CBDやCBDオイルでイライラ解消?怒りのコントロールにも使用できる?

CBDやCBDオイルでイライラ解消?怒りのコントロールにも使用できる?

CBDやCBDオイルにはイライラを抑える効果が期待されています。そのエビデンスや使用者の口コミも交え、どのようにイライラに効果があるのかについて解説します。また、CBDがイライラ以外のどんな精神症状に効果があるのかについても紹介します。

CBDやCBDオイルはイライラしやすい人におすすめ?エビデンスは?

CBDとエンド・カンナビノイド・システム(ECS)
CBDという成分が現在注目を集めています。

ネットの広告などでも、CBDを配合した健康食品であるCBDオイルが度々宣伝されていますし、店頭でも見かけるようになりました。

このように、日本でも注目されているCBDやCBDオイルですが、イライラを抑える効果があるともいわれ、期待が集まっています。

なぜ、CBDやCBDオイルがイライラを抑えるのかというと、CBDが脳神経の機能に関わるためです。

生体にはエンド・カンナビノイド・システム (ECS) という、生体のあらゆる機能を調節し、生体の恒常性維持に貢献するシステムがあります。

ECSは内因性カンナビノイドと呼ばれる物質が、カンナビノイド受容体に結合することを発端にして働きます。

CBDはこの内因性カンナビノイドを活性化するなどして、ECSに関与することが知られており、脳神経においても同様に働きます。

脳神経に存在する内因性カンナビノイドとして、アナンダミドという物質が知られています。アナンダミドは別名「幸福の分子」として知られており、活性化することで多好感をもたらします。

CBDはこのアナンダミドの分解の抑制や、アナンダミドの働きを促進する作用があることが2012年にアメリカやドイツの研究者らによって行われた実験で証明されています。

また、CBDには内因性カンナビノイド以外の物質への関与も、2014年にブラジルの研究者らによって報告されています。

代表的なものに、神経伝達物質であるセロトニンがあります。

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、不安を解消し心を前向きにしてくれる作用があります。

また、セロトニンには精神や神経を高ぶらせるノルアドレナリンやドーパミンといった神経伝達物質の働きをコントロールする働きもあります。

ノルアドレナリンやドーパミンなどが暴走すると、キレやすくなったり依存症になったりするおそれがありますが、セロトニンが働くことでこれらの危険を回避しているのです。

CBDは脳内のセロトニン受容体を活性化させることで、このセロトニンの働きを高めることが知られています。

さらに、CBDにはドーパミンの働きをコントロールするセロトニンに働きかける一方で、ドーパミンの働きを促進する作用もあると言われています。

ドーパミンは好奇心や意欲を高めるホルモンであり、不安やモヤモヤを解消してくれます。

実際に、CBDはGPR6という受容体に関与し、パーキンソン病の症状改善に貢献するのではないかというデータがあります。
CBDオイルはパーキンソン病やレビー小体型認知症に作用する?CBDオイルはパーキンソン病やレビー小体型認知症に作用する?

パーキンソン病の治療のポイントに、ドーパミンがあると言われています。

CBDはGPR6に逆作動薬 (マイナスの方向に作用させる物質) として作用することで、ドーパミンの適切な分泌を促進すると考えられているのです。

このようなCBDのセロトニンの働きの活性化、ドーパミンの適度な分泌への関与が、不満やイライラの解消に一役買っていると考えられます。

CBDやCBDオイルは逆にイライラしやすくなる可能性もあるの?

