CBDやCBDのオイルのおすすめOEMサービスの特徴や注意点は?

CBDやCBDのオイルのおすすめOEMサービスの特徴や注意点は?

CBDやCBDオイルの製造ができるOEMサービスが注目されています。本記事では、そもそもOEMとは何か、CBDのOEMサービスを利用するメリットやOEMの流れ、メーカーの選び方を解説します。また、おすすめメーカーも合わせてご紹介します。

CBDのOEMサービスとは?

OEM(Original Equioement Manufacturing)とは、日本語では「相手ブランド製造」と訳されており、企業が自社ブランド以外の製品の製造を請け負うサービスを指します。

例えば、設立したばかりの会社や、新規の分野の商品を展開したい会社が、自社から販売する新しい製品を作りたいと考えているとします。しかし、製品が出来上がるまでには多くの工程が必要になります。

商品企画、原料の調達ルートの確保、自社工場の建設、技術開発、製造、包装、品質管理、在庫管理、市場調査などの全てを行うことは非常に時間もコストもかかります。

そこで、商品を販売したい会社は、すでに原料の確保や工場設備、製品化のマニュアルなどが整っている製造メーカーに希望する製品の製造を依頼します。

製造メーカーは他社から依頼された製品の原料の調達から製品化、パッケージングまでを請け負います。

依頼主(販売企業)は企画や販売に専念することができ、製造メーカーにとっては既存の技術で自社製品だけでなく他社製品も作ることで利益が増え、生産量が多くなると技術向上に繋がるためさらに生産力が高くなることが期待できます。

このように、OEMサービスは委託者と受託者の双方にとってメリットがあるビジネス形態です。

近年世界中で市場が破竹の勢いで成長しているCBDビジネスにおいても、OEMサービスの利用は例外ではありません。

CBD製品の販売企業はOEMサービスを利用することで、製造メーカーが販売企業の代わりにCBDの原料の輸入や、工場での製品化、第三者機関による品質検査などを一任します。

日本でも海外でもここ数年間CBD市場は成長し続けており、今後も拡大することはまず間違いないとされるCBD事業に参入したい、これから起業してみたいなどと考える人は現段階でも少なくないでしょう。

後ほど詳しく解説しますが、CBDとは大麻から抽出される成分です。

日本には「大麻取締法」と「麻薬および向精神薬取締法」という大麻の取り扱いに関する2つの法律があり、CBDを扱う会社は法律違反とならないようにするために様々な手続きをしなければなりません。

そのため、CBD製品の開発から販売までのを全て行うとなると、他の製品の販売に比べてさらにハードルが上がります。

CBDのOEMサービスのポイントは一般的なコストと時間の削減に加えて、CBDビジネスにおける一番の壁ともいえる法に触れるかもしれないリスクを避けることができるという点です。

次の項目ではCBDのOEMサービスのメリットについて詳しく解説します。

OEMサービスを利用してCBD製品を販売するメリットは?

CBD製品の種類
すでにOEMサービスについて簡単に解説しましたが、CBD製品を販売する際に委託者は具体的にどのようなメリットを享受することができるのでしょうか。

委託者はCBDの原料の輸入手続きをしなくても良い

大麻は日本国内でも伝統工芸品や衣類などの製造のために栽培されていますが、免許制で厳しく規制されています。

現段階では、日本で栽培された大麻からのCBDの抽出は行われていません。そのため、日本国内に流通しているCBDは全てアメリカやカナダなどの大麻を多く栽培している国から輸入されたものになります。

海外と日本ではCBDの扱いに認識の違いがあります。海外では大麻を禁止している地域でも、0.3%以下のTHC(テトラヒドロカンナビノール)であればCBDに含有されていても合法である場合があります。

一方の日本では、向精神作用のあるTHCはごく微量であっても所持が規制されています。

また、海外では大麻草全体から抽出したCBDを使用できますが、日本で使用できるCBDは大麻の「茎」と「種子」のみから抽出されたものに限られています。

例えCBDに規制物質であるTHCが含まれていなくても、大麻の花穂や葉、枝、根から抽出されたCBDは大麻取締法の下で「大麻」に該当し、処罰対象となる可能性があります。

CBDの原料を含むCBD製品を輸入する際には、厚生労働省に対して以下のような書類を提出する必要があります。(厚生労働省ホームページより抜粋)

  • 証明証:「大麻草の種子および茎から抽出・製造された成分であること」を証明する内容の文書
  • 成分分析書:輸入しようとするCBD製品の検査結果が記載された分析書
  • 写真:CBDの原材料および製造工程の写真

