CBDやCBDオイルは料理に取り入れられる?おすすめレシピを紹介!

CBDやCBDオイルは料理に取り入れられる?おすすめレシピを紹介!

美容や健康維持に効果的なCBDやCBDオイルですが、今回はCBD入りの料理に注目したいと思います。CBDを食事と一緒に摂取することのメリットとはどのようなものでしょうか。また、CBDを破壊しない調理法や、おすすめのレシピについて解説します。

CBDやCBDオイルって何?どんな匂いや味がする?

CBDは大麻草などの植物から抽出されるカンナビノイドと呼ばれる成分の一種です。CBDなどのカンナビノイドは身体の調節機能であるエンドカンナビノイドシステム(ECS)に作用し、心身に様々な作用をもたらします。

大麻に含まれる向精神作用をもたらす成分はTHCであり、CBDとTHCは全く違った作用があります。そのため、CBDを摂取してもハイになるような効果はありません。

CBD製品には色々なタイプがありますが、最も広く普及しているものが大麻やヘンプなどの植物から抽出されたCBDをオリーブオイルやMCTオイルなどのキャリアオイルと混合したCBDオイルです。

原料の植物からCBDのみを分離した粉末状の物質はCBDアイソレートと呼ばれます。CBDアイソレート自体は無味・無臭であり、CBDのみをキャリアオイルに混合した場合は基本的にキャリアオイルの味しかありません。

しかし、CBDオイルのレビューでは頻繁に「苦い」「独特の味」「植物そのものの味」などの表現を見かけます。

これはキャリアオイル以外に、原料となる植物に含まれる栄養成分であるテルペンやビタミン、ポリフェノールなどを配合した影響です。

CBDは単体で摂取するよりも、他の成分と一緒に摂取することで相乗効果(アントラージュ効果)が得られるとされています。

このようなCBDとキャリアオイル以外の成分が含まれるCBDやCBDオイルはフルスペクトラムやブロードスペクトラムと呼ばれます。

近年では、フルスペクトラムやブロードスペクトラムの製品でもオレンジ風味やシナモン風味などの摂取しやすいフレーバーもありますが、人によってはどうしても苦味などを感じてしまうこともあるでしょう。

なお、フルスペクトラムのCBDは日本では違法になるため注意が必要です。
フルスペクトラムCBDは違法?ブロードスペクトラムとの違いは?フルスペクトラムCBDは違法?ブロードスペクトラムとの違いは? また、CBDオイルの舌下摂取は特別難しい方法ではありませんが、吐き気が強い場合などにCBDオイルを1分間ほど口に含んだままでいることが辛いことなどもあるかもしれません。

CBDやCBDオイルを料理に取り入れられる?その際の注意点は?

麻の実は昔から七味唐辛子などに使われており、日本人にとって馴染みの深い食材の一つです。また、数年前には東京でヘンプカフェがオープンし話題になっています。

2020年には、アメリカの動画配信サービスのネットフリックス(Netflix)で「Cooked with Cannabis」という大麻やCBD、THCなどをレシピに用いた料理対決の番組が配信されました。

パクチーやみつばなどの香りの強い薬味が苦手な方がいれば好きな方もいるように、ヘンプの苦味が好きな方もいます。

もはや、ヘンプやCBDを料理に加えることは、苦味を誤魔化すためだけではなく世界中でブームとなっていると言えるのではないでしょうか。

CBDの摂取方法には舌下摂取以外にもありますが、本記事のテーマである食事に混ぜる方法である経口摂取のメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

まずCBDの効果の現れ方に着目すると、CBDを経口摂取した場合の効果を感じるまでの時間は舌下摂取よりも長くなりますが、体内に吸収されたCBDは脂肪組織に蓄積されることで長時間効果が持続します。

そのため、一時的な症状である疼痛や吐き気などをすぐに緩和したい場合などにはあまり向いていませんが、慢性疼痛がある場合の予防目的や良質な睡眠を確保するためなど、長時間の効果が欲しい場合に適しています。

