CBDやCBDオイルの適切な保管・保存方法は?賞味期限はある?

CBDやCBDオイルの適切な保管・保存方法は?賞味期限はある?

CBDには賞味期限があり、保存方法の良し悪しによってその賞味期限は長くも短くもなります。CBD製品をどのように保存すればよいのか、どのくらいの期間品質が保たれるものなのか、また保存する際の注意点や、冷凍しても良いかどうかなどを説明しています。
この記事はこんな方におすすめ!
  • CBDオイルの正しい保存・保管方法を知りたい方
  • 購入したCBDオイルの保存方法にお困りの方
  • CBDオイルを冷蔵庫や冷凍庫で保存してよいのか気になる方
  • CBDオイルの賞味期限について知りたい方

CBDやCBDオイルを保存する際の注意点は?

CBDやCBDオイルは時間が経つとともに分解してしまう可能性がありますので、できる限り有効成分を長持ちさせるために、適切な場所に保管することが大切です。

CBDやCBDオイル製品のパッケージには保管方法が書いてあることが多いので、基本的にはその方法に従うようにしましょう。

ただし、特に海外の製品に多いのですが、製品によっては保管方法が書いていないこともあります。その場合には、以下に記載することを参考にしてください。

CBDは光や熱、空気などにさらされると分解が加速する性質があります。CBDが分解してしまうと本来期待できる効果が失われてしまうため、次の3つのことに注意して保管しましょう。

1.CBD製品を直射日光から遠ざける

ほとんどのCBD製品は、CBDを直射日光から守るため、色の濃い遮光容器に入って販売されていますが、遮光容器に入っているからと言ってどこに保管しても問題ないという訳ではありません。

日当たりの良いところや車のダッシュボードなどに置くとCBDが劣化する恐れがありますので、太陽光が入ってくる場所には置かないように注意してください。

CBD製品は必ず、湿度と温度が低く、直射日光の当たらない暗い場所に保管するようにしてください。どうしても光が当たってしまう場合は、CBDの容器をアルミホイルで覆うと光をある程度遮断できますので覚えておきましょう。

2.CBD製品を熱から遠ざける

熱は、CBDの特性を変化させる要因の一つです。熱によるCBDの分解が進むと、CBDオイルが濁ったりするなど、劣化したことが見た目にも分かるほどCBDの性質に大きな変化を与える可能性があります。

CBDを熱から遠ざけるために、次に挙げる場所での保存は避けるようにしてください。

  • 熱を発生させるものの近くの戸棚
  • ストーブ、レンジ、オーブンの近く
  • 太陽光が直接入ってくる窓の近く
  • 太陽光が当たる車の中
  • 夏場のエアコンのない部屋

3.CBDを空気から遠ざける

CBDは酸素により酸化されて化学変化を起こし、結果的にCBDの効果を大幅に低下させる可能性があるため、できる限りCBDを空気に触れさせない工夫が必要です。

ほとんどのCBD製品が入っている容器は気密性に優れていますので、容器を入れ替えたりせず、なるべく最初に入っていた容器で保管するようにしましょう。容器を入れ替えるとCBDを空気にさらす危険性が高まってしまいます。

どうしても容器の入れ替えが必要な場合には、新しい容器の気密性や遮光性を確認し、長期保存に適している容器かどうかを確認してください。

また、開封後はキャップをしっかり閉めて、余分な空気が入らないように気をつけましょう。

CBDやCBDオイルはどこに保存するのがよい?

CBDオイル
すでにお話した通り、CBDは、光や熱、空気により劣化をするため、CBDやCBDオイルを保存するのに最適な場所は、湿度と温度が低く、暗くて密閉されているところということになります。

これらの条件を満たす場所として、家の中で一番最初に思い浮かぶのは冷蔵庫の中ではないでしょうか。

冷蔵庫の中は直射日光も当たりませんし、夏場の暑い中でも低温を保ち、湿気のない密閉されていますから、CBDの保管場所として適した場所と言えます。

必ずしも冷蔵庫で保管する必要はありませんが、冷蔵庫保存をすることによりCBDの品質を長期にわたって保つことが期待できるでしょう。

ただし、冷蔵庫の中にCBDを保管しているとCBDが結晶化したり、オイルが濃くなったりする可能性がありますので、CBDを使用する前にCBDの容器をお湯のカップに浸すなど、少し温めておく必要があることは覚えておいてください。

CBDはどれくらいもつ?賞味期限はあるの?