これらの書類をCBDの製造元に準備してもらい、それを厚生労働省が確認した上で「大麻に該当しない」と判断された場合にのみ輸入が許可されます。

しかし、実際にこの許可を経て輸入されたCBDでも、税関や厚生労働省、国内の検査機関などでの検査でTHCの混入が発覚した場合には大麻取締法違反となってしまいます。

また、「大麻に該当する製品」は全世界で輸出入ができないため、輸入した原料を送り返して別のTHCフリーの原料と交換をしたくても、製造元に送り返すこともできないというリスクもあります。

このように、CBDの輸入は様々な手続きを踏んでもなおリスクがあります。

海外の麻農場や加工工場などとのコネクションがなければ、一からCBDビジネスを始めるには非常に時間がかかるでしょう。

その点で、CBDのOEMサービスを利用すると、日本の法律に則って大麻の茎と種子のみから抽出されたCBDを輸入するためのルートがすでに完成しています。

現地麻農家や工場とのやり取りや複雑な書類手続きをする必要がありません。

委託者は様々なコストを削減できる

市場導入期(ビジネスを始める時期)には設備の導入や技術開発などに多くの費用がかかります。

CBD製品を作る過程では、海外や日本国内に自社工場を建設したり、CBDを抽出・加工するための機械を設置したりと多くの設備投資が必要です。

OEMサービスでは、すでにある工場や機械、完成された技術を利用することができるため、市場導入期に投資する様々なコストを大幅に削減できます。

委託者が生産量を調節できる

OEMサービスでは、市場規模に合わせて柔軟に生産量を調節することができます。そのため、在庫を多く抱えている場合は生産量を減少させたり、在庫不足になりそうな場合は生産量を増加させたりすることができます。

受託者に品質管理を任せられる

CBD製品の販売において最も危惧すべき問題はTHCの混入です。

過去には自社工場を持つ大手のCBD製品販売会社が、流通しているCBD製品に微量のTHCが検出されたことで製品が回収となった事例があります。

OEMサービスでは第三者機関による検査も含まれています。そのため、納品時には安全なCBD製品であることを確認することができます。

委託者は新商品の企画に専念できる

すでに軌道に乗った製品の製造や品質管理などは製造メーカーに任せることができるため、販売会社では既存の製品の生産量を維持しながら新たな製品の企画に取り組むことができます。

そもそもCBD製品の製造プロセスとは?

日本に輸入されるCBDは、収穫された大麻の茎および種子のみから抽出されます。

CBDの抽出方法は複数ありますが、安全性が高く効率的にCBDを抽出できる方法として現在最も推奨されているのは超臨界二酸化炭素抽出法です。

超臨界二酸化炭素抽出法では、超低温に保ち液体化させた二酸化炭素の中で大麻を溶解することで、植物の繊維は破壊せずに大麻から様々な成分のみを抽出することができます。

その後、抽出された成分の蒸留と生成を繰り返しながら純度の高いCBDのみを結晶化させます。このCBDの結晶(CBDアイソレート)がCBDの原料となります。

CBDの原料生成までは全て海外の工場で行われ、上述の手続きを経て日本に輸入された後に日本の工場で様々な製品に加工されるか、もしくは現地の工場で製品化されたものが輸入されます。

元々CBDは脂溶性で、油分に溶かした製品であるCBDオイルやCBDカプセル、CBDバームなどが一般的でした。しかし、近年では研究が進んで水に溶けやすいCBDも開発されたことで、CBD製品の種類の幅は大きく広がっています。

OEMサービスの一連の流れは?一般例を用いて解説!

CBDやCBDオイル
OEMサービスを利用する際にどのようなことをしていくのかを詳しく解説します。

1.ヒアリング・打ち合わせ

まずは会社のホームページにあるヒアリングフォームからOEMサービスに申し込みます。その後、販売会社(委託者)と製造メーカー(受託者)で具体的な打ち合わせをします。

どのような製品をどのようなコンセプトで販売したいと考えているか、どれくらいの市場規模を想定しているのか、販売チャネルは何か、といった内容を確認していきます。

そして、受託者からも提案を出すなどしておおよその見積もりを出します。

2.サンプリング

委託者が見積もりの金額を承諾すると、受託者はサンプルを作成します。委託者は納得するまで複数のサンプルを試すことができます。CBDの原価が高額であることから、サンプル品は有料であることもあります。

3.容器・パッケージ作成

ラベルは委託者が準備をするのか、パッケージのデザインはどちらがするか、両者が打ち合わせをした上で受託者に一任するかなどを決めます。ここでもパッケージや容器の予算の相談をします。