次に、CBDやCBDオイルを食事やデザートなどに混ぜて摂取することで、前述したようなCBDオイルの苦味や独特の風味を気にせずに摂取しやすくなる点が挙げられます。

子どもや高齢者などが苦い薬を飲みやすくするために、薬を内服用のゼリーやアイスクリームなどに混ぜて内服することと同様です。

家庭でも、特別な道具や材料などを要せず、手持ちのCBDやCBDオイルを用いてCBD入りのメニューを作ることができます。しかし、CBDやCBDオイルは調理する上でいくつか注意する点があります。

まず、CBDを経口摂取すると、効果が現れるまでに時間がかかると説明しましたが、それは消化管を通過したCBDが小腸で吸収され、肝臓に入った後に初めて血管に吸収されるためです。

肝臓では、摂取した大部分のCBDは酵素によって血管に吸収される前に不活化する、ファストパス効果というものがあります。

そのため、経口摂取をする場合のCBDの摂取量が舌下摂取と同じでは効果が得られないこともあります。

しかし、CBDの効果の感じ方は個人差があり、またブロードスペクトラムのCBDオイルでは料理の味に影響する場合もあるため、少しずつ量を増やして調節した方が良いでしょう。

そして、CBDは加熱に弱く高温で蒸発します。およそ160〜180℃以上でCBDは気化するため、オーブンで調理することが必要なメニューなどに加えてしまうと、せっかくのCBDの効果がなくなってしまいます。

オーブン以外にも、焼く、煮る、炒めるなどの加熱をする工程の前にCBDやCBDオイルを加えることはなるべく避けた方が無難かもしれません。

また、CBDは油分には溶解しやすく水分とは分離してしまう性質があります。CBDオイルと水が混ざらないことはイメージできると思いますが、CBDアイソレートも水分だけでは溶かすことが難しいです。

そのため、CBDアイソレートを使用する場合は、直接脂質の少ない食事や飲みものに混ぜるのではなく、一度オイルやバターなどに溶かしてから使用すると他の食品と混ざりやすくなります。

そして、脂肪分を多く含む食事とともにCBDを摂取することによって、CBDの吸収率が上昇することが報告されています。CBDやCBDオイルを経口摂取する場合は良性の脂質の摂取を心がけると良いでしょう。

最後に、CBDやCBDオイルは普通の食品と同じように保管方法が悪ければ傷んでしまうことがあります。保管場所に高温や直射日光が当たる場所などを避け、冷蔵庫などの涼しい暗所などで保管するようにしましょう。

CBDやCBDオイルを使ったレシピを紹介!

CBDやCBDオイルと料理
CBDやCBDオイルは主菜、副菜、デザート、飲み物など、どんなものにも合わせることができます。検索すると多くのレシピが出てきますが、この項目では火や電子レンジを使わないで作ることが出来るレシピを紹介します。

CBDワカモレ

ワカモレ
メキシコ料理の定番料理です。使用するアボカドは良質な植物性の脂質やタンパク質、ビタミンなどを多く含み、加熱をしない料理であるためCBDやその他の栄養素が壊れる心配がありません。

材料

  • 完熟アボカド………………………中3個
  • ライム果汁…………………………大さじ1
  • ハーブソルト………………………小さじ½
  • 黒胡椒………………………………小さじ½
  • クミン(あれば)…………………小さじ½
  • 紫玉ねぎ(みじん切り)…………½個
  • トマト(さいの目切り)…………中2個
  • にんにく(みじん切り)…………一かけ
  • パクチー(みじん切り)…………大さじ1
  • 生唐辛子(みじん切り)…………½個
  • CBDオイルまたはアイソレート…1回分

作り方

  1. 皮を剥いて種を取り除いたアボカドをフードプロセッサーやフォークなどでマッシュする。
  2. 全ての材料を潰したアボカドに加えてしっかりと混ぜる。
  3. ラップをかけた状態で2時間ほど室温で置いてからチップスやクラッカーなどと食べる。