CBDオイル

CBD製品はたいてい賞味期限があります。賞味期限は、CBDのパッケージに表示されていますので、基本的には書かれている賞味期限を参考にして品質が保たれているかどうかを見極めましょう。

ただし、賞味期限は実際にしっかりと定められているわけではありません。

多くの専門家はCBDの賞味期限を1年から2年としていますが、高温多湿での保管や直射日光に当てるなど、保存方法が悪ければCBDの賞味期限は必然的に短くなってしまいます。

CBDをすでにご紹介したような方法で適切に保存することができれば、目安として少なくとも1年は品質を保てると覚えておきましょう。

ちなみにCBDの賞味期限が切れると、成分であるCBDが分解・劣化するため、健康上に問題が出てしまうのではないかと不安視する人も多いですが、CBD自体は分解されても体には無害ですので安心してください。

CBDオイルが劣化しているかどうかを見分ける方法

劣化したCBDが体に害を及ぼさないものだとしても、誰でも効果を示さないCBDを摂取することはできるだけ避けたいものです。

賞味期限に注意してCBDを摂取することももちろん重要ですが、CBDが実際に劣化しているかどうかを摂取前に見分ける方法があります。

まずはCBDの香りと味をチェックしてみましょう。劣化しかけのCBDは香りや味が微妙に変化します。いつもと違う香りや味を感じたらCBDの賞味期限が近づいているかもしれません。

また、賞味期限が近いことを視覚的に確認する方法もあります。劣化しているCBDオイルは濁りや曇りのようなものが見えることが多いです。

ただし、CBDオイルの容器は色の濃い遮光ボトルに入っていることが多いため、オイルの濁りを確認しづらいこともあります。

透明なスポイトがついている場合には、スポイトの中のオイルの状態を目視してみると濁りに気付くことができるかもしれません。

賞味期限がそろそろ近づいていると思ったら、臭覚、味覚、視覚でCBDオイルが劣化しているかどうか確認してみてください。

CBDやCBDオイルは冷凍してもよい?

CBDやCBDオイルが冷凍することによって長く保たれるという人もいれば、冷凍しないほうが良いという人もいて、CBDの冷凍保存においては賛否両論あります。

ここで、CBDを冷凍することにより長く保存できると仮定して考えてみましょう。注目してほしいポイントは、冷凍されたCBDを摂取するときには必ず解凍することが必要だという点です。

いくら長期に保存できるとは言え、CBDを毎日摂取することを考えると、逐一冷凍庫から出して解凍する作業を毎日続けるのはとても実用的とは言えません。

CBDやCBDオイルは冷凍保存しなくても、適切な環境で保存すれば少なくとも一年は品質を保つことができます。使用期間が一年あるということは、ほとんどの人がCBDが劣化する前に購入したCBDを使い切ってしまうほど期間が長いということです。

たとえ長期にわたってCBDの品質を保つことができたとしても、実用性のないCBDの冷凍保存は基本的には避けて、通常の状態で冷暗所に保存することをおすすめします。

CBDやCBDオイル製品を選ぶ際に気をつけることは?

CBDやCBDオイル製品を選ぶ際には、できるだけ長持ちをさせることを考えてパッケージや容器などを確認することが大切です。

まず、パッケージに書かれている保存方法や賞味期限をしっかり読んで、保存法がきちんと書かれているかや賞味期限が近づいていないかをチェックしましょう。

また、直射日光を防げるように遮光容器に入っているかや、空気に触れるのを防ぐためにしっかり密閉される容器に入っているかどうかをチェックすることも重要です。

色の薄い容器や透明の容器に入っていたり、ふたがしっかりと閉まらないような容器に入ってしまっている場合は、いくら適切な環境の保管場所を選んでも品質が長持ちしない可能性が高いです。

関連文献

CBDオイルの保存方法や賞味期限に関して皆様から頂いた質問

CBDオイルの適切な保存方法が知りたいです(30代男性)

CBDの性質として、光や熱、空気などにさらされると分解が加速する性質があります。CBD製品を直射日光・熱・空気から遠ざけることでCBDの劣化を防ぐことができるため、そのような点に気をつけて保管することをおすすめします。

CBDオイルの保存場所はどこが良いですか?(30代女性)

CBDオイルを保存するのに最適な場所は、湿度と温度が低く、暗くて密閉されているところです。家の中では冷蔵庫の中がおすすめです。冷蔵庫で保存する際の注意点を本記事でご紹介していますのでご覧ください。

CBDオイルの色や味が変化した気がします。保存方法がいけないのでしょうか?(20代男性)

その可能性はあります。CBDオイルには1年から2年の賞味期限はありますが、保存状態によって変動すると言われています。CBDには光・熱・空気などにさらされると分解が加速する特徴があるため、今後は冷蔵庫などの光・熱・空気にあまりさらされない場所で保管するのが良いでしょう。

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