CBDやCBDオイルは中毒を引き起こす?服用をやめたらどうなる?

CBDやCBDオイルは中毒を引き起こす?服用をやめたらどうなる?

CBDやCBDオイルに興味があるけれど、中毒が怖いという方もいるのではないでしょうか。また、CBDオイルを使用中の方でもやめてしまうと離脱症状が現れるのではないかと不安な方もいることでしょう。そこで、CBDオイルは中毒性があるのか、急にやめることで離脱症状は起こるのかどうかを解説していきます。

CBDやCBDオイルは中毒や離脱症状を引き起こす?

CBDオイルの中毒や離脱症状に関して気になっている方は多いでしょう。

わかりやすいように身近な存在であるアルコールを例に中毒や離脱症状の意味やそのメカニズムについて解説していきます。

中毒とはある物質が体内に入って障害を起こした状態を指します。アルコール依存症における中毒症状には2種類あり、急性中毒と慢性中毒があります。

急性中毒とは急に大量にアルコールを摂取することによって現れる症状です。一気飲みなどでめまいや吐き気、最悪の場合には意識を失ってしまうことがあります。これがアルコールの急性中毒です。

慢性中毒とは長期間にわたりアルコールを摂取することによって現れる症状です。長年の飲酒によって肝臓や膵臓に負担がかかりさまざまな疾患へとつながることがあります。これがアルコールの慢性中毒です。

離脱症状とは長期間にわたり摂取していた物質を急にやめることで現れる症状です。アルコールの離脱症状は手の震え、不安感、幻聴などが挙げられます。

これは長期間にわたって体内にアルコールが存在していたことで脳が変化することで起こります。脳はアルコールが体内に存在することが普段の状態であると判断します。それに対応するために脳は変化していくのです。

アルコールによって変化した脳はアルコールが体内から抜けてしまうと十分な機能を果たせなくなります。そのため、アルコールを体内に供給して欲しいという信号として離脱症状が現れるということです。

それではCBDやCBDオイルはアルコールのような中毒や離脱症状を引き起こす可能性はあるのでしょうか?結論からいうとそのようなことはありません。

大麻は中毒や離脱症状が存在するというイメージがある方もいることでしょう。それは、事実です。しかし、大麻の主要成分はTHCとCBDであり、両者の働きは異なります。

THCには多幸感が得られるなど向精神作用があります。いわゆる「ハイになる」という状態であり、大麻のイメージそのものです。THCには稀に幻想を見るなどの中毒性やカフェイン程度の離脱症状も認められています。

一方、CBDには向精神作用はなく、健康食品として流通しています。また、THCのような中毒や離脱症状も認められていません。むしろ、CBDはTHCによる副作用を軽減する働きがあります。

つまり、CBDにはアルコールやその他薬物のような中毒や離脱症状はないので心配する必要はありません。

CBDやCBDオイルの服用をやめられる?やめたらどうなる?

大麻のイメージからCBDやCBDオイルに一度手を出してしまうとやめられないのではないかと不安な方もいることでしょう。やめたらどうなるのか知りたいという方も多いです。

CBDやCBDオイルには離脱症状はありません。そのため、一度CBDやCBDオイルを試した結果、自分に合わないと感じた場合にはやめても問題はありません。やめても体に変化はないです。

ただし、注意が必要な方がいます。それは現在、何かしらの疾患にかかっている方、医薬品を服用中の方、CBDやCBDオイルを大量に摂取している方です。

現在、何かしらの疾患にかかっている方は、その疾患に由来する症状がCBDによって抑えられている可能性があります。その場合にはCBDをやめることで症状が現れることもあるでしょう。

医薬品を服用中の方も同じです。医薬品の副作用がCBDによって抑えられている場合には副作用が現れてしまう場合があります。これらの場合にはCBDをやめることを医師に相談した方がよいでしょう。

また、CBDを大量に摂取している方がやめると副作用が出ることがあります。その場合には少しずつ減らしていくとよいでしょう。普段から適量の摂取を心がけることが重要です。CBDの大量摂取はやめましょう。

CBDは中毒や離脱症状を軽減する?アルコール中毒やニコチン中毒は?