CBDバルサミコドレッシング

バルサミコ酢
家庭で作る定番のドレッシングを、はちみつとCBDでアレンジしたものです。スタンダードな味なので様々なサラダに使用できます。

材料

  • はちみつ……………………………1/4カップ
  • バルサミコ酢………………………1/2カップ
  • オリーブオイル……………………1/4カップ
  • CBDオイルまたはアイソレート…1回分

作り方

  1. はちみつ、バルサミコ酢、オリーブオイル、CBDを泡立て器などでしっかりと混ぜ合わせる。
  2. 最後に塩胡椒で好みの味に仕上げる。

CBDペストソース

バジル
ジェノヴェーゼと呼ばれる人気のバジルパスタソースです。数週間冷蔵保存もできるため、多めに作り置きすると時短料理としても重宝するのではないでしょうか。肉や海鮮など様々な具材との相性が抜群です。

材料

  • 生バジル……………………………1/2カップ
  • 松の実………………………………大さじ1
  • にんにく……………………………2かけ
  • オリーブオイル……………………大さじ2
  • CBDオイルまたはアイソレート…1回分
  • 塩胡椒………………………………適量

作り方

  1. 全ての材料をフードプロセッサーに入れてペースト状になるまで撹拌する。
  2. 最後に塩胡椒で味を整える。保存する場合は密閉容器などに入れ、ソース表面をオリーブオイルでカバーし冷蔵保存する。

CBDクッキークリームチーズケーキ

CBD料理
混ぜて冷やすだけで作ることが出来る砂糖を使わない簡単なデザートです。クリーミーな食感とクッキーのザクザクした食感、チーズケーキのコクとココアの苦味など、デザートとして完成された一品です。

材料

  • 市販のココアビスケット………………1〜2カップ
  • アーモンドバター(またはバター)…1/2カップ
  • クリームチーズ…………………………1カップ
  • バニラエッセンス………………………小さじ¼
  • CBDオイルまたはアイソレート………1回分

作り方

  1. ココアビスケットを好みの大きさに砕く。
  2. バター、クリームチーズ、バニラエッセンス、CBDをミキサーやフードプロセッサーなどで滑らかになるまで撹拌する。
  3. 2をボウルなどに移し、砕いたココアビスケットの半量を入れて均等になるように混ぜる。
  4. 3の生地をスプーンなどで好みの大きさに丸く形成し、残っている砕いたココアビスケットで表面を覆う。
  5. 冷蔵庫や冷凍庫で冷やし好みの硬さにする。
CBDやCBDオイルの量は全て「1回分」と表記していますが、足りない場合や多すぎる場合などは個人の好みで調節してください。

関連文献

CBDやCBDオイルを料理に使用する場合に関して皆様から頂いた質問

CBDやCBDオイルを料理に入れることができますか?(20代女性)

お手持ちのCBDやCBDオイルを料理に使用することは可能です。CBDやCBDオイルを食事やデザートなどに混ぜて摂取することで、CBDオイルの苦味や独特の風味を気にせずに摂取しやすくなります。本記事でもCBDやCBDオイルを用いたレシピをご紹介していますので参考にしてみてください。

CBDを使用したレシピにはどのようなものがありますか?(30代女性)

CBDを使用したレシピは特に海外記事でたくさん紹介されており、本記事ではCBDバルサミコドレッシングやCBDペストソースなどのレシピを紹介しています。CBDやCBDオイルは主菜、副菜、デザート、飲み物など、どんなものにも合わせることができ、検索すると多くのレシピが出てきます。

CBDやCBDオイルを料理に取り入れる際に注意点はありますか?(20代男性)

CBDは加熱に弱く、およそ160〜180℃以上で気化するため、CBDオイルを加えた状態でオーブンなどで調理するとCBDの作用が消えてしまいます。オーブン以外にも、焼く、煮る、炒めるなどの加熱をする工程の前にCBDやCBDオイルを加えることはなるべく避けた方が無難かもしれません。また、例えばパウダー状のCBDは油分には溶解しやすく水分とは分離してしまう性質があります。これらの点を踏まえて料理にCBDを取り入れてみてください。