CBDにはイライラを解消する効果が期待されています。

しかしながら、インターネットなどでCBDの評価について見てみると「CBDを摂取することで、逆にイライラしてしまう可能性もあるのではないか」という意見もあります。

そう主張される理由の一つとして、CBDが生体の内面のストレスレベルを下げることがあります。

内面のストレスレベルが下がる分、外部からの刺激に対する耐性が低くなってしまい、ストレスの感じ方がかえって大きくなってしまうのではないか、という理屈です。

また、精神薬との併用によって、イライラが増したり怒りっぽくなるという説もあります。

なぜ、このような矛盾する説が出るのでしょうか。

その理由として、CBDの生体への作用が明確ではないことが挙げられるでしょう。

先述の通り、CBDはECSの働きに関わります。ECSは生体のあらゆる部分で作動しているため、CBDも生体のさまざまな機能に働くことになります。

そのため、通常の薬のように「この部分に作用する」という明確な効果が定められません。

また、CBDを摂取した時の効果の現れ方にも個人差があります。

さらに、CBDには軽微ながらも副作用の報告があったり、薬の成分によっては飲み合わせが危険とされているものもあります。

このような観点から、生体にマイナスな作用をするという可能性は、必ずしも否定はできないのです。

ただし、前述した通り、研究で示されているCBDの作用は、気持ちを穏やかにし、イライラを解消するというものです。

そのことを裏づける、アナンダミドやセロトニン、ドーパミンに対する作用機序についても、解明や示唆がなされています。

このことから考えて「CBDを摂取して逆にイライラが増すのでは」という心配は、あまりしなくても良いと思われます。

ただし、先述の通り、CBDの効果の現れ方は個人差がありますので、CBDを使用していて「情緒がおかしいかも」などと感じる場合は注意してください。

特に精神薬を処方してもらっている方は、事前にCBDの摂取について、医師や専門家に相談するようにしましょう。

もちろん、おかしいと思ったら直ちに使用を止めるようにしてください。

実際にCBDを使った人の口コミは?イライラしやすい人におすすめの商品も!

ここで、実際にCBDやCBDオイルを使用して、ストレスによる緊張やイライラが改善されたという方のレビューを紹介したいと思います。

仕事が多い時のイライラがなくなり、パフォーマンスも向上

私は、仕事柄多くのメールが来たり、色々な人とやりとりをしなければいけない場面が多くあります。

しかし、あまりに作業量が増えると、どれから手を付けたら良いか分からなくなってイライラしてしまい、仕事のパフォーマンスが落ちることがあるのが悩みでした。

ある時、イライラに効果があるというCBDオイルを知り、摂取してみました。

するとイライラが解消され、パニック気味になりがちな思考もすっきりし、一つ一つの作業に対して着実に取り掛かろうという風に気持ちを切り替えることができました。

そのおかげで、パフォーマンスがあまり落ちることなく、仕事を行うことができるようにもなりました。

子育ての苛立ちが解消!子供への当たりも穏やかになった

私は子育てを行う主婦です。最近では、コロナの影響で学校が休みになり、子供が家にいつもいるので、イライラも余計に増していました。

そんな中で、ネットでCBDオイルの情報を見つけ、購入して試してみました。

摂取してからしばらくすると、イライラした感情が消え、心が穏やかになるのを感じました。

これまでは子供が言うことを聞かなかったり、暴れたりすることによく腹を立てていましたが、CBDの摂取後は心を落ち着けてある程度のことはスルーできるようになっています。

また、普段はつい感情的になって子供に怒鳴ってしまうことも、落ち着いて要点を伝えられるようになりました。

うつ病と不眠からくるイライラも改善された

長年うつ病に悩まされ、薬も効果がなく、よく細かなことでイライラしていました。

しかし、CBDオイルを試してみたところ、イライラが嘘のように消え、細かなことが気にならなくなりました。

予想以上の効果に満足しています。これからも使用を続けたいと思います。

イライラ以外の精神症状にもCBDやCBDオイルは作用する?不安や緊張、リラックスにも?

このように、CBDはイライラを抑える効果が十分に期待できるといえます。

しかし、精神症状といえばイライラだけではありません。ストレスによって気分がうつ状態になったり、不安や緊張が高まることもあります。

これらの精神症状が行き過ぎたり、長期間続いたりすると、うつや不安障害などの精神疾患を発症してしまう場合もあります。

CBDはこのような様々な精神症状にも効果があると言われています。

それは先述した、CBDのアナンダミド、セロトニンなどの働きを高める作用が、リラックス作用をもたらし、様々な精神が不安定になるのを防いでくれるためです。

さらに、そのような精神への作用は、精神疾患の症状緩和ももたらします。

実際に、精神疾患とCBDの関係については、臨床実験を含めた様々な実験が行われており、CBDが多くの種類の精神疾患に効果があると示す結果が出ています。

このように、CBDは心をリラックスさせ、イライラだけでなくうつや不安、緊張などを解消し、精神疾患の予防や症状の改善にも効果があるのです。
CBDやCBDオイルにはリラックス効果がある?不安解消にも期待!

