うつ病や不安障害とは?それぞれの違う点は?
うつ病と不安障害はメンタルに関する病気ということから混同してしまいがちですが、似て非なるものです。
うつ病は、強く落ち込んだ状態や物事に関するやる気や関心がなくなった状態が一時的ではなく、毎日のように続いて日常生活に支障をきたしてしまう病気です。
自分の気持ちのコントロールができなくなることが原因で、不眠になったり拒食になったりすることもあります。
それに対して不安障害は、毎日過剰な不安を抱いてしまう病気です。
人間誰しも不安を感じたり心配したりすることはありますが、不安障害を持つ人の不安や心配は一般的な人が感じるものに比べて非常に大きいという特徴があります。
その結果、過剰の不安を感じると汗が止まらなくなる、ふるえの症状がでる、顔が赤くなるなどの目に見える症状が出たり、一日中不安なことについてしか考えられなくなり不安が一層強くなったりします。
うつ病と不安障害の治療薬と副作用
うつ病の治療も不安障害の治療も主に向精神薬による薬物治療が行われます。
中には心理的な治療である認知行動療法を使って治療する医師もいますが、認知行動療法については否定的な意見もあり、すべての医療機関が行っているわけではありません。
一般的に、うつ病に使われる向精神薬は抗うつ薬、不安障害に使われる向精神薬は抗不安薬が用いられますが、うつ病に抗不安薬が投与されることもあれば、不安障害に抗うつ薬が投与されることもあります。
抗うつ薬の特徴と副作用
抗うつ薬には様々な種類がありますが、抗うつ薬の基本的な作用は、うつ病になり不足してしまった脳内の神経伝達物質の働きを正常に戻すことを目的としています。
抗うつ薬の特徴は、効き目が現れるのに時間がかかるという点です。中には効果を実感するまでに2週間から1か月かかるものもあります。
また、よく知られている副作用として挙げられるのは、悪心・嘔吐、食欲低下、眠気、口渇、錯乱、不安などです。
悪心・嘔吐や食欲低下、眠気などは抗うつ薬を服用していくうちに症状が治まる場合も多いですが、これらの症状は生活に支障をきたす可能性が高いため、治まらない場合には別の種類の抗うつ薬に変更することもあります。
さらに、長期で抗うつ薬を投与した後に薬の服用を急に止めると薬の離脱症状が出ることも注意しなければならないことの一つです。
離脱症状とは、身体が薬に依存して薬がない状態に適応することができなくなった結果、治療していた症状が以前よりも重くなって現れてしまうことを言います。
この離脱症状が出ないようにするため、うつ症状が治まったからと言って急に薬を止めるのではなく徐々に投与量を減らしていくなどの工夫が必要です。
抗不安薬の特徴と副作用
抗不安薬としてよく用いられている薬は、ベンゾジアゼピン系と呼ばれている薬です。ベンゾジアゼピン系の薬の特徴は、効果が出るのに時間がかかる抗うつ薬とは違い、不安や緊張を短時間で軽減できることが挙げられます。
そのため、不安を感じた時にだけ服用するなどの頓服薬として処方されることも多いです。
抗不安薬の副作用は、眠気や健忘、ふらつき、錯乱などが挙げられます。しかし、それだけではなく抗不安薬にも依存性や離脱症状があるので、副作用以外にも注意が必要です。
抗不安薬の依存性は、抗うつ薬の依存性よりも現れやすいと言われていて、抗不安薬に依存した後に急に薬を止めることで起こる離脱症状に苦しんでいる人も実際にいます。
抗不安薬は、依存症を防ぐため基本的に短期間か頓服でしか処方されませんが、病院に持続的に通うことによって結果的に長期にわたって抗不安薬を服用している人が多いのも実際のところです。
また、抗不安薬には耐性という問題もあります。
耐性とは、長期で抗不安薬を服用していると徐々に抗不安効果が現れなくなることを言いますが、抗不安薬が効かなくなったということで、用量がどんどん増えてしまっている患者も中にはいます。
CBDはうつ病や不安障害に効果がある?
