込まれるCBDの量(バイオアベイラビリティ)にばらつきがあり、効果持続時間があまり長くありません。

舌下摂取は吸入摂取と比べるとやや吸収は遅いですが、一度に摂取するCBDの量が分かりやすく、また場所を選ばずに摂取する事ができます。

他の摂取方法の詳細についてはこちらの記事をご参照ください。

CBDやCBDオイルの摂取方法の選び方は?経口摂取がおすすめ?CBDやCBDオイルの摂取方法の選び方は?経口摂取がおすすめ?

オイルとベイプどっちの方が即効性がある?

吸入摂取は蒸気とともにCBDを肺の血管から広範囲に吸収させるためCBDオイルの舌下摂取よりもさらに効果が速く現れます。早ければ数秒で効果を感じることもあります。

したがって、すでに頭痛や腹痛、吐き気などの症状があり、その症状が一時的なものであると分かっている場合は即効性のあるベイプの使用をお勧めします。

CBDオイルはすでに症状が出ている場合にも効果はありますが、効果持続時間の長さをより有効活用するために、症状が現れる前に予防的に服用したり、長時間持続する痛みなどに対して服用することが適しています。

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