怒りを沈めたい!CBDを摂取する際のおすすめ摂取方法は?

CBCの摂取方法
日常生活や社会生活を送る中で、どうしてもイライラしてしまい、怒りを鎮めたい!という場面もあるのではないでしょうか。

そのような場面では、どのようなどのようなCBDの摂取の仕方が効果的なのでしょう?

現在は、CBDを効果的に摂取できるように、さまざまなCBD製品が販売されています。

CBDオイルはもちろん、VAPE (電子タバコ) を使ってCBDを摂取するCBDリキッドも特に人気があります。

よって、CBDを摂取する際に、CBDオイルまたはCBDリキッドを使用される方は多いでしょう。

しかし、ここでポイントがあります。CBDはそのCBD製品や摂取方法で、効果が現れるまでの時間や効果の持続時間が変わるということです。

では、CBDオイルとCBDリキッドでは、それぞれどのような摂取方法や効果の現れ方の特徴があるのでしょう。

CBDオイルの摂取方法、効果の現れ方は?

CBDオイルは口から飲み込むことでCBDを摂取します。

ただし、普通に飲み込む経口摂取ではなく、口腔内の舌の下部 (舌下部分) にCBDオイルを垂らすという舌下摂取という方法を用いるのが一般的です。

この方法では、舌下部分に30秒~2分程度オイルを置いてから飲み込むようにします。

舌下部分にCBDがとどまっている間、毛細血管からCBDが吸収されるため、通常の経口摂取よりもCBDの吸収効率が高くなります (経口摂取の吸収率は6~20%程度ですが、舌下摂取では13~35%程度) 。

舌下摂取では、CBDの効果が現れるまでの時間は15分~1時間程度かかりますが、効果の持続時間は4~8時間であるという特徴があります。

CBDリキッドの摂取方法、効果の現れ方は?

CBDリキッドの摂取には、VAPEを使ってリキッドを気化し口から吸いこむ吸入摂取という方法を用います。

CBDは気管から肺に送られ、肺の毛細血管から吸収されます。

このような吸入摂取のメリットは、即効性が高いことであり、数秒~10分でCBDの効果が現れます。

一方で、持続性が低いのも特徴で、1時間程度で効果は切れてしまいます。

求めるのは即効性か持続時間?摂取する場所によっても使い勝手は変わる?

このように、CBDオイルとCBDリキッドでは、効果が現れるまでの時間、効果が持続する時間に大きな違いがあることが分かります。

イライラに対して即効性を求めるのであればCBDリキッド、心を落ち着ける効果が持続して欲しい時はCBDオイルを使うと良いでしょう。

どのような効果を求めるかによって、どちらのCBD製品を使い分けるのが有効です。

どちらの効果も求めたい方は、CBDオイルとCBDリキッドを組み合わせて使用するという方法もあります。ただし、その分費用はかさんでしまいます。

また、使用する場所によっても、CBD製品の種類は選択する必要があるかもしれません。

というのも、公共の場でのVAPEの使用は、難しい場合があるためです。

日本では2020年4月より健康増進法が改正され、原則的に公共の場での喫煙は禁止されています。

VAPEなどの電子タバコは法律上はタバコではないので、吸っても違反にはなりませんが、それでも見た目から周囲に警戒される可能性はありますし、電子タバコも使用を禁止しているところもあります。

そのため、喫煙所があるなど喫煙しやすい場所でない限りは、公共の場ではCBDオイルを使用するのが無難かもしれません。

以上ように、求めたい効果・使用する場所などの目的によって、CBDリキッドかCBDオイルのどちらにするかは、選び分けることが重要です。
CBDのオイルとリキッドの違いとは?メリット・デメリットも紹介!CBDのオイルとリキッドの違いとは?メリット・デメリットも紹介!

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