CBDがうつ病や不安障害に効果がある可能性があります。
抗うつ薬の多くは、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの作用を回復させる作用がありますが、CBDにも同じような効果があるのではないかと考えられています。
2014年の動物の研究では、CBDが脳内のセロトニン受容体に作用し、抗うつ・抗不安作用を示すことが証明されています。
また、2018年の動物での研究では、CBDには抗ストレス作用があり、ストレスが引き起こすうつ症状を軽減させる可能性があるということが分かりました。

さらに、2019年の動物の研究ではCBDが持続的な抗うつ効果を示すことや、その効果に即効性があることが結論付けられています。
残念ながらこれらは動物の実験での結果なので、人間に対してCBDが抗うつ・抗不安作用を示すことについてはまだ推測の域を出ていません。
しかし、動物の脳内でのCBDのメカニズムが証明されていることを考えると、今後CBDの研究が進んで行けば人間に対してのCBDの抗うつ・抗不安効果が証明される可能性は十分にあると言えるでしょう。

CBDが人間に対して抗うつ・抗不安作用を示すと仮定した場合の利点
CBDが人間に対しても抗うつ・抗不安作用がある場合、処方薬である抗うつ薬・抗不安薬と比べてどのような利点があるのかを考えてみましょう。
CBDの方が効き目が速い
抗うつ薬は効果が現れるまでに2週間から1か月かかるものも少なくありません。中には1週間程度で効果を現すものもありますが、基本的に即効性がないのが抗うつ薬の特徴です。
それに対してCBDは、2019年の動物の研究から即効性かつ持続性の抗うつ作用があることが示唆されています。
精神的な疾患は人に耐えがたい苦痛を与えることも多いため、できれば治療薬には即効性を求めたいところです。
CBDに抗うつ・抗不安作用があれば、薬の効果が現れるまで長期間待つことなく、抑うつ気分や過剰な不安を効果的に軽減できることが期待できます。
CBDの方が副作用が少ない
CBDの副作用に関してはこの後の項目で詳しく取り上げていきますが、CBDは抗うつ薬や抗不安薬のように深刻な副作用が出る可能性が少ないと言えます。
そして特に注目してほしい点は、CBDに依存性や耐性がないということです。
薬の依存性や耐性は患者にとって大きな問題になりやすく、うつ病や不安障害の治療を進めていく上でも治療を終了する上でも深刻な障害になることが少なくありません。
その点、CBDには抗うつ薬や抗不安薬のような依存性も耐性もないことから、症状が良くなればCBDをすぐにやめることもできますし、長期にCBDを使用したからといって効果がなくなる心配もないです。
うつ病や不安障害の治療は一般的に長引く傾向があります。
長期に摂取しても問題ないCBDに抗うつ・抗不安作用があり、CBDを治療薬として利用できれば、抗うつ薬や抗不安薬を使うよりも患者の肉体的・精神的負担を大幅に軽減できるかもしれません。
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抗うつ薬や抗不安薬をCBDに代えたいときに注意すべきこと
CBDに抗うつ・抗不安効果が期待できることやCBDが抗うつ薬や抗不安薬に比べて身体への負担が少ないことなどは分かりました。
しかし、抗うつ薬や抗不安薬をすでに服用していて、CBDに代えたい場合は気をつけなければいけないことがあります。
CBDには抗うつ・抗不安効果があるかもしれませんが、その効果の大きさや効き方は、抗うつ薬や抗不安薬と全く同じではないため、CBDは抗うつ薬や抗不安薬の代替にはならないということは絶対に覚えておきましょう。
服用している抗うつ薬や抗不安薬の副作用が怖いからと言って、服用を勝手に止めてCBDに代えてしまうと今までコントロールできていた症状が深刻になって現れる恐れがあります。
また、抗うつ薬や抗不安薬の服用を急に止めることで不眠、抑うつ、動悸、振戦などの離脱症状が現れて苦しむことにもなりかねません。
もし、抗うつ薬や抗不安薬をCBDに代えていきたい場合は、かかりつけの医師に相談をし治療に支障がないかどうかについてまず意見を聞きましょう。
その上で抗うつ薬や抗不安薬を止めるときは、用量を徐々に減らしていくなど医師と一緒に計画を立てながら服用薬の中止を行ってください。
CBDやCBDオイルの摂取量や時間帯は?
