- CBDバームの肌やニキビに与える効果について知りたい方
- CBDバームは肩こりや筋肉痛にも効くのか気になる方
CBDバームはどんなもの?
CBDバームとはCBDが注入されている硬めのクリームです。CBDオイルのように口から摂取するものではなく、肌に塗布して使用します。
CBDバームに入っているCBDは、様々な健康・治療効果があるとして世界中の多くの人から注目されている成分です。
CBDバームを肌に塗ることで、バームに注入されているCBDを肌に密着させ、CBDの局所的な効果を得ることが期待できます。
また、CBDバームは通常、もととなる原料として蜜蝋が使われているため、CBDバームを使用することでCBDの効果だけでなく蜜蝋の保湿効果や肌を柔らかくする効果も得られるでしょう。
さらに、CBDバームによっては、ヘンプシードオイルやシアバター、ココナッツオイル、栄養素が含まれるエッセンシャルオイルなどが入っていることがあります。
そのような場合には皮膚の保護作用や栄養補給など、各種オイルが持つ効果も見込めます。
CBDやCBDバームはスキンケアに使える?ニキビにも効く?
CBDは抗炎症作用と抗酸化作用があると報告されています。そのため、CBDバームを肌に塗布することにより、炎症や乾燥、活性酸素による損傷などの肌が抱える様々な問題が解消されることが考えられます。
CBD軟膏を用いた研究では、CBDが湿疹や、免疫の異常によって皮膚などに発症する乾癬の治療に役立つ可能性があることが示唆されています。
また、CBDバームに含まれている蜜蝋やエッセンシャルオイルなどに肌の保湿や栄養補給をする作用があることから、CBD単独の作用に加えてより高いスキンケア効果が期待できるでしょう。
CBDやCBDバームのニキビに対する効果
ニキビは、過剰な皮脂の分泌やホルモンバランスの崩れ、偏った栄養、ストレス過多などによりできると言われています。
果たしてCBDやCBDバームはニキビに対しても作用するのでしょうか。
研究によると、CBDには過剰な皮脂の分泌を減少させて、皮脂を作る分泌腺の機能を正常にする作用があることが報告されています。
つまり、CBDやCBDバームは過剰な皮脂の分泌が原因で発生したニキビの治療に効果的である可能性が高いと言えます。また、皮脂の分泌を正常化することにより、ニキビの予防作用も期待できるでしょう。
上記の研究でもCBDの抗炎症効果と皮脂分泌の抑制作用の組み合わせにより、CBDがニキビ治療のための有望な治療薬になり得るのではないかとまとめられています。
一般的に販売されているニキビ治療薬のほとんどはスキンケアとしての作用を併せ持ってはいません。
スキンケアのために普段から使っているCBDバームが、知らず知らずのうちにニキビ予防にも役立っているのだとしたら、CBDバームは消費者にとって一石二鳥の製品ということになるでしょう。
CBDやCBDバームは肩こりや筋肉痛を緩和する?
CBDは抗炎症作用により痛みの軽減に関与している可能性があります。では、CBDやCBDバームの疼痛緩和作用を期待して、肩こりや筋肉痛に使うことはできるのでしょうか。
CBDやCBDバームの肩こりと筋肉痛に対する効果
医療分野ではCBDはまだ痛みの緩和治療に利用されてはいませんが、最近になってCBDが痛みや炎症が引き起こしている症状の緩和に有効なのではないかということが言われ始めています。
たしかに今の時点ではCBDが疼痛緩和に効果があるのではないかと考えられているだけなので、CBDやCBDバームに肩こりや筋肉痛に対する効果があるかどうかを科学的に証明するためには更なる研究が必要になります。
しかし、CBDの抗炎症作用などを考慮すると、CBDやCBDバームに肩こりや筋肉痛を予防したり回復させたりする作用がある可能性は高いと言えます。
特にCBDバームは局所に塗り込むことができるため、肩こりや筋肉痛に対して使用しやすい製品になるでしょう。
CBDやCBDオイルは肩こりに効果的?最適な製品の選び方は?