CBDには、それ自体に中毒性も離脱症状もありません。むしろ、その他の物質による中毒症状や離脱症状を軽減する働きがあります。CBDはアルコールやニコチン、オピオイドによる中毒や離脱症状を緩和するとされています。

ある研究でアルコール依存症の動物にCBDを投与しました。

その結果、アルコール中毒症状である不安や衝動性、離脱症状である飲酒への動機、飲酒量を低下させてアルコール摂取の全体的なレベルを低下させることがわかりました。

また、CBDはアルコール摂取によって起こる酸化ストレスを減少させたり、脳細胞の損傷を軽減することもわかっています。

ニコチン中毒に対するCBDの効果も研究によって明らかになっています。研究では喫煙者に一時的に禁煙をしてもらい、その後800mgのCBDを摂取したグループと摂取していないグループに分けて差を検証しました。

その結果、CBDを摂取したグループではタバコをイメージした写真への注意力が下がるということがわかりました。タバコに対する欲求や離脱症状については影響を与えないということもわかっています。

つまり、CBDはタバコに対する欲求や離脱症状については抑えることはできず、注意力のみ抑えることができるということです。

しかし、メカニズムは解明されておらず、さらに研究は進められています。今後の研究に期待したいところです。

また、モルヒネなどのオピオイドによる中毒や離脱症状を緩和させるのではないかと研究が進められています。オピオイドには強い鎮痛作用があり、がん患者などに使用されます。

しかし、使用する量を誤ってしまうとオピオイドに対する耐性ができてしまい、うまく鎮痛作用が得られないという問題があります。また、オピオイドによる便秘や不眠などの副作用も問題となることもあります。

この問題をCBDが解決してくれるではないかと研究が進められています。ある研究ではCBDがオピオイドの鎮痛作用を高めるという結果に至りました。

この研究によってオピオイドの使用量を抑えることができるという可能性があり、使用量を抑えることができれば副作用の問題も解決します。

まだ研究段階であり、海外では積極的にCBDと中毒や依存性に関するさまざまな研究が進められています。今後の研究の進展が待ち望まれるところです。

CBDやCBDオイル製品を購入する際の注意点は?

CBDやCBDオイルには中毒や離脱症状はなく、安心して使用できるものです。そうなれば、CBDやCBDオイルを実際に購入してみたいと思った方も多いでしょう。しかし、購入する際に注意点があります。

CBDが日本で販売され始めたのは最近で、日本においてCBDの市場は海外と比較して未熟であるといえます。

日本では、麻やCBDにおける法規制が曖昧なため、信頼できる国内大手メーカーはCBD製品の販売に手を出せないという状況にあります。

CBDは日本でも合法的な成分です。しかし、その原料となる麻の栽培や所持には法的規制がかけられています。そのため、日本国内でCBD製品を原料から製造するのはなかなか難しいのが現状です。

ちなみに、国産を謳っているCBD商品は、CBD原料を海外から輸入し、最終工程を国内工場で行っています。

海外製、日本製問わず、CBD製品を購入する際は商品の成分表をしっかりと確認することが大切です。

商品によってはCBDだけでなく、微量のTHCが混入していることがあります。これには、かなりの注意を払わないといけません。

日本ではTHCに関する基準が海外よりも厳しいです。例えば、アメリカの場合にはCBD製品中に微量のTHCが混入していたとしても0.3%未満であればTHCが含まれていないものとして販売できます。

しかし、日本では濃度基準がないためTHCが少しでも検出されると規制の対象となります。THCが含まれていないと謳って販売されていたものを購入したら、実際にはTHCが微量に含まれていることが分かり、日本国内では違法だったということもあり得ます。

そのため、CBD製品は信頼のできるメーカーから購入するようにしましょう。

関連文献