CBDの効果の現れ方は人によって違います。
抗うつ作用や抗不安作用を期待してCBDを摂取する場合も決まった摂取量があるわけではありませんので、まずはCBDやCBDオイルを少量から始めて徐々に増やして様子を見るようにしてください。
期待する効果が現れた時のCBDの用量がその人に対しての適量ということになります。
最初にCBDオイルを試すときには一日10~15mg程度から始めるのがおすすめです。CBD製品の濃度によって違いますが、たとえばCBDの濃度が6.6%、10mlのCBDオイルなら一日3、4滴から始めて効果が現れなければ1滴ずつ増やしてみましょう。

また、摂取する時間帯についてですが、CBDの抗うつ・抗不安作用を期待する場合、とくに摂取すべき時間の指定はありませんので、摂取しやすい時間帯を自分で決めることができます。
ただし、CBDには強い眠気を起こす作用がありますので、運転する前や危険を伴う機械作業の前の摂取は控えてください。
CBDには副作用がない?
さきほどお伝えしたように、CBDには抗うつ薬や抗不安薬のような深刻な副作用は報告されていません。
どんなに安全な薬でも必ず副作用があるのと同じようにCBDにも副作用がありますが、報告されているCBDの副作用は、強い眠気や口渇、下痢や食欲・体重の変化、倦怠感など軽度な副作用が主です。
また、これらの副作用はCBDを摂取した後に必ず起こるものということではありません。
万が一起こってしまった場合でもCBDの摂取量を減らしたり、CBDを一旦中止したり、不快な症状が出てしまったときは医師に相談したりすれば対処できるものがほとんどです。
このようにCBDの安全性はとても高いので、CBDの抗うつ・抗不安作用が現れるかどうかとりあえず試すということも気軽にできるでしょう。
CBDを摂取する際の注意点は?
CBDは、医薬品と一緒に摂取すると相互作用を起こす可能性があるので注意が必要です。
CBDが服用している医薬品の効果を過剰に長引かせたり、医薬品の副作用を強めたりすることが報告されています。
すでに服用している薬がある場合には必ず医師に相談してからCBDを摂取するようにしてください。
また、うつ病や不安障害ですでに精神科や心療内科を受診している場合は、主治医にCBDを摂取したい旨を伝え、医師の意見を聞いてから購入するようにしましょう。
関連文献
- Antidepressant-Like and Anxiolytic-Like Effects of Cannabidiol: A Chemical Compound of Cannabis sativa
- Translational Investigation of the Therapeutic Potential of Cannabidiol (CBD): Toward a New Age
- Cannabidiol Induces Rapid and Sustained Antidepressant-Like Effects Through Increased BDNF Signaling and Synaptogenesis in the Prefrontal Cortex
- Cannabidiol Induces Rapid and Sustained Antidepressant-Like Effects Through Increased BDNF Signaling and Synaptogenesis in the Prefrontal Cortex
- An Update on Safety and Side Effects of Cannabidiol: A Review of Clinical Data and Relevant Animal Studies
CBDのうつや不安症状への作用に関して皆様から頂いた質問
CBDによって不安を和らげることができるのでしょうか?(30代女性)
2011年の研究では、不安障害の一種である社会不安障害を抱える患者に対しCBDを経口投与したところ、不安レベルが有意に減少したという結果があります。まだまだ研究段階ですので、今後の研究に期待しましょう。
うつ病と診断されました。CBDはうつに作用するのでしょうか?(40代女性)
実際に使用されている抗うつ薬の多くは、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの作用を回復させる作用があります。CBDにもそのような作用があるのではないかということで海外で現在様々な研究が行われています。ただし、他の薬を既に服用されている場合は注意が必要です。CBDと他の薬剤とが相互作用を起こしてしまう危険性があるため、CBDの摂取を検討している方は、事前に医師に相談するようにしてください。
現在、抗うつ薬を服用していますが副作用に苦しんでいます。CBDで代替することは可能ですか?(30代男性)
確かに、CBDは抗うつ薬に比べて副作用などの観点から身体への負担を軽減することはできます。しかし、作用などの観点においては抗うつ薬とCBDは全く違うため、現在CBDは、抗うつ薬の代替になりえていません。もし、抗うつ薬をCBDに代えたい場合は、かかりつけの医師に相談をし治療に支障がないかどうかについてまず意見を聞きましょう。