4.製造・納品

委託者がサンプリングに同意しパッケージデザインを決めると、受託者は製品の製造を行います。そして、出来上がった製品の品質テストは受託者が行い、必要に応じて第三者による検査が行われます。

納品までにかかる期間は平均3〜5ヶ月とされていますが、場合によっては早まったり半年以上かかることもあります。

おすすめなCBDのOEMサービスの特徴は?選ぶ際の注意点も解説

日本国内にはCBDのOEMサービスが非常に数多くあります。どのような会社を選ぶのが良いのでしょうか。

CBDの原料は海外から輸入することになるため、まずはその会社が取り扱っているCBDが日本の法律に則っているかが最重要となります。

厚生労働省の認可を受けて輸入しているCBDであるか、産地や大麻の使用部位などに不透明性はないか、THCの混入がないことが第三者機関によって検査されているかなどを正式な文書で確認しましょう。

そして、製造メーカーでは取り扱っている製品のラインナップにも注目しましょう。現在では以下のような非常に幅広い形態の製品をOEMサービスを通じて製造することができます。

  • CBDオイル
  • CBDリキッド
  • CBDカプセル
  • CBDキャンディ
  • CBDグミ
  • CBDクッキー
  • CBDゼリー
  • CBDドリンク
  • CBDティーパック
  • CBDクリーム
  • CBDバーム
  • CBD美容液
  • CBDワックス
  • CBDシャンプー
  • CBDコンディショナー
  • CBD化粧品
  • CBDフェイスパック
  • CBDバスボムなど

必ずしも製造可能製品のラインナップの多いOEMサービスを選択する方が良いというわけではありません。

販売したい製品のコンセプトは何か、ターゲットは誰か、どのような製品が使いやすいのか、予算、その製品を製造する場合の最小ロット数などを熟考した上で条件に合うOMEサービスを選ぶと良いでしょう。

また、CBDは含有される成分によって「CBDアイソレート」か「CBDブロードスペクトラム」に分けられ、製品化の際にはどちらを使用するのかも選ぶ必要があるかもしれません。

CBDアイソレートはCBDの純度が99%以上の製品で、もたらされる効果・効能はCBDによる作用のみになります。

CBDブロードスペクトラムは、CBD以外にもCBGやCBNなどのカンナビノイド類、テルペノイド、フラボノイド、ビタミンといった大麻から抽出される栄養素を多く含んでいます。

ただし、THCは含まれていません。

CBDブロードスペクトラムは、複数の成分を同時に摂取することでそれぞれの成分がもたらす作用が増強される「アントラージュ効果」が期待でき、より強い効果を求める方に人気があります。

注意
前述の通り麻にはTHCも存在しており、海外では微量のTHCであれば含まれていても違法にはならない地域もあります。そのため、麻の成分を一度全て抽出したのちにTHCを除去するブロードスペクトラムに関しては、THCを完全に取り除けているという保証はありません。

CBDアイソレートかCBDブロードスペクトラムのどちらを選択するかは、製品コンセプトやターゲットによって変わるでしょう。

CBDブロードスペクトラムであればCBD以外の含有される成分が増えるため、微量のTHCが混入する可能性もCBDアイソレートよりは高くなります。

また、プロスポーツ選手は世界アンチドーピング協会の規定によりCBD以外のカンナビノイドの摂取が禁止されているため、CBDブロードスペクトラムを摂取することができず、ターゲットから外れることになります。

CBDビジネスを始めるにあたって、より安全性を重視したり、顧客層を制限したくない場合はCBDアイソレートを選択することをおすすめします。

OEMができるメーカーをご紹介!

CBDの株式会社麻田製薬

CBDの原料輸入・製品製造には様々なステークホルダーが密接に関わり合い、時間や手間がかかってしまいます。

そのため、CBD製品の販売以外は委託したいと考えている人もいるのではないでしょうか?

月間数万人以上が訪れているこのCBD情報サイトを公開している麻田製薬でもOEMサービスを実施しています。

麻田製薬は、自社CBDブランドの「THE CBD」を持ち様々なCBD製品を販売していますので、CBDに関する知見も豊富です。

麻田製薬のOEMの魅力
  1. アメリカのカリフォルニア州の法人と直接契約を結び安全に輸入しています
  2. CBD領域に造詣が深い国際弁護士と契約しています
  3. CBDの本場アメリカで発売されているCBD製品は全て対応可能です
  4. 世界で販売されていないCBD製品の商品開発を行うことも可能です

CBDアイソレート原料の卸売販売も行っています。

今後CBDビジネスを始めたい方や、OEMを利用したいと考えている方は一度下記ページからご相談ください。