CBDマッスルバームとは何か
CBDやCBDバームが肩こりなどに効果をもたらす可能性が高いということは解説した通りです。筋肉痛や肩こりの症状を緩和させる目的で作られたCBDマッスルバームというものも実際に販売されています。
CBDマッスルバームは通常、CBDと共にペパーミントオイルやティーツリーオイル、ユーカリエキスなどが注入されている製品です。
それらのオイルは、鎮静効果を期待してCBDマッスルバームに混合されています。
身体がリラックスしているときに筋肉の収縮が緩和するため、鎮静作用が肩こりや筋肉痛の緩和作用につながるということです。
また、CBDが持っているリラックス効果も筋肉の緩和に寄与していることも考えられます。
つまりCBDマッスルバームはCBDが持つ抗炎症作用に、CBDのリラックス効果やペパーミントなど他のオイルの鎮静効果も組合せることで、より肩こりや筋肉痛の症状を改善が期待できる製品になっています。
CBDマッスルバームが本当に痛みを緩和する効果があるかどうかは科学的にはまだ証明されていませんが、CBDマッスルバームを実際に使った多くの消費者は痛みの改善を実感しているようです。
CBDバームの使い方を解説!
CBDバームを商品として購入しなくても、お好きなアロマオイルなどを使ってオリジナルCBDバームを作ることが可能です。
CBDバームは肌に直接塗布する製品のため、肌の相性によってはかぶれてしまったり湿疹ができてしまったりするかもしれません。
そのため、CBDバームを最初に使用するときは、必ずかぶれてもあまり問題のない部分の皮膚に少量塗って様子を見るようにしてください。
特にアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎を持っている方は、肌が敏感なことが多いため、最初のうちは気を付けながら使用した方がよいでしょう。
CBDバームを肌に塗っても問題ないことが分かったら、適量を使用してCBDバームの効果を観察してみてください。
CBDバームを顔に使用する場合は、化粧石鹸や洗顔石鹸などで洗顔してから塗るようにするのがおすすめです。
CBDバームを作ることはできる?
まず、蜜蝋とCBDオイルを用意してください。
蜜蝋を湯煎してやわらかくしてから、CBDオイルを加えます。よく混ぜてから冷やし固めるとオリジナルCBDバームの出来上がりです。
ちなみにCBDオイルを加える時点でお好きなアロマオイルを加えることもできます。好きな香りを加えることでCBDバームのリラックス効果が増すことが期待できるでしょう。
CBDアイソレートではなくCBDオイルを使用した理由は、CBDは脂溶性でありCBDオイルにはCBDがすでに溶けた状態で入っているため、蜜蝋と混ぜ合わせやすいからです。
オリジナルのCBDのチョコレートやCBDクリームなどをつくるときにはCBDアイソレートを使うことがありますが、CBDアイソレートは蜜蝋には溶けないため、バームを作る際はアイソレートではなくCBDオイルを使用してください。
関連文献
CBDバームに関して皆様から頂いた質問
乾燥肌なのですが、CBDバームには保湿成分が含まれていますか。(20代女性)
CBDバームは通常、もととなる原料として蜜蝋が使われているため、CBDバームを使用することでCBDの作用だけでなく蜜蝋の保湿効果や肌を柔らかくする効果も得られます。また、CBDバームによっては、ヘンプシードオイルやシアバター、ココナッツオイル、栄養素が含まれるエッセンシャルオイルなどが入っていることがあります。このような場合には皮膚の保護作用や栄養補給など、各種オイルが持つ効果も見込めます。そのため、乾燥肌の方にはおすすめです。
ニキビがある肌にCBDバームを使っても悪化しないですか。(10代女性)
海外での研究によると、CBDには過剰な皮脂の分泌を減少させて、皮脂を作る分泌腺の機能を正常にする作用があることが報告されています。つまり、CBDやCBDバームは過剰な皮脂の分泌が原因で発生したニキビに作用する可能性が考えられます。また、皮脂の分泌を正常化することにより、ニキビの予防作用も期待できるのではないかと考えられていますが、これらの研究だけではまだ解明できていない部分も多いため、今後のさらなる研究に期待しましょう。
CBDマッスルバームは、どのような効果が得られますか。(30代男性)
CBDマッスルバームには抗炎症作用やリラックス効果やペパーミントなどオイルの鎮静効果があると考えられています。これらの作用が組み合わさることで、より肩こりや筋肉痛の症状の改善が期待できるのではないかと期待されている製品です。ただし、CBDの作用はまだ研究段階でもあるため、今後のさらなる研究に期待しましょう。