コーヒーを摂取するとどうなる?カフェインの効果を解説
コーヒーの中にはカフェインという成分が含まれています。コーヒーを飲むとカフェインの一部が胃から、その他の大部分は小腸から比較的早く吸収されて、カフェインの効果が身体に現れます。
カフェインの作用としてよく知られているものは、覚醒作用や利尿作用、興奮作用などです。
コーヒーを飲んだら眠れなくなった、トイレが近くなった、コーヒーで疲労感が減少したという経験がある方も多いでしょう。
カフェインはその他にも様々な作用がありますが、その中には身体にメリットをもたらすものもあれば、逆にデメリットをもたらすものもあります。
たとえば、リラックス効果やダイエット効果、血行促進作用、消化促進作用、抗酸化作用、糖尿病予防作用はカフェインを摂取するメリットとして挙げられます。
それに対してカフェインで眠れなくなったり、トイレが近くなったりすることは身体にとってはデメリットになります。
また、カフェインには口臭を増加させたり、胃の不快感や頭痛を引き起こしたり、歯を黄ばませたりする作用もあり、これらの作用もカフェインを摂取するデメリットと考えられるでしょう。
CBDオイルとコーヒーの組み合わせは?副作用はある?
CBDオイルとコーヒーの組み合わせについては、現在のところ十分な研究結果はありません。
十分な研究結果がない上に、CBD自体の性質がCBDオイルとコーヒーの組み合わせによる影響を見極めにくくしている事実があります。
CBDは低用量では刺激作用、高用量では鎮静作用を引き起こすと言われているため、CBDの用量によって現れる効果が変わる可能性があります。
さらに、21.7℃以上の溶液にCBDオイルを溶かすとCBDが分解され、CBD含有量が減少することでCBDの効果が劣化するという研究もあります。
つまり、CBDオイルをアイスコーヒーに溶かすかホットコーヒーに溶かすかによって摂取できるCBD量が変わり、現れるCBDの効果も変化してしまうことが考えられるということです。
そのため、効果の変化がコーヒーによるものなのか、摂取するCBD量によるものなのかを判断することが非常に難しくなり、コーヒーとCBDオイルの組み合わせによる効果を簡単には予測ができないというのが実際のところです。
ただし、コーヒーとCBDオイルを一緒に摂取することで、CBDがカフェインの副作用を打ち消し、集中力を高めるという報告があります。
カフェインを摂取することによって気分が悪くなっても、CBDオイルを同時に摂取すればカフェインによる悪影響を回避できるというものです。
また、CBDはカフェインによる胃の不快感や頭痛などの症状を抑えるのに役立つ可能性があることも示唆されています。
CBDオイルとコーヒーの相互作用についてはまだ十分なエビデンスはありませんが、特に悪い影響に関しては今のところ報告されていません。
コーヒーとCBDオイルの同時摂取がどのような効果をもたらすのか、今後の研究結果に注目していきましょう。
アメリカで人気のCBDコーヒーを解説!CBDとコーヒーの相性は良いの?CBDオイルとコーヒーを摂取する際の注意点は?
CBDオイルをコーヒーと組み合わせて摂取する場合の摂取方法は、CBDオイルをコーヒーに溶かして摂取することから、喉から飲み込む経口摂取ということになります。
CBDを経口摂取する場合の吸収率は6~20%です。CBDを舌下摂取した場合の吸収率である13~35%と比べると効率の面でかなり劣ることが分かります。
以上のことからコーヒーにCBDオイルを溶かす摂取方法は、CBDの最適な摂取方法ではないと言えるでしょう。
特に、疾患や炎症などの治療目的でCBDを摂取する場合は注意が必要です。
コーヒーにCBDオイルを混ぜてしまうと吸収率が悪い上に、コーヒーの温度によってCBDが分解され、CBDの用量が減少する恐れがあります。
つまり、適切な量のCBDをコーヒーに溶かしたとしてもCBDの効果が十分に現れない可能性があると同時に、身体に入る正確なCBDの量を把握することがとても難しくなるということです。
正確なCBDの用量を摂取することは、治療上非常に重要なポイントになることから、治療目的でCBDを摂取する場合に、コーヒーとCBDオイルを一緒に摂取することはお勧めできません。
ただし、CBDを健康目的やサプリメントとして日常的に摂取する場合には、正確なCBDの量を細かく把握する必要はありませんので、CBDオイルをコーヒーに混ぜて飲んでも問題ないと言えます。
普段飲んでいるコーヒーにCBDを溶かすことを習慣にできれば、CBDの摂取のし忘れも防げるでしょう。
いつCBDオイルとコーヒーを摂取するのが良い?
CBDオイルとコーヒーを摂取するのに適する時間帯ですが、コーヒーに覚醒作用があることを考えると、寝る直前に摂取するのは避けた方が無難です。
個人差がありますが、コーヒーには集中力を上げる効果があるため、出勤する前や昼休憩の時などにCBDと一緒に摂取をして、その後に控えている仕事や勉強などの効率が上げることを期待するのがよいでしょう。
ただし、CBDは低用量で摂取すると刺激作用を示すことがあり、コーヒーと組み合わせることによってその刺激性が増加する可能性があります。
CBDによる刺激性の増加はほとんど感じないという人も多いですが、もともとコーヒーを飲んで眠れなくなるという人は、CBDによって余計に覚醒してしまうことも考えられますので、遅い時間にコーヒーを摂取しないことをお勧めします。
CBDやCBDオイルはどの時間帯に摂取するのが最適?朝?昼?夜?CBDやCBDオイルの適切な量を知るには?
CBDやCBDオイルは、医薬品のように摂取すべき用量が決まっているわけではありません。
CBDは人によって効果の現れ方が違うという特徴があるため、自分にとってのCBDの適切な量は、CBD製品を自分で試しながら見つけていく必要があります。
CBDオイルを初めて摂取する場合は、1日10~20mgの低用量から始めて効果の現れ方を観察してみてください。
CBDオイルのボトルには、CBDの濃度やボトルに入っているオイル全体の用量などが書いてあるので、まずその数値から1滴にCBDが何mg入っているのかを計算してみましょう。
例えば5%、全体量10mlのCBDオイルなら1滴に約2.5mgのCBDが入っていることになるため、まずは5~7滴程度の摂取から始めてみましょう。
10~20mgのCBDを摂取しても効果が出なければ、1滴ずつ効果が現れるまで用量を増やしていき、効果が現れた最小のCBDの量をメモしておきます。
この必要最低限のCBDの量が自分の適切な量になります。もし効果が感じづらくなったなどの理由で、これ以上量を増やしたい場合は副作用やアレルギーが現れないか様子を観察しながら増量しましょう。
これまでに報告されている副作用は、下痢や口渇感、強い眠気、疲労感、食欲の変化などがあります。副作用が起こってしまっても健康に重篤な影響を与えないご自身で対処が可能な症状が多いため、心配しすぎることはありません。
また、CBDやCBDオイルは市販の鎮痛剤や病院などで処方される薬などと比較しても副作用は少なく安全です。自分自身の体調を観察しながらCBDの量を調節してみましょう。
CBDを摂取する際の注意点ですが、先ほど述べたようにCBDとコーヒーに溶かすと実際に身体に入るCBDが量が分かりにくくなるため、CBDを治療目的で摂取する場合はコーヒーには溶かさないようにしてください。
また、すでに服用している医薬品がある人や、持病がある人はCBDを試